- K_misa_maguro
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んー、異世界本格にはマクロ的な世界の説明の義務が発生して、狂人の論理にはミクロ的な世界(個人)の説明義務が発生してるのかもなぁ…
2013-08-14 00:52:18現実と非現実、彼岸と此岸、というのはまあ、紙一重、コインの裏表の様な存在でありますから、当然行き来はしやすい訳ですよね。思っているよりも簡単に人は彼岸に入れてしまうし、彼岸の住人の存在と出会ってしまうのではなかろうかという訳です。
2013-08-14 00:53:37だって読者はそいつのパーソナリティというか考え方を読み取ることができているわけで、その時点で「あり得ない論理展開」というものは失われてしまうのだから。
2013-08-14 00:53:50つまり、読み手が「異世界」の内側にいるか外側にいるかの違いで、異世界本格は読み手自身を「異世界」内に導くことで説明する、狂人の論理ではあくまで読み手は「狂人」という「異世界」を外から眺める形で説明をきくこととなる。
2013-08-14 00:55:03『遠海事件』なんかは狂人の論理の最たるものだけど、前提としてるか云々を適用すると異世界本格になるのが違和感。まぁあの作品は狂人の論理の中に「常識的な論理」を滑り込ませたからこそ、の作品ではあるけど。
2013-08-14 00:55:13そういうことです RT @McsToro: んー、異世界本格にはマクロ的な世界の説明の義務が発生して、狂人の論理にはミクロ的な世界(個人)の説明義務が発生してるのかもなぁ…
2013-08-14 00:55:27個人-世界という対置にも賛同しかねる。山奥の村での「村人だけが共有している常識」の類は、「世界」の話になるが、必ずしも異世界本格ものにはならないのは明らか。
2013-08-14 00:56:43それは本質的な問題ではありません。 RT @in_myst: 個人-世界という対置にも賛同しかねる。山奥の村での「村人だけが共有している常識」の類は、「世界」の話になるが、必ずしも異世界本格ものにはならないのは明らか。
2013-08-14 00:58:30歌野晶午の『密室殺人ゲーム』シリーズなどは「こいつらは狂人ですよ」と前フリをしておいた上で、読者へハウダニットと驚きを齎してくれているでしょう。 あれを「トリックが使いたいがために殺人を犯した」という動機を最後まで隠していたら狂人の論理になるわけなんだな。
2013-08-14 00:58:35でも多分、ミステリだと簡単に彼岸の論理(狂人の論理)に正しいとされる探偵側が呑み込まれてはいけないのでしょうね……。だから、狂人の理論として明確な線引きを引いて、その上で狂人の理論に関する説明が発生して来るのでしょうか……。
2013-08-14 00:58:48異世界本格も狂人の論理も、線引きが難しいよね。極論、社会人にとっては当たり前だけど子供にとっては理解できない仕来たりなんてごろごろしてるわけだし、個人的な話だけど痴情のもつれで人を殺すのなんて僕は理解できないし。
2013-08-14 00:59:00実際、3:11以降、ある意味彼岸に行っちゃった人々もいるからなぁ。でかいショックがあってというか、恐怖に襲われて、ある方法以外救いがない場合、それをとるしかなく、その方法が「強烈な思い込み」だった場合は、その思い込みが客観的にどんなにアレでも、それを続けるしかないわけで。
2013-08-14 01:00:26妄想とは個人の中にあり他者とは共有しえないもの。複数人で共有しているものは迷信、とされています。このへん突っ込んでみる必要はあるかと。
2013-08-14 01:00:59要するにぼくの考えは、「読み手の立ち位置による区別」であって、前述したように「狂人の論理と異世界本格は読者がルールの内側にいるか外側にいるかということが一つの違い」であるということ。
2013-08-14 01:01:24