【シューニャリアーナ享受論】人と道具という鬼と神【東方考察(うそ)】

全クリしました。
で。EXの道中のタイトル、なんですが…

おい。まさかそうくるとは思わんかったわ。

えーっと、東方輝針城考察のヒントを置いておきます。
EXで出てきた「世界内存在」。

コレ、ガチガチの哲学用語です。
ハイデガーって人が言ってる概念です。
説明できる自信はこれっぽちもない難解概念ですが…
ド簡単に言いますと、書いてある文字通り
『その世界の中で生きてる存在』のことです。
世界の内に存在している―――というより、投げ出されている人。理由や内容なく、そこにいる、というかたちで世界とかかわりを持って存在している人間のことです。
そのような、世界内存在の人間のことを「現存在」と言います。
つまり世界内存在＝現存在＝人間です。

現存在は、つねに何かを「使って」世界に関わっていきます。その使われるモノの存在の事を、
ハイデガーは『道具存在』(!!)と呼ぶのです。
人間存在はいろいろなものを道具として使いながら世界と関わって行くのですが…
そのなかで、寧ろその使われる道具のように、世界と関わって行こうとすることをある種「忘れて」しまう人間というのもいます(誤解を恐れず言えば…というか全部僕の誤解込みの可能性が凄くありますが、つまり道具存在としての人間として世界のなかに埋もれてしまうと言う事です)。
そういう人間は現存在たりえてない人間ってことで、よくハイデガーは「頽落(たいらく)」した人間、として
『ただの人』と呼んでいます。

今の流れでとりあえずざっと整理すると

○人間＝現存在＝道具を使う、世界内存在
↕
○道具＝道具存在＝使われる、世界の中に埋もれた存在
(頽落したただの人はこれに近い位存在パワーのない存在)

ということになります。

東方輝針城は、確か「(天邪鬼の影響で→)道具が人間たちに下剋上するために」小槌の力を使って、道具と人間の関係を逆転させようとする」お話だったと思います。

そんなお話のモチーフとして、「世界内存在」とか言ってくるわけです。
「道具存在」の事をお話のキーカードに含んでいる可能性は、十分に高いハズです…w