空間線量計とシンチレーターの違いを野球で解説。

グランドの球全体をカウントするのが空間線量計。 飛距離(エネルギーの強さ)ごとに集計して核種の違いを判別できるのがシンチレーター。
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新田恒二 @kouji183

空間線量計とシンチレーターの違いを野球で解説。 放射性物質がバッター。 背番号134と背番号137の兄弟バッターが有名なセシウム兄弟。 バナナで有名な背番号40のカリウムも強打者。 他にもラドンとか鉛とか大勢のバッターが居る。

2013-09-01 14:51:26
新田恒二 @kouji183

いろんなバッターが次々と一斉にノックをしていると思ってほしい。 横一列に並んで思い思いに一心不乱にノックしている。 ガイガー管は、一定の時間内に何個グラウンドにボールが飛んでくるかかをカウントしている。

2013-09-01 14:51:57
新田恒二 @kouji183

それに対してシンチレーターは、どのバッターが打ったボールかまでだいたい分かる。 セシウム兄弟はだいたい605keV、662keV、796keVのあたりに球を飛ばす。 そのエリアだけを見ればセシウム兄弟がどれくらい打ったかだいたい分かる。

2013-09-01 14:52:42
新田恒二 @kouji183

一方、背番号40のカリウムはもうちょっと遠くまで(1461keV)球を飛ばす。 グラウンドに転がる球全体をカウントするとセシウムもカリウムも識別でないけど、どこまで飛んだかを測れば識別は簡単。

2013-09-01 14:52:56
新田恒二 @kouji183

まとめ:グランドの球全体をカウントするのが空間線量計。 飛距離(エネルギーの強さ)ごとに集計して核種の違いを判別できるのがシンチレーター。

2013-09-01 14:53:14
新田恒二 @kouji183

そして、シンチレーター自体はとても安い部品で、数十万円もする測定器が市販されているけど、僕はとても信じられない。 そんなものは数万円で作れる。 ひょっとしたら五千円くらいに収まるかも。 シンチレーターという結晶に受光素子を組み合わせるだけの単純な構造です。

2013-09-01 14:54:00
新田恒二 @kouji183

手のひらくらいに収まってiPhoneにつなげて管理できるはず。 もっと普及してほしい。

2013-09-01 14:54:13