5/11 #同題ssBSR まとめ お題「ふるさと」

同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

5/11～5/14(22:00) 　今回のお題は『ふるさと』 　提案者はランプリイさんです。ありがとうございます。　#同題ssBSR

紫翠🌱垢移動してます @shisui_sabotage

【傾奇者と少女】「何でこんなになるまで戦ったんだ」冷たい体を掻き抱き、泣きそうになって問う。少女は弱々しく笑って「守りてぇんだ」と答えた。「そんなの俺らの仕事だ、嬢ちゃんはもっと生きて、恋だって…」「ふるさとだから」雪が降る。「おらの、ふるさとだから」【ふるさと】#同題ssBSR

ランプリイ @Lampray555

【ふるさと/三成】天下人の城があったればこそ、この地に人も集まった。春の名残の八重桜、風もないのにほろほろと。明日よりは志賀の花園希にだに…「さ、行くぜ、石田」「･････。」花の降る里。心の古里。（秀吉様。半兵衛様。）誰かはとはむ花の降るこの（さらば、大坂城）　#同題ssBSR

かみや（ばさら） @kamiya00bsr

きれいな蝶を追いかけ、なりたい人を追いかけ、美味しそうな鍋の香りを追いかけ。ようやくたどり着いた、ここが私のふるさとです。/ふるさと #同題ssBSR

あおき @rca_aoki

【佐助と幸村】「佐助の故郷はどのような所なのだ？」「うん？いい所だね。山道は風が気持ちいいし、これから行く峠の茶屋の団子は絶品」「…誰が辺りの様子を聞いたのだ」だから、あんたが居るところって事さ。とは言わず。むくれる幸村に佐助はただ、はは。と笑った。<ふるさと> #同題ssBSR

ぷぅは褌をドロップする @puu0625

【三吉】「豊臣こそが私が骨を埋める場であり、私が私であり続けられる場所だ」他軍から揶揄混じりに「凶王軍」と称されるとこの男は激昂した。「石田軍」と言われても同様だった。われにはこの男が何を考えているか解らなんだが、この誇らしげな表情で全てを理解した。【ふるさと】 #同題ssBSR

さ @sakisosss

【弁と佐】「俺様にそんなものないよ」おまえのふるさとはどこだ、と訊ねて返ってきた答えがそれだった。「あったのかもしれないけど、自分で壊しちまったから」「……そうか」では、と弁丸は胸を張る。「今日からお前のふるさとはここだ」俺が決めた。今決めた。だから。<ふるさと>#同題ssBSR

さ @sakisosss

【真田主従】佐助を育てたふるさとは自分で壊してしまった。邪魔だ、と思ったので、そうした。幼かった主は不憫がったのか何かわからないけれど「お前はここに帰ってこい」と言って、だから佐助はずっとそうしている。あの炎が揺らめくところが佐助の帰る場所だ。<ふるさと>#同題ssBSR

イグアナくん @nkgmbs

【家→信】かの人が民にとっては恐怖そのものであり、いつか滅ばなくてはならない存在だと知っていた――それでも唯の一度、「豆狸めが」と乱暴に頭を撫で付けた大きな手の温かさ、その記憶は、山崎の陣に立つ金色の若武者に郷愁と怒りを抱かせた。〈ふるさと〉 #同題ssBSR

イグアナくん @nkgmbs

【家親】今の今まで機嫌良く呑み交わしていても別れの刻限にはどうにも湿っぽくなる。「お前が俺と同じ四国の生まれなら……」酔いが言わせたみっともない愚痴に、奴はふっと笑む。「ワシはお前と同じ日ノ本の国に生まれて嬉しいぞ」――まったく、器のでかい野郎だぜ。〈ふるさと〉 #同題ssBSR

葵 @aoi_YKM

【三市】所用の帰路に近江を通った。急ぎ帰る用もない。気晴らしに淡海のほとりをただ歩くと、飽きもせずついてきた女が水面を見つめて立ち止まった。「市…きっと前にもここに来たわ」「奇遇だな、私もだ」綺麗ね、と女は遠くを見た。冷たい風の吹く夕暮れだった。/ふるさと #同題ssBSR

四ヶ所 @4kasho

【伊達主従/現代】うさぎを追ったことも小鮒を釣ったこともないが、いざこの地を離れるときになると、なんとはなし寂しい感じが湧いてきたりもする。「お前、本当はここに残りたかったんじゃねえの」小十郎は首を横に振った。「小十郎には政宗さまが魂の故郷なので」 / ふるさと #同題ssBSR

ゆうま @hasko3

故郷とはおそらく根ざす土地だ、繋がる心だ、帰れるべき場所だ。そんな物が無いから自分は魔物なのかと小太郎は思っていた。だが闇が消えたのは何時だ？風が取り巻くようになったのは…帰る場所、帰りたいと望む心を得て…「風魔、どこじゃっ」呼ぶ声は小太郎の心に根ざす/ふるさと #同題ssBSR

うえち @d2oub3lock

【真田】初陣の昂りを今でも覚えている。戦陣を駆け、敵を凪払い、一時とて気を抜けない命の遣り取りをする最中に産声を上げた心がひとつ。「生まれた地を郷里と呼ぶならば、兵としての己には此処こそが」産み落とされたのは飢えた獣か血を求める気狂いか、果たして。/ふるさと #同題ssBSR

ゆうま @hasko3

「そうよ、なのに父上が食べてしまって」「おや帰蝶、ではあの柿は貴女が？」昔語りをする二人の横で何だかすごくむしゃくしゃして出されていた菓子を一息に頬張り喉を詰まらせた「蘭丸くんっ」「蘭丸っ」大好きな濃姫さまと大嫌いな光秀…同郷はずるいと悔しく思った/ふるさと #同題ssBSR

ﾅｲﾁ @uzy_com

【鶴＋市／死ネタ】「星が、良く、見えますね…」白い鳥がその羽を散らしたのを、魔王はそっと抱き止めた。これ以上はけして穢れないよう。「…約束したのに。」彼女の育った船へ行こうと。そばにいると。「みんな嘘つきね。」はらはら流れる涙を咎める者は、もういない。<ふるさと>#同題ssBSR

nol @Lakky_1o1

【孫市】魔王の蹂躙であろうとも、覇王の圧政であろうとも、この地を、ここから芽吹く自由の意志を、侵すものは容赦しない。 我ら、誇り高き雑賀衆。 この翼の生まれる地は、誰にも明け渡しはしない。/ふるさと #同題ssBSR

みるくss用 @milkss_ss

色んなものを見たい、というお前の言葉ももっともだ。お前は何にも縛られず、好きに生きたらいい。ただし戻ってくる場所はここだぞ。忘れるな。「犬千代様！」「すまん！ぼんやりしていた！待て慶次ー！」そう思ってはいるが、まつの前では言えなくてな。すまんな慶次！／ふるさと #同題ssBSR

祀之 @shino_1009

【ザビー教】「ザビー様は心のふるさと。僕たちは皆いつの日かザビー様の元へと帰るのです」宗麟の言葉に、教会に集う信者達が一斉に感極まり祈りを捧げる。「ふるさと…」初めてその言葉を知ったかのように、宗麟の隣でサンデー毛利はぎこちなく呟いた。〈ふるさと〉 #同題ssbsr

閑井嵩 @syusizu

【松永といつき】｢ここが君の故郷かね｣何時だか滅ぼした村と似た其を見て呟く。｢そうだ。おら達の大事な…おじちゃんのふるさとはどこだ？｣｢私の？さあ…忘れたが強いて云えば｣此処だと揺らめく焔を見せれば此方を見つめる。其の瞳が憐れみでない事が救いだった。<ふるさと> #同題ssBSR

くちなわちゃん @ETetSS

【光→濃←蘭】「どうして急に故郷の話なんか」「あからさまに不機嫌になるので、つい」「子供ね」勝ち誇ったような従兄を一瞥。「貴方がよ」「おや、怒られてしまいました」「……可愛い所もあるのね」今度はどちらがですとニヤニヤ問われ、濃姫は無言で足を早めた。/ふるさと #同題ssBSR

くちなわちゃん @ETetSS

【東西巫女】暑いですと心底辟易した声で嘆くから､薄着になれば良いのにと笑った｡｢北国の方は海の照り返しを知らないからそう言えるんです! 腕なんて出したら一日で真っ黒焦げですよ!!｣海神の巫女は雪の反射も､日焼けなど厭えぬ農民の暮らしも知らぬらしい。/ふるさと #同題ssBSR

ヒロト @hiro_kyd

「政宗殿の郷土愛は素晴らしいな…ずんだ餅を否定したら地の底まで追いかけられそうだ。」「でも４から奥州筆頭じゃなくて竜王名乗るんだしちょっとは落ち着くかもよ？」「No!ふざけたこと言うな!奥州への思いは変わらねえ!」「４でもめんどくさい人かもよ旦那～。」/ふるさと #同題ssBSR