- Mocha_Kiliman
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申し遅れたが昨日イブラギモヴァとティベルギアンのベトチクルス1日目を聴いた。期待にたがわぬ圧倒的な創意工夫のてんこ盛り状態。面白かった。ひとことで言えば没入しきった情熱的演奏ということになるんだろうけど冷徹な計算もきちんと働いているのが恐ろしい。
2013-09-14 10:37:28(続き)それとヴァイオリンが音響の補強に回る地味な部分でも実に配慮の行き届いた音が流れてくるんだな。1小節ですら経過的に行過ぎることがないのさ。ライブならではの即興的な妙味も味わうことができた。とくに8番の2楽章は録音とは違ってかなり自由に弾いてたな。
2013-09-14 10:38:44(続き)たぶんそれも大半は思い付きではなく試行錯誤のうえでの進化とみた。まあ、あれこれ演奏上の工夫で面白いところはあってすごくいいと思うんですが、なにより素晴らしいのはイブラギモヴァが音楽と一体不可分になってるように見えるところだろうな。
2013-09-14 10:40:28アンコールはシューベルトのソナチネ3番からアンダンテ。 シューベルトの知られざる小さな泉のようなおいしい音楽。いままで気づかなかったけどイブラギモヴァのCD解説によればモーツァルトのホルン協奏曲からのインスパイアらしい。
2013-09-14 10:50:59本音を言わせてもらうとこのアンコールの演奏だけはフラットでつまらなかった(申し訳ない)。意外とこういうシンプルすぎる小品的なものが苦手なのかも。
2013-09-14 10:54:06イブラギモヴァとディベルギアン、ベクトルが同じ方向を向いているから内容の密度がかなり高い。素晴らしいベートーヴェン。後半の10番も楽しみ。
2013-09-14 16:03:05アリーナ・イブラギモヴァ第二夜終了。前半の5,2番はあまり乗り切れなかったが(ピアノも結構ミスがあったし)、休憩後の10番はリラックスした中で一本線が張っていて素晴らしい演奏。しかし、二人の息がぴったり。というか、出てくる音楽が同じですごい。
2013-09-14 16:56:34イブラギモヴァとティベルギアンのベートーヴェン、ヴァイオリンソナタ第5、2、10番。伸びやかかつ凝縮された響きのベートーヴェン、二人にともお互いに遠慮なく音楽に没頭しているけど、同じ方向性だからそれが二乗にも三乗にもなる。
2013-09-14 17:37:24白眉は10番第2楽章。夕暮れにぼうっと浮かぶホタルの光のよう。その光を覗くと、とてつもなく広い空間が広がっていた。その空間こそがイブラギモヴァの演奏家としてのスケールの大きさなんだろう。余裕というか、まだ更なる伸びしろを感じた。まだこのヴァイオリニストは進化する。
2013-09-14 17:42:54イブラギモヴァ、2日目も聴いた。個人的には2曲目のイ長調のが面白かった。リズムやアクセントが「小またが切れ上がった」っていうんですかね。聴いたことがない歯切れのよさだった。 昨日から総じて静かな楽章で弓がキープする息の長さが驚異的。右手の多彩さはちょっと比肩する人が思い浮かばない
2013-09-14 22:26:19イブラギモヴァのベートーヴェンツィクルス終了。クロイツェル1楽章は凄い緊張感。鬼気迫る、とはまさにこのこと。弓の毛が何本も切れて、それをむしり取りながらの演奏。曲の特徴が各日毎に異なっていて、全部みてはじめて演奏面としても色々な側面からみることができました。
2013-09-15 17:19:15イブラギモヴァのベートーヴェンオワタ。なんというクロイツェル。。。 これはアレだ、名フィル定期の時と同じ感覚だ。 猛獣かと思ったら鬼神のような演奏だった。
2013-09-15 17:19:46クロイツェルの第1楽章は神がかり的。ミスや音色が汚くなる箇所もあったけど、そんな事には目も触れずにひたすらに音楽に没頭していく様はまさに鬼。提示部だけで3本弓の毛が切れた。ヴァイオリンってこんなに鳴るんだ。。。
2013-09-15 17:24:37イブラギモヴァ&ティベルギアンのベートーヴェン3日目終了。最初の日に抑制が効いてるとか書いたけど、今日のクロイツェルは完全にリミッターカットしてた。ま、たしかにそういう曲だよね。
2013-09-15 17:32:53【イブラギモヴァ讃1】ベートーヴェン・ソナタ全曲演奏3日目。前半は6番と3番。イブラギモヴァのヴァイオリンは木質系の落ち着いた音色と、名ソプラノのソットヴォーチェを思わせるギリギリの弱音を見事に聴かせてくれました。そしてヴァイオリンを演奏する姿がそのまま音楽になる稀有な存在です。
2013-09-15 17:44:00【イブラギモヴァ讃2】それが後半は一変。クロイツェル第1楽章冒頭から超ハイテンション。金髪を振り乱し、弓がブチブチ切れるのを厭わない強奏は、あたかもF1でコーナーギリギリをトップスピードで突っ込むかのよう。時々音を飛ばすのも気にしない凄まじい気迫に圧倒されっ放しでした。
2013-09-15 17:47:41【イブラギモヴァ讃3】やはりクロイツェルに対峙するには、このテンションが必要なのですね。ピアニストのティベルギアンもロン=ティボーの覇者だけあって、がっぷり四つに受け止めてくれます。このテンションの高さはかつて聴いたチョン・キョンファのバッハ無伴奏パルティータ2番を思い出します。
2013-09-15 17:52:00【イブラギモヴァ讃4】クロイツェル第2楽章は、また弱音を主体に丁寧に歌い上げる演奏に戻り、第3楽章では、第1楽章ほどではないもののハイテンションで見事に曲を締めくくりました。万雷の拍手に応えてのアンコールは、スプリングソナタの第2楽章を。客電がついても拍手は鳴り止みませんでした。
2013-09-15 17:56:40【イブラギモヴァ讃5】終演後はサイン会。さらに最後には写真撮影会へ。それにしても凄いクロイツェルを聴かせて貰いました。東京公演は王子ホールとのこと。ヴァイオリンファンであれば、絶対に聴いておくべき演奏会であることを私が保証します。 http://t.co/S87CV2ew7m
2013-09-15 18:00:31@kafei0102 いやー、圧倒的でした。ベートーヴェンに求めるものを全て表現してくれたと思います。凄いヴァイオリニストです。
2013-09-15 19:19:55@DSCH19061975 @kafei0102 9、10番はヴァイオリンの立場が違うというのを、演奏で十二分に示してくれましたね。それにしてもイブラギモヴァの表現の深さと多彩さには驚かされます。
2013-09-15 20:11:03イブラギモヴァのベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ全曲演奏会を聴いた。彼女はゴージャスさや艶やかなサウンドを志向せず、飾り気のない率直な音楽を展開する。でも、その音楽には思わず耳をそばだたせるものがある。
2013-09-15 21:43:23