首塚大明神

心霊スポット案内・其の二 京都編
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みささぎ八雲 @yakumo_0

其の二 『首塚大明神』 京都の老ノ坂にある、神社です。 神社と言っても、祀られているのは酒呑童子と呼ばれた鬼の首でございます。

2013-07-27 04:15:27
みささぎ八雲 @yakumo_0

平安の頃。 京の都で姫君が次々にかどわかされるという事件が起こりました。 時の帝、一条天皇は安部晴明に占わせて大江山に棲む酒呑童子の仕業であると確信し、源頼光と、渡辺綱を筆頭とする頼光四天王の5人を鬼の討伐に向かわせました。 2人とも妖怪退治で有名な方ですね。

2013-07-27 04:15:38
みささぎ八雲 @yakumo_0

酒呑童子は、かどわかした姫君を側仕えにしたり気の向くまま斬り殺して血肉を啜ったりと悪行三昧。 討伐に赴いた5人は、酒呑童子を油断させるために鬼たちと同じように人の血肉を口にしたそうです。

2013-07-27 04:15:56
みささぎ八雲 @yakumo_0

その後、神より授かったという神便鬼毒酒という毒酒を酒呑童子に飲ませ、体が動かなくなったところを首を刎ねて成敗しました。 刎ねられた首が頼光の兜に食らいついたという逸話もありますね。

2013-07-27 04:16:12
みささぎ八雲 @yakumo_0

頼光たちは討ち取った首を都へ持ち帰ろうとしますが、老ノ坂にて地蔵尊に「不浄なものを都に持ち込むな」と忠告を受けます。 その途端、鬼の首はずっしりと重くなり、動かす事が出来なくなってしまいました。 仕方なく一同は、その地に首を埋葬したそうです。

2013-07-27 04:16:46
みささぎ八雲 @yakumo_0

その首を埋葬した場所、というのが首塚大明神になります。 酒呑童子は死の際に悔い改め、首塚大明神は首から上の病気平癒にご利益があると言われているのですが、何せ首塚です。 名前が怖いです。

2013-07-27 04:17:06
みささぎ八雲 @yakumo_0

入り口の鳥居を潜ると、「何なの、この急な小山は! 」という感じで足場が悪かったです。 ちなみに、「鳥居を潜ると呪われて死ぬ」とか。 「鳥居を潜ったら入り口の手水で手を洗わないと呪われる」とか。 色々言われているんですが、私は2回行って2回とも手は洗ってません。

2013-07-27 04:17:31
みささぎ八雲 @yakumo_0

何故なら、手水が汚かったから……。 手水とか名ばかりの、石をくりぬいた小さい水溜でした。 鳥居は入り口と社の前の2箇所にあったんですが、多分潜ると駄目なのは社前の方でしょうかね。 この鳥居は石を投げて上に乗ると良い事があるとかないとかで、沢山小石が乗ってて夜に見ると不気味です。

2013-07-27 04:17:42
みささぎ八雲 @yakumo_0

社の裏手には、酒呑童子の首が埋まっているという盛り土が柵で囲われています。 盛り土の真ん中には石が積んであって、木が一本だけ伸びています。 これはあれか? 結界か? という構図で、かなり雰囲気があります。

2013-07-27 04:18:41