姉がいました。強くて格好いい姉が。あの頃の私は幼くて、弱くて、頼りなくて、姉にも兄にもその恋人にも恋人にも守られるだけ。中学生の私は、私は女で弱いからそれで仕方ないと思っていた。今思えばなんて情けない。姉の最期の歳を越して今なお、私はまだ姉に憧れているのです。 #twnovel
2010-01-22 23:09:03強くなりたい、と思いはじめたのは姉を失ってからでした。姉には、私も兄の恋人も憧れていました。姉のようになりたいと、なりたかったと思った時、ならば強くならなければ。と思いました。もう10年も前の話。兄たちが私を守ることをやめたのは、その頃からだったと思います。 #twnovel
2010-01-22 23:20:56あの双子が抱えているような依存を、姉に感じたことはありません。強い憧れと、越えたいという執着だけです。…いや、本当は依存しているのかもしれません。依存=弱い心と思い込んで鍵をかけているだけかも。それを認められないあたりも、まだ姉に追い付かない証拠なのです。 #twnovel
2010-01-23 00:51:51佐希ちゃんが弱いと思ったことはない。立花のことがあってからは特に。落ち着いていて、物事の判断が的確。そういうところが立花そっくりだ。羨ましい通り越して憧れる。あの容姿で凛としてて、決断力もあるなんてずいよなぁ。正直、佐希ちゃんが何で強さに執着するかわからないよ。 #twnovel
2010-01-24 00:27:46佐希は立花から預かった義理の妹。それでも愛情は人一倍注いで来た。変な虫が付かないようにとか、変な虫が付かないようにとか!それを佐希が、弱いから守られていた、と思っているなら大いなる勘違いだ。血の繋がりがどうだろうと、虫から妹を守りたいと思うのは兄の性なんだから。 #twnovel
2010-01-24 00:39:50佐希の強さに対する執着はわからなくない。厄介なのは、本人がまだ自分を弱いと思っているところ。俺たちは誰も彼女を弱いなんて思ってない。こういうのは他人の評価云々の問題じゃないから、本人が納得するまで応援するけど。あまり無理はしないで欲しいと、夫としては思うわけだ。 #twnovel
2010-01-27 13:11:16