@greenEcho64 さんによる、NHKBS「米軍の化学兵器開発の恐るべき話」連ツイ

Spica @freie_Herz

8/13放送のNHKBSドキュメンタリー。米軍の化学兵器開発の恐るべき秘密の話。「1960年代の米軍エッジフォード基地で、『プロジェクト112』と呼ばれる実験が行われた。20歳に満たない若い米軍兵士たちに、『安全な医学実験のボランティア』と称し、謎の薬物投与実験が行われた。」

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米軍化学兵器②～投与された薬物は未だに明らかにされていないが、激しい幻覚や運動障害が起こる様子を克明に記録したフィルムがある。嘔吐し痙攣する若者。中止してくれと懇願しても何度も注射を打たれた。数十年たって様々な病気を発症し、人体実験を疑った元兵士たちが、国を訴える裁判を起こした。

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米軍化学兵器③～情報公開請求で明らかになったカルテには、サリンの解毒剤の記載があった。投与された薬物は、猛毒のサリン、VXガス、マスタードガスであった。しかし、元兵士らの訴えは退けられ、医療費の補償も受けられない。毎日10種類の薬を飲み、2000ドルもの費用が掛かるが自己負担。

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米軍化学兵器④～自分たちは国のためだた信じていたのに、その国に利用され、毒物の実験材料にされて、最後はぼろきれのように捨てられた。そんなことあっていいのか。自分の国の軍隊に、そんな目にあわされるなんて。老いた元兵士たちは悔し涙を流した。

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米軍化学兵器⑤～当時の米軍は、核に代わる兵器として化学兵器の有効性に目を付けていた。これはベトナムなどのアジアの局地戦には効果的であったからだ。この実験の他にも、6000人もの水兵を乗せた船に洋上で毒ガスを浴びせる実験も行われた。水兵たちは『ネズミ』という隠語で呼ばれていた。

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米軍化学兵器⑥～この米軍の作戦に日本も当然巻き込まれた。プロジェクト112の一年後の1963年、1億人分の致死量の毒ガス弾頭が沖縄へ運び込まれた。当時沖縄は米治世下で、ベトナム戦争の補給基地になっていた。知花弾薬庫（現嘉手納弾薬庫）に、サリン、VX、マスタードの毒ガスミサイルが。

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米軍化学兵器⑦～二重の塀と警備兵で厳重に警備された知花弾薬庫。沖縄県民には秘密にされたまま、アジア最大の毒ガス貯蔵庫に。しかし1969年にサリン漏れの事故。WSJがこれを報じたことで、沖縄県民に激しい撤去運動が。撤去が決まったものの、1319台のトラックで50日間もかかる作業。

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米軍化学兵器⑧～撤去のトラックの予定ルートには小学校もあった。教師や保護者の激しい怒り。座り込みなどの運動が実り、ルートは変更された。しかし、50日もの間、商店は休業、子供や年寄りは疎開を強いられることとなった。この時の沖縄の苦難は、今なお続く長い苦しみの序章。

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自分の国の18歳ぐらいの若い兵士に、残酷なサリンの人体実験をした米軍。本当に恐ろしい。信じられない。しかし、軍というのはそういうもの。 「自衛隊は実質的には軍隊だから、このさい国防軍にしても名前変わるだけです。」なんて嘘。『軍』は殺人が仕事。自衛隊をそんなものにさせてはいけない。