2013年5月10日

『スカーフ論争―隠れたレイシズム』上映とテヴァニアン氏講演/5月6~11日

映画『スカーフ論争―隠れたレイシズム』は、フランスの公立学校で、イスラム教のヒジャーブ(スカーフ、ヴェール)の着用を巡る「スカーフ論争」と、2004年に制定された「宗教シンボル禁止法」(スカーフ禁止法)について。政治家やマスコミの対応と、マスコミにほとんど取り上げられなかった当事者や支援者の声の両方を取り上げており、「マスコミで悪魔化されるムスリムの少女像と彼女たちの素顔との間にあるギャップを明らかにすることによって、論争の背後に潜む人種差別や性差別の構造を浮き彫りにしてゆく」(2013年5月8日の日仏会館での上映会&ディスカッション資料、及び映画からの要約&引用)。 上映後に、映画にも出演している高校教員で反差別の活動家ピエール・テヴァニアン氏の講演、ディスカッション「スカーフ論争-メディアがつくった虚構」がありました。 まとめ主@hijijikiki続きを読む
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2013/5/6-11 ピエール・テヴァニアン講演会(排外主義をめぐって)

http://pratiquestheoriques.blogspot.jp/2013/04/56-11.html?m=1

一橋大学の森さんからお知らせが参りましたので、宣伝いたします。

フランスの哲学者で反差別の活動家でもあるピエール・テヴァニアンを招聘して「排外主義」をテーマにした講演を企画しております。
テヴァニアンは1970年生まれでENS卒の哲学者で、数年前のヌーヴェルオプセルヴァトール誌の特集「フランス思想界のスター50人」の一人にも選ばれた気鋭の知識人です。主著に La Re'publique du me'pris. Me'tamorphoses du racisme dans la France des anne'es Sarkozy (La De'couverte, 2007), La haine de la religion. Le nouvel opium du people de gauche? (La De'couverte, 2013)などがあります。講演とあわせて、スカーフを着用するムスリム女性たちの声をとりあげたドキュメンタリー映画の上映もおこないます。
新大久保での反韓デモなど、日本でも排外主義の暴力が目に見える形で強まっており、そういう意味で非常にタイムリーな企画になってしまったことには何とも複雑な気持ちを抱いておりますが、排外主義の問題に向き合って考える良い機会ですので、周りの研究者や学生で関心のありそうな方がおられましたら、情報をまわしていただけると大変ありがたく思います。
また関連情報として、移住連の機関誌『Mネット』で一月に「日本の排外主義」特集号を組みましたので、こちらのほうもあわせてご覧いただければ幸いです。
http://www.dlmarket.jp/images/uploader/8889/Mnet2013_01s.pdf

それではよろしくお願いいたします。

森千香子
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Pierre Tevanian 来日講演日程
5月6日 大阪大学 14時-17時30分 上映会&講演会
「多文化教育の危機-苦悩するフランス公立学校の現在-」
http://www.respect.osaka-u.ac.jp/activities/events/respect_seminar20130506/
討論者 池田賢市(中央大学) 

5月7日 同志社大学 17時-20時  上映会&講演会
「フランス共和国とイスラームーーー共生は可能か」
http://global-studies.doshisha.ac.jp/images/pdf/2013-05-07.pdf

5月8日 東京日仏会館 18時―21時 上映会&ディスカッション 
「スカーフ論争―メディアがつくった虚構」
http://www.mfj.gr.jp/agenda/2013/05/08/index_ja.php
討論者 森千香子 

5月10日 一橋大学 東2号館2301 16時30分―19時 
「負け組が排外主義を煽る」は本当なのか?ーー政治家、マスコミ、学者がうみだすゼノフォビアの合意
討論者 安田浩一(ジャーナリスト)
(添付のチラシを参照)

5月11日 東京外国語大学 14時―17時 上映会&ディスカッション
「社会の寛容さと共生の現在ーーーフランスのスカーフ論争から」(仮題)
討論者 徐阿貴(お茶の水大学)

*上映会はジェローム・オスト『スカーフ論争―――隠れたレイシズム(Un racisme a peine voile)(2004年、フランス、カラー、74分、日本語字幕付き)を上映。

 

Yamaneko Laboratory @yamamototadasi

DVD『スカーフ論争~隠れたレイシズム』発刊 http://t.co/b3P5lTyWeK 『スカーフ論争~隠れたレイシズム~』ジェローム・オスト監督。日本語字幕付きDVD発売。第二次大戦後、フランスは大量の移民労働者を北アフリカから導入したが、やがて「移民第二世代」が登場し…

2013-05-12 15:27:02

 

 

 

Katsuaki Sakai @beyondaki

★「スカーフ論争―メディアがつくった虚構」(日仏会館) http://t.co/aYi4J0Bwfx 近年フランス社会を揺るがしている問題のひとつに、いわゆる「イスラム・スカーフ問題」がある。公立学校でのムスリム女学生のスカーフ着用を認めるべきか否かをめぐる論争である。

2013-04-23 01:07:53
堀 茂樹 @hori_shigeki

ピエール・テヴァニアン来日講演日程●5月10日(金)16時30分—19時 一橋大学(東キャンパス)2号館2301講演&討論:排外主義を煽るのはだれか?政治家、マスコミ、学者がうみだすゼノフォビアの合意 討論者:安田浩一(ジャーナリスト)http://t.co/WidXVSkTlr

2013-05-01 00:41:30
るまたん @lematin

テヴァニアン講演会@同志社からの帰り。時間の関係で映画は見てない。講演部分の感想等をすこし。 一番緊迫感があったのは、会場にいたベール姿の女性が「原理主義でないムスリムが迫害されているというストーリーだが、そもそも原理主義とは何だと思うか。そして原理主義者なら排除されるべきなのか

2013-05-07 21:24:03
るまたん @lematin

→ 」と質問したとき。 答えは「原理主義はスティグマ化されている。発言するムスリムは原理主義者でないという終わりのない証明を迫られる。法は行動を裁くべきで、行為を裁くべきではない。しかし、ある種の保守革命によって、そうなっている」というものだった。

2013-05-07 21:28:21
るまたん @lematin

→ 昨日と違ったかもしれないのは、ベール禁止法の結果について触れた部分。「公共空間でマイノリティにも自由と平等が与えられる」ための中立のはずだったのに、公共サービスの利用者に中立を求め、マイノリティ差別を正当化し、マジョリティの規範に従わせるものになってしまった。→

2013-05-07 21:37:42
るまたん @lematin

→もうひとつ、抵抗について。「当事者が語ることの効果は大きい。共感を呼べる。しかし、抵抗者の憎悪をかきたて暴力の標的になるリスクもある」と。また「同じことを言っても、マジョリティか言うと『理性的』、当事者だと『被害妄想』と言われることも」「なので、当事者と支援者の協力が必要」→

2013-05-07 21:47:17
るまたん @lematin

→ と。もっとも、フランスでも抵抗に希望が持てる状況ではないもよう。

2013-05-07 21:54:53
まとめ 金明秀さんによるピエール・テヴァニアン講演報告 まとめ方に問題あれば、コメント欄でご指摘お願い致します。 12231 pv 198 40 users 58
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

かつて社会学者のピエール・ブルデューが的確に分析したことが当てはまる。「スカーフを受け入れるべきか」という問いの背景には「アラブ人を受け入れるべきか」という問いが潜んでいる。問いを言い換えることでいやしい問いを正直に書けるようになる。問いを言い換えることで隠れた本音が噴出する。

2013-05-06 23:50:25
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

そういえば、ピエール・テヴァニアンは昨日の三宮で行われた在特会のレイシスト街宣を見に来たそうで。「カウンターはおとなしいね。警察はレイシストよりカウンターを取り締まっているように見えた」等々と感想を述べていました。

2013-05-07 00:58:46
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

「東京のカウンター活動はマジョリティ中心なのだけど、関西はそれに比べると当事者比率がやや高くて…」みたいな説明をしたところ、フランスでもカウンター活動にはマジョリティ中心の大規模な組織と、当事者中心の小さな組織とがあるという話を聞かせてくれました。

2013-05-07 01:00:14
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

反レイシズムの実践家でもあり、教員でもあり、理論家でもあり、調査もやり、といろいろと引き出しの多い方なので、明日以降の講演に参加された方も質疑応答でつついてみると収穫があるかもしれません。その際は報告をよろしくお願いします。

2013-05-07 01:03:57
あらまー。 @aramasan

ピエールと会話してハッとしたのは、「ともだち守る団」のスローガンが「私の友だちに手を出すな」だと説明した時、嬉しそうな笑顔であったが、「でも、これを20年前に言ってた人が今レイシストになっている」と指摘された。要因は幾つかあるかもしれないが何がレイシズムであるかを考えさせられた。

2013-05-07 01:39:22
あらまー。 @aramasan

昨日の同志社でのピエールの講演は約120名の大盛況。フランスのスカーフ問題と日本の朝鮮学校差別が極めて類似性をもつ事に驚いた。背景への無理解と偏見で、一見「リベラル」に見えるものが「人の尊厳」を踏みにじっていく恐ろしさを見た。

2013-05-08 12:07:29
あらまー。 @aramasan

@gurugurian まったく同意です。昨日、ピエール(マブ友扱い)の講演を聞いて、フランスでのスカーフ問題が日本における朝鮮学校差別と極めて類似性をもつ事に驚いたとこです。一見リベラルに見える発言も、背景への理解がないとこでレイシズムへの加担となる例と見えます。

2013-05-08 11:51:40
Orika Komatsubara @renrakufontda

「スカーフ論争」上映会&ピエール・テヴァニン講演会@京都に行ってきた。 http://t.co/soqJCPOw53 盛況でしたわ。見知った顔も多かったな〜。当然、質疑応答もたくさん出て今回はし損ねた。あれは、もう一番に手をあげるって気合い入れてないとあかんねー。迷ってる間に終了

2013-05-07 22:19:58
Orika Komatsubara @renrakufontda

途中、スカーフ女性が「自分の考えをうまく話せないと無視されたり、『洗脳されてる』と言われたりするし、逆にうまく話すと『うまいこと弁明したねw』って揶揄的に言われたりする」みたいなこと言ってて、「ほんまそれやで〜」と思った。政治的な立ち位置とか吹っ飛んで素朴に頷いてもたよ。

2013-05-07 22:25:55
Orika Komatsubara @renrakufontda

「従順なムスリムであれば、認められるし、出世までできる。その模範像から外れると排除される」みたいな話も、ウッときた。いやもう、勝手に自分と重ねちゃいけません、って散々思ってたけど、ここはウッときたよ。その怒ってる感じがカッコ良くて余計にウッと。

2013-05-07 22:28:33
Orika Komatsubara @renrakufontda

講演会は高校の哲学教員のピエール・テヴァニン。マスメディアが偏った報道をして世論を煽り立てたことを分析して、スカーフ女性側に立って行動した論者。社会学者など、スカーフ禁止法に反対した知識人もいたが、マスコミかはシャットアウトされたとのこと。

2013-05-07 22:32:34
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コメント

青さン、ご主人様にサブ垢はありません。 @hariotoko 2013年5月10日
京都での質疑応答での追加。どうして公立学校だったのか、それは行政が介入しやすいということ、対象が子供なので反論できない(大人ならいろいろ言い返すことできますよね?)というその単純明快な構造に頷き、恐ろしさを感ぜずにはおれない。教育に口出ししやすいのはこーゆーことですね。
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青さン、ご主人様にサブ垢はありません。 @hariotoko 2013年5月10日
京都で黒尽くめの女性が「イスラム原理主義」とは定義付けられているのか、と発言したのは本当に秀逸でした。私自身、漠として言葉にしていないながらずっと抱えていたと気づかされました。これは見えない怪物ですね。非常に基本的な差別の姿です。
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青さン、ご主人様にサブ垢はありません。 @hariotoko 2013年5月10日
ここで私のツイでライシテの「誤用」としているのは、恣意的な運用、と訂正してごらんいただければ。
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青さン、ご主人様にサブ垢はありません。 @hariotoko 2013年5月10日
もうひとつ。フランスにおけるイスラム系住民(児童かな?)は2000人に過ぎず、「問題」は150名だけだったと(これも程度の差があるはず)しかも半減してた。にもかかわらず「学校でムスリムが問題を起こしてるのが増えてる」なんてデマが政府主導で拡散されたようです。日本なら似たようなもののひとつに少年犯罪の件がありますね。実際は激減したのに。
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BUNTEN @bunten 2013年5月12日
あとで読みたい。m(_◎_)m
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BUNTEN @bunten 2013年5月12日
目は通した。m(_◎_)m
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