ニコ生シノドス『ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方』への反応よりメタアナリシスについて

伊勢田先生の、メタアナリシスについてのコメントと Lancet の論文の解説を中心に。 Lancet の論文は2005年に出たもので、Skeptic's Wiki で紹介されています (日本で一般向けにこの論文を紹介したのはおそらくここが最初でしょう)。 http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A5%DB%A5%E1%A5%AA%A5%D1%A5%B7%A1%BC%A4%CB%C8%DD%C4%EA%C5%AA%A1%A6%B2%FB%B5%BF%C5%AA%A4%CA%CF%C0%CA%B8
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伊勢田哲治 @tiseda

ということで昨晩ツイッター上でわたしが書いたことはけっこういいかげんでした。なんか読み間違えてたらご指摘ください。

2010-09-27 17:57:57
Tatsu Hirukawa / 蛭川立 @ininsui

あ、そういう肯定的なメタ分析もあるんですね。 RT @tiseda: プラセボとホメオパシーを比較してきちんとダブルブラインドになっている治験が110件あった。その大半で、オッズ比は1以下となった、つまり効果がある、という結論が出ていた。

2010-09-27 18:00:52
伊勢田哲治 @tiseda

@ininsui 肯定的なメタ分析もある、というわけでなく、Lancetのメタ分析自体が二段構えになっていて、最低限のクオリティを満たしているものだけで見ると効果に肯定的、より厳しい基準をつけると否定的になる、という感じです。

2010-09-27 18:08:25
Tatsu Hirukawa / 蛭川立 @ininsui

良い実験に絞るほど効果が消えると先ほど菊地さんの講義で伺いましたがそういうことなんですねRT @tiseda: 肯定的なメタ分析もあるというわけでなくLancetのメタ分析自体が二段構え…最低限のクオリティを満たしているものだけで見ると…肯定的、より厳しい基準をつけると否定的…

2010-09-27 18:30:36
こなみひでお @konamih

@tiseda 「彼らが発見したようなバイアス」というのはどういうバイアスですか?

2010-09-27 18:14:09
伊勢田哲治 @tiseda

@konamih 彼らが発見したバイアスというのは"combination of methodological deficiencies and biased reporting" を指していると思われます。

2010-09-27 18:21:08
伊勢田哲治 @tiseda

@konamih 良質な大規模治験では効果が消滅する、ということからこれらのバイアスが介在しているらしいことをしめした、というのが彼らのロジックです。

2010-09-27 18:23:38