「反レイシズム」の考察

 「反レイシズム」に関する興味深いやり取りがあったので、まとめさせて頂きました。
国際
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金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
(1)赤がレイシズム、青が反レイシズムの支持を表す、(2)升目はある人物の思想的位置を表す、(3)矢印はそれぞれの思想的位置を他者に説得して拡大しようとする運動の方向を表す、としよう。つまり、白い矢印は反レイシズム運動だ。 http://t.co/S4cOLmS6I9
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金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
左に近い升目から見れば、右の升目にある白い矢印は、「レイシストが反レイシズムを標榜している構図」だ。右の白い矢印に向かって、なに白々しいこといってるんだ、お前がレイシストなんだよと毒づくことも、左の白い矢印に含まれる。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
それでもやはり、右に近い升目にある白い矢印が、反レイシズムでないということにはならない。むしろ、反レイシズムというゴールを追求するかぎりにおいては、すべての升目に右向きの白い矢印が表れることが理想状態。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
矢印の向きは360度ありうるわけで、右方向に向かって水平に近くなれば(図の黄色の矢印)、異なる思想の水準からは「内紛」に見える。それでも、水平より1度でも右向きであるかぎりにおいて、やはり反レイシズム運動の一環だ。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
でも、赤はアウト。本人の思想的位置は反レイシズムに近く、かつ、反レイシズム運動に従事しているつもりでも、ゴールに一ミリたりとも接近しているとはいえない。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
…という理屈まではだいたいみんな合意できると思うのだけど、現実にどういう言説をどの升目に位置づけるか、また、どういう批判をどういう角度に位置づけるかというと、人それぞれなんだな。同じ矢印でも、異なる升目から見える角度って違うからね。
弁護士 上瀧浩子 @sanngatuusagino
@han_org また、最も左にいる人たちにとって、自分より右にいる人たちの反レイシズムとして立てた運動の目標は、連帯の可能性はあるものの、やはり批判されがちですよね。それは、反レイシズムでなくレイシズムへの加担者と言われることもあります。
弁護士 上瀧浩子 @sanngatuusagino
@han_org 本人の志向性ということで見れば、白い矢印であっても、運動の目標をどう設定するかということと、その運動に対して、妨害するのか静観するのか、協力するのかという行為別にみた場合に、白い矢印が、白いままでいられるのかとも思います。
弁護士 上瀧浩子 @sanngatuusagino
@han_org みょんすさんの図を見た感想でした。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
.@SANNGATUUSAGINO あの図の要点は、(1)個々の思想的位置も思想の表出様式も多様でありうるということ、(2)ある升目から別の升目のひとの言動を見たときのミクロな評価と、マクロな目標達成という観点での評価は必ずしも一致しないし一致しなくともよいということ、です。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
自然状態であれば矢印の向きはランダムであってしかるべき。それを、個々の矢印を合成したときの値を特定の向きへと強めていくのが社会運動。極右を説得してただの右翼にするのも反レイシズム運動なら、傍観者を支援者へとオルグするのも反レイシズム運動。そこに優劣をつけるのはおろかなこと。
野間易通 @kdxn
ミシェル・ヴィヴィオルカという人が、『レイシズムの変貌』という本のなかで、80年代のフランスでも全く同じことが起こっていたことを指摘しています。http://t.co/cr6z48HNGo RT @han_org: http://t.co/RBRU2B10yi
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野間易通 @kdxn
@kdxn あの有名なSOSラシスムのスローガン「俺のダチに手を出すな」は、共和主義にもとづく同化主義と批判された。80年代フランスの反レイシズム運動は、あらゆる差異を問題とするさまざまな陣営から批判を受け、ときには「おまえたちこそがレイシストだ」と言われた。
野間易通 @kdxn
@kdxn ヴィヴィオルカはこれを、ヨーロッパのレイシズムが古典的な科学的レイシズムから文化的レイシズム(=新しいレイシズム)に移行した結果の、ある種の必然ととらえた。この変化によって、レイシズムは人種間の優劣ではなく差異を問題とする方向にシフトした。
野間易通 @kdxn
@kdxn この移行の初期の段階で、「レイシズム」という言葉が人種主義だけではなく、いろんな差别や差異の指摘全般に拡大して使用されるという例が欧米にもあった。「性的マイノリティへのレイシズム」とか、「女性へのレイシズム」とか(うろ覚え)。
野間易通 @kdxn
@kdxn もちろん、「ネイション・オブ・イスラムは白人を差别している」といったような「逆差別」の指摘もその文脈上にある。在特会の言う「日本人差别」という発想がそれ。今の欧米の極右が言う "White Power" とか "White Pride" も同じ文脈。
野間易通 @kdxn
@kdxn この「新しいレイシズム」の直接のルーツは、1968年のイノック・パウウェルの「血の川」演説ね。8年後にエリック・クラプトンは彼に投票しろとステージから言って炎上する。で、翌年に「ロック・アゲンスト・レイシズム」。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
同じこと?? RT @kdxn: ミシェル・ヴィヴィオルカという人が、『レイシズムの変貌』という本のなかで、80年代のフランスでも全く同じことが起こっていたことを指摘しています。http://t.co/wJnR5ICJLM RT http://t.co/LvSla48wc4
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金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
あぁ、こういう話ですか。/ 「反レイシズム」の考察 http://t.co/UAiYOgLyQ2
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
.@kdxn 野間さん、ぼくもうろ覚えだけど、その本には、レイシズムの表出形態には、(1)格差づけ・序列化する垂直方向のそれと、(2)差異化・排除する水平方向のそれの2種類がある、みたいなことが書いてあったと思います。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
.@kdxn ぼくの理解でいえば、1は科学的レイシズムと親和的だし、2は文化的レイシズムと親和的ですが、必ずしも1から2へと時代が移行してきたというわけではなく、両者は併存するんですよね。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
.@kdxn 1序列化・格差づけに抵抗すべきだと主張する人々が、2差異化・排除に抵抗すべきだと主張する人々に対して、(同じ現象の異なる側面に注目しているだけだというのに)「レイシスト」呼ばわりするという構図は、ご存じの通り、日本でも観察される構図です。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
.@kdxn でも、それは1序列化・格差づけに抵抗すべきだと主張する人々の認識が、古くて間違っている(そして、2差異化・排除に抵抗すべきだと主張する人々の認識が、新しくて正しい)ということを意味するものではありません。
金明秀 KIM, Myungsoo @han_org
.@kdxn 単純な話、反レイシズムのためには序列化と差異化という双方の現象に注目しなければならないし、双方に抵抗しなければならないわけです。いうなれば、どちらか片方だけを重視する運動は、どちらも間違っているのです。
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コメント

未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2013年8月31日
左右はわかるけど、上下はどういう風な基準なのかよくわからなかった。
黄昏の森@オーカス @akatuki_no_mori 2013年8月31日
と、差別主義者の野間らが語っております
国井・久一ほぼO型です。 @kyuuiti 2013年8月31日
反レイシズムを標榜するレイシストがたくさんいるようなのですが…。この表だと説明が出来ないですねw
hipopotamasu219 @hipopotamasu219 2013年9月5日
図の見方は皆目わからんがどうせ自分らを善玉、敵を悪役に見せるマッチポンプ資料なんだろ?
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