なぜ"ワタミ"や"たかの友梨"や"マツモトキヨシ"は繁盛するのか?

なぜ創業経営者の個人名が入っている大企業は、同業と比較しても高い成長率を維持することができるのか? その秘訣を探るヒントは、銀行からの借り入れをする際の「個人保証制度」にあるというのが私の考えです。
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Naoto Hayashi @CheNaoto

しかし、純粋に目的達成のために生きるということをどこかで忘れて、目立とうとかそういう意識が強くなってしまうと、やはり悲劇は起きるのだと思います。すべてワタミ氏に責任がある訳ではないと思いますが、やはり会社の責任者は創業社長であり最大株主です。

2013-08-23 16:21:54
Naoto Hayashi @CheNaoto

楽しく食事ができる居酒屋が、過労死が出る居酒屋になり、親孝行できる介護施設が溺死者の出る介護施設になり、お年寄りが食べてもおいしい宅配弁当がお年寄りが一ヶ月必死に働いても一万円しかもらえない宅配弁当になるのです。それはやはりワタミ氏かその下の目的意識に問題があるのかもしれません。

2013-08-23 16:23:11
Naoto Hayashi @CheNaoto

人生の目的をしっかり定め、その目的のためだけに生きることは、ことほどさように難しい事です。大成功した大企業の創業経営者、あるいは優秀で真摯な仲間たちをもってもなかなかむずかしいことです。人はかならず間違えます。私も間違えます。

2013-08-23 16:24:15
Naoto Hayashi @CheNaoto

だからこそ、目的のためだけに生きることを肝に命じて、心を強く持ち続けないといけません。目標を強く心に描かないと、目的を達成できないというパラドックスも確かにあるのですが、それでも目的を強く心に描いて、目的から生まれる正しく適切な目標を計画し、達成しなければいけません。

2013-08-23 16:26:15
Naoto Hayashi @CheNaoto

目標中心で生きる生き方と、目的中心で生きる生き方の違いを、ここで少し解説しましょう。たとえば、目標中心で生きる生き方をしていると、「人件費経費目標がいくらだから、人件費をおさえるためにこういう操作をしよう」というふうな思考を平気でします。

2013-08-23 16:27:47
Naoto Hayashi @CheNaoto

そのために仲間を傷つけ、仲間の士気が下がり、結果としていい仕事ができなくなります。これが目標中心に生きる生き方の一例です。

2013-08-23 16:28:20
Naoto Hayashi @CheNaoto

目的中心の生き方とは、これと一線を画するものです。まず、世界中に温かいもう一つの食卓をつくりたいという目標があるとする。その為には人件費目標がいくらでも、ちゃんと給料を出して、スタッフの温かい食卓をつくる必要があります。

2013-08-23 16:29:38
Naoto Hayashi @CheNaoto

そういう目的意識をもっていれば、たとえお金がなくても、お客様を一杯集めるような知恵が出て来るものなのです。その結果として、仲間も幸せになれて、仕事の質も上がり、結果としてお客様に対しても、温かいもう一つの食卓をつくりたいという目的が達成されます。

2013-08-23 16:30:36
Naoto Hayashi @CheNaoto

それが多少高い外食店舗だったりしても、スタッフが楽しそうに働いている店なら、人はそこに行きたいと思うものです。なぜなら、この世界には悲しい事が多すぎるからです。上司の詰めがあり、お客様からのクレームがあり、妻にも恋人にも文句を言われ、子供は学校でいじめられます。

2013-08-23 16:31:42
Naoto Hayashi @CheNaoto

こういう悲しい世界のなかで、一つオアシスみたいな場所をつくることができれば、どんなにお金がかかってとしても、まして工夫してお金が掛からないようにしているのであればなおさらのこと、お客様は列を為してやって来ると私は信じています。そのことを証明するためにいまのサービスを成功させたい。

2013-08-23 16:32:32
Naoto Hayashi @CheNaoto

創業経営者の名前が入っていたり、個人色が強い会社は、創業者が一生残る自分の名前に対する評価を掛けて仕事をしているので、仕事の質は総じて高くなり、成長企業になることが多いという話を今日はしました。

2013-08-23 16:33:29
Naoto Hayashi @CheNaoto

しかし、一方で、個人名・個人色の強い会社を作ることで、創業者が抜けると機能しない会社を作ってしまい、結果として、目的のためではなく目標のために生きる人材が増え、それがサービスの質を低下させ、一代で成り上がった会社はすぐ衰退するという結果をもたらしている。こういう分析です。

2013-08-23 16:34:44
Naoto Hayashi @CheNaoto

それを防ぎ、一代目を乗り越え、数百年と進歩し続けるがために、いままでと同じかそれ以上の感動感激をお客様に提供する企業をつくるためには、大前提として創業者が目的を大事にし、自分を律すること。間違いを指摘する外部からの指摘に、耳を傾け、お客様のためになる部分については取り入れること。

2013-08-23 16:35:53
Naoto Hayashi @CheNaoto

そういうことが大事なのだと思ったということが、今日の趣旨です。私は本当にここに書いた通りにうまくやって行くことができるのか、そして仮に数年のスパンで見て成功したとしても、私が死んだ後、私がこの世界に残してしまったものは、本当に人々にとって価値ある物になれるのか。

2013-08-23 16:36:48
Naoto Hayashi @CheNaoto

そんなことは、私はわからないし、天国か地獄かからか、それを見守るしかないですが、高見高所から物事を見るような広い視野を持ちながら、目の前の細かい仕事、たとえば一つの受験相談に全力を振り絞って仕事が出来ればと思います。今後とも、皆様方からのご意見・ご感想を楽しみにしております。

2013-08-23 16:37:54
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