《働く人を守る=働く権利を守る ために》

自己ツイートをまとめました。 個別の労働組合の評価は、各自で行ってください。 個別の組織をdisる意図はありませんが、経営者の利益の為に、同じ組織の労働者に危害を加える労働組合は、プラス評価はできません。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

共産党の組織としての評価には、私は全く興味はない。興味があるのは、存在価値を失ってまでも、自己の組織と幹部と、企業とを守ろうとする日本の労働組合の評価だ。労働組合は、資本主義社会で企業の暴走を食い止め、労働者の生活を守る為の必要なツールだ。が、その意義を守る組合は、少なすぎる。

2013-07-28 21:36:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

資本主義社会での労働組合の存在意義と価値は、本来「左翼」的なものではない。資産家や企業経営者の短期的利害とは対立することもあるが、長期的にその社会を維持し、次世代を育てるためには必要な仕組みだ。ところがこの国では、資産家や企業経営者の方針に反する行動は全部「左翼」扱いだ。

2013-07-28 21:38:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本社会は、戦後、資本主義と民主主義を両立させたものになったはずだった。しかし、資本主義の弊害を野放しにして、資産家や企業経営者の利益を優先させる、敗戦前の感覚を国民が改めなかった。戦後の米国でチャップリンを追放した「アカ狩り」同然の、「サヨク」レッテル貼りが、現在も有効だ。

2013-07-28 21:42:57
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

そもそも、日本社会は労働運動に対してはあまり寛大ではなかった近代の歴史を持つ。明治維新前後から資産家や企業経営者と結託してきたウラ社会の人間による、労働組合に対する違法すれすれ、または犯罪に該当する圧力をかけてきた。

2013-07-28 21:56:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

例えば、福島県のある私立学校の労働組合の役員は、組織的暴力団員に、拳銃で撃たれた。ここまでされたのを見て、労働組合運動から手を引いたり、組合の運動方針を変える人間が出るのは、やむを得ないだろう。

2013-07-28 22:01:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

さらに、労働組合に対する。労働者以外の視線も冷ややかなものだった。戦後の労働組合が行う正当なストライキに対する、冷たい外部の視線。今では、ストライキを打てる労働組合はごく一部になってしまった。法律で段取り規定がある正当な行動であるストライキができないのだ。

2013-07-28 22:09:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

法律で認められた正当な権利であるストライキ権を、国民の多くが認めない。当たり前だが、人権を認めない人間が多い社会では、労働権も認められない。かくして、法律で認められた活動ができない労働組合は、組織を守るために本来とは違う方向に力を入れることになる。

2013-07-28 22:11:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

日本の労働組合は、ロビー活動や組織内候補者による政治活動と、企業内部に対する支配権確立を目指すようになった。後者に関しては、本来は一線を画すべき企業経営者と手を携えてまで行うようになった。もちろん、経営者は、第2組合を作らせたり、組合幹部を抱きこんだりもしたわけだが。

2013-07-28 22:13:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

結果として。現在残っている「労働組合」を名乗る組織の中には、経営者以上に企業の業績を気にする組織が出てきたりする。国民や社会とつながることよりも、経営を重視する組織が出てきたりする。その結果、日本で現在跳梁跋扈するブラック企業が増加したわけだ。

2013-07-28 22:15:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

個人的には、ブラック企業が減少するためには、もう一度、ゼロからでも労働組合を立て直す必要があると考えている。その過程では、もう一度、高齢者まで含めて、基本権としての労働権を周知徹底する必要もあるだろう。

2013-07-28 22:17:49