MatthewMSPさんの帝国衰亡史?
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アメリカの衰退と中国の勃興による日本の再軍備化は欧米の本では2000年代半ばから言われて来た避けられぬ道。政治家は10年先を見た再軍備シナリオを考える必要がある
2010-09-28 07:00:46帝国(アメリカ)の衰退は、その拡大によるコストを支えられなくなる経済的理由から起こる。ローマ然り、英国然り。その時、周辺部の前線(例えば、イラク)の後退が起こる。
2010-09-28 07:04:48衰退はゆっくりと進む。米国がGDPでイギリスを上回った後もパックスブリタニカは50年以上続いた。ローマは数百年かけて衰退した。
2010-09-28 07:07:52その場合も周辺からの帝国の後退が最も早く起こって行く。中国のような新しく勃興する国が周辺にある場合、そこに防波堤を築くか戦線を縮小するかは帝国の経済を中心とした事情による。
2010-09-28 07:12:42ソ連崩壊の様の大きな変化が起こるとき、帝国よりもそれに付随した周辺国がより早くより大きな変化を受ける。
2010-09-28 07:14:5516世紀に起こった東洋から西洋への覇権の移動が、ゆっくりと東洋に戻って来ている。日本は西洋の側にいたので衰退する西洋の周辺部となる。韓国東南アジア等は勃興する東洋の周辺部であるから、その繁栄の果実を受取る。国の規模が小さいのでその影響は大きい。
2010-09-28 07:42:48東洋から西洋への覇権の移動は一般には16世紀であるが1990年代に書かれたれリ・オリエントによれば18世紀である。これは軍事力の影響範囲を評価した前者とGDPで評価した後者の差による。
2010-09-28 07:46:2316世紀以前は人口が多く食料生産の大きな東洋に大きな帝国ができ繁栄していた。人工の少ない欧州は一部貴族を除き貧しかった。これがナポレオン革命による共和制により、富が貴族から平民に移り新たな繁栄を生み、イギリスに起こった産業革命により人口が少ないと言う欧州の課題を解決した。
2010-09-28 07:52:30産業革命で圧倒的な効率性を得た英国はパックスブリタニカを築く。しかし、帝国の広がりによる維持コストの増加でやがて経済的に疲弊して行く。そして市民の国とも言えるアメリカがより多くの人口に産業革命のメリットを渡し、世界大戦で疲弊したイギリスから覇権を譲り受けた
2010-09-28 07:58:38アメリカは覇権を世界に広め、グローバリズムの名の下に、世界にその考えを押し付けた。それは市民革命とも言える全ての市民に権利を与えるものである。それは同時に富、経済的リターンを与えるものである。その帰結とし人口の多い東洋の勃興が始まった。
2010-09-28 08:03:57アメリカの誤算は自らの経済的衰退により、東洋の国々を自分の支配下、同じ制度、に変える目標よりも勃興が早く起こってしまったことである
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