10周年のSPコンテンツ!

第20回いわきサイエンスカフェに行ってきた(随時更新)

7月23日にいわき市総合福祉センターで開催された、第20回いわきサイエンスカフェのレポートです。プログラムの詳細などは下記リンクをご覧ください。http://www.city.iwaki.fukushima.jp/bukyoku/noseisuisanbu/suisanshinko/016452.html (8/28追記)8月19日付けで当日の発表資料が市のウェブサイトにアップされていました。 http://www.city.iwaki.fukushima.jp/bukyoku/noseisuisanbu/suisanshinko/016576.html
科学 放射性物質 セシウム サイエンスカフェ
13
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
まず、参加者ですが、目立ったのは平日の午後にも関わらずいわゆる中高年の男性が多かった様に思います。その他には若干の母親世代?とおぼしき参加者が。普段より広めの会場にも関わらず、席はある程度埋まってました(おそらく、7~80人以上)。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
もっとも、夏休み期間中でもあるので、例えば地元の中高生、あるいは大学生等の若手の参加者も期待しましたが、気付いた範囲では居なかった様に思います。
講演その1「高濃度汚染されたアイナメの汚染源等について」
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
まずは、途中から聴いた「高濃度汚染されたアイナメの汚染源等について」。昨年8月に太田川河口域で採取された25800 Bq/kgのアイナメの汚染原因に関する研究・調査について、中央水産研究所の渡邊朝生氏より。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
まずは、原発事故前のアイナメの放射性セシウムの濃度変化は? 福島沖の海水中の放射性セシウム濃度がチェルノブイリの事故の頃から0.004~0.001 Bq/kgまで推移する間、アイナメは0.05~0.2 Bq/kgと、おおむね50から100倍程度の濃縮で特に濃縮し易いのではないと。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
事故後、放射性セシウム濃度は1000~10000倍に上昇するも、おおむね300日の半減期で低下傾向を示すが、「例外的に」原発20 km圏内の太田川河口沖で件の25800 Bq/kgのサンプルが。その後原発港湾内で高濃度アイナメが相次ぐも、港湾外の20km圏内はこの一例のみ、と。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
これらから、太田川河口沖のサンプルは特異的事例で、原発港湾付近の初期高濃度汚染水の影響を受けたと仮定し、検証を行った、と。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
そのためには、 ○いつ汚染されたか?⇒耳石の分析 ○どこから来たか?⇒標識放流 ○原発近傍の海底環境の汚染は?⇒海底土調査 等などが必要であろう、と。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
特に今回は、耳石を利用し魚体の成長過程で取り込まれ、耳石に蓄積した放射性セシウムの空間分布を見ることで、「いつ汚染されたか」が分かるのではないか?との検証実験。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
そこで用いられたのが、富士フィルムによって開発され、いまでは一般的なX線検査にも普及しているイメージングプレートで、これに耳石に取り込まれた放射性セシウムからの放射線を暴露する事で、IPの空間分解能0.1 × 0.1mmの程度で汚染が分かるであろう、と。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
このIPの空間分解能0.1 mm × 0.1 mmと言うのは、イメージングプレートの(基本的な読み取りの)画素サイズがそうなのでと言う私の解釈に基づいたものですが、例えばそのサイズの線源を置いた場合、周囲の画素への「滲み出し」はどうなのか?が、データ解釈に対する疑問、でも。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
そこで得られたのが、次のデータで、左は256階調で示した個々のピクセル値、右の増減が大きいのが経年的に生じる耳石の濃淡で、緩やかに変化しているプロットがIPに暴露された(と思われる)耳石中の放射性セシウム濃度(に対応するであろう)と。 http://t.co/pkbwWZhz6z
拡大
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
このデータの解釈に関しては、いささか疑問も無いではないですが、暴露量のもっとも高いのが耳石の経年変化と合わせて2011年の春から夏にかけた時期と一致すると結論付けられた、と。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
加えて、アイナメの汚染モデルを、「海水からの取込」+「餌からの取込」-「生理的な排出」-「物理的壊変」=濃度変化 とする微分方程式をたて、考察した、と。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
その結果、原発港湾内で採取されたケースと比較し、この太田川河口の高濃度アイナメは2011年8月以降港湾外に移動したと仮定しない限り、シミュレーションは一致しなかった、と。 http://t.co/QJA2Sr2vVL
拡大
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
これは原発港湾内から太田川河口までおよそ20 kmであり、事故以前に報告されている移動生態の最大27 km、多くは0~15 km(平均8 km程度)移動する、とも矛盾しない、と。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
結論として、事故直後に(およそ40万 Bq/kg?)と高濃度に汚染された個体が太田川河口までいずれかの時期に移動した結果、生じたものと思われる、と。
講演その2「いわき沖の海底土の放射性セシウムについて」
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
まず、①沿岸域周辺の底魚類中心に比較的高い放射性セシウムが検出されている。②海水中は事故前に近いレベルまで低下しつつある。③海底土中の放射性セシウムがの低下速度は緩やかである、といった背景があり調査が行われた。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
採取にはこの様なG.S.型表層採泥器が用いられ、柱状の採泥により鉛直分布も得た、と。 http://t.co/bozPxmyq6v
拡大
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
昨年、2012年2月と7月の海底土表層(0~1cm)の放射性セシウム(Cs-137)の空間分布(色分けは対数表記)。第一原発より北の相馬沖では低いのに対し、南の方はいわき市沖から茨城県北中部まで高いと分かる。 http://t.co/GacuJ4oQ0O
拡大
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
続いて右から2012年2月、同7月、その差分(同じく色分けは対数)。変化はまだらであるが、全体的な平均値は微減、と。 http://t.co/CkMLaee31E
拡大
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
【いわきサイエンスカフェ:いわき沖の海底土の放射性セシウムについて】海底土中のCs-137濃度の鉛直分布は、2012年2月も7月も深くなるほど濃度は低く(見たところ指数関数的な減衰)、10 cm以深の層ではほとんどの点で事故の影響見られぬものの、7月やや下層でも。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
@Slight_Bright この事からも、原発事故由来の放射性物質(と言うか放射性セシウム)が徐々に下層へ(概ね2~6cm)影響しつつある、と。これは、泥の撹拌がある程度寄与しているのではないか?と。
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright
@Slight_Bright なぜ、このような濃度分布になったのか? 「海底土」を詳しくみると。。。 泥や砂、礫などいろいろな底質があり、 これらの混合物である以上、粒径や有機物の量、無機物の量等を指標とすべきで、同時にこれらは時と場所により構成要素も異なる、と。
残りを読む(8)

コメント

K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright 2013年8月8日
まとめを更新しました。二つ目の講演「いわき沖の海底土の放射性セシウムについて」を追加
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright 2013年8月8日
まとめを更新しました。IPのデータ解釈について追加
K.M@物理帝国原理主義 @Slight_Bright 2013年8月28日
まとめを更新しました。公開された資料のページをリンクしました。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする