白高大神

みささぎ八雲 @yakumo_0

其の九　『白高大神』 奈良最大の心霊スポットと言われる廃神社です。 元々は玉姫社でしたが、昭和初期には氏子が居なかったようです。 昭和9年。 白高と名乗る白狐が降りてきて事故により失明した目が見えるようになった、という女性が訪れます。

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「玉姫大神の元へ行きなさい。」 「3年修行すれば子供と暮らせるようにしてやろう。」 女性は、こういったお告げを受けたそうです。 玉姫社の宮司は、女性の話を聞き、神社を譲る事にしました。

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この女性、中井シゲノは人の悩みをぴたりと言い当て、神を降ろして解決方法を語る事ができたと言います。 評判が評判を呼び、人が集まり、新興宗教・玉姫教会が誕生します。 然し、玉姫教会自体は平成に入る前後に宗教団体としての活動を停止しています。

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教祖である中井シゲノが、教団を維持や拡大に執着しなかったのでしょう。 彼女は生涯修行を続け、神と対話するシャーマンとして生きていたそうです。 教祖の死と共に信者も離れ、玉姫教会が管理していたこの神社も、今では廃神社となったようです。

みささぎ八雲 @yakumo_0

ここは、実際に行ってみました。 田畑に囲まれた農道を結構歩かなければならなかったので、場所が分かり辛かったです。 山の中に作られた神社、という感じの場所です。 道が狭かったり、途中崩れていたり、足場は良いとは言えません。

みささぎ八雲 @yakumo_0

途中で赤い鳥居が何本も建てられていて、千本鳥居を彷彿させました。 坂道にある廃墟が、比較的新しい建造物なんでしょうけど怖いです。 絵的に怖いのか、違う怖さなのか分かりませんでしたが。 ひたすら進むと、石碑が沢山安置されている祭壇のような場所に出ます。

みささぎ八雲 @yakumo_0

最初近づけませんでしたが、良く見ると手入れをされてるような感じもします。 更に奥に行くと階段があって降りれるようになってるみたいですが、私はそちらは行きませんでした。 同行者は向かったので、何があったか聞いてみると、滝と洞窟があったそうです。

みささぎ八雲 @yakumo_0

洞窟の中には小さな祭壇が設けられていて、お供えのようなものもあったとか。 修行の場だったのでしょうかね。 実は、行った時は詳しく聞いていなかったのですが。 面白半分でこの洞窟に入った16歳の少女が何かに憑依され、精神に異常をきたしたという話が有名だそうです。