2010/10/04三輪眞弘×佐々木敦対談「電気文明は音楽の夢を見るか?」@サウンド・カフェ・ズミ
三輪「それを音楽として成立させるのが、作曲家の能力」
2010-10-04 20:40:37三輪「まずはメディアの問題。フォルマント兄弟の活動で考えていく。録楽とはなんなのか。音楽は成立しないと認めることもできない。人力で奏でるものもいっぽうでやっていく」
2010-10-04 20:46:33佐々木「メディアアートという概念が形骸化してる。三輪さんが言ってるメディアアートはそういうものと違うのでは」
2010-10-04 20:48:28三輪「一言でいえば、電子文明における電力芸術。写真、蓄音機の発明以来のテクノロジーをもちいた芸術。メディアアートという言葉がかっこよくなくなってからメディアアートという言葉を使いはじめた」
2010-10-04 20:51:14三輪「いわゆるメディアアートとの死闘。おそらく負けるのはこっち(笑)」
2010-10-04 20:54:28佐々木「テクノロジーと音楽。90年代後半のいろいろな試み。2001年くらいでコンピュータのスペックと音楽の変化が飽和した。テクノロジーの進化と音楽の進化はどう結びついているのか」
2010-10-04 21:01:52三輪「進化するのはテクノロジーだけ。それでも新しい音楽が生まれるという信仰が通用しなくなる。なにをやっても無理。遺産(人間性も含む)を減らしていくのみ」
2010-10-04 21:04:29沼野「カテゴリー化。三輪さんの最初に出したCDはフォンテック。なぜビートルズではなくベートーヴェンの末裔に連なりたかったのか」
2010-10-04 21:08:45三輪「自分の作品を説明するコンテクストの問題。それがなければ音楽が成立しない」
2010-10-04 21:09:57沼野「音大の学生にポピュラー系の音楽を聴かせて、なにが違和感があるかというとフォルムの欠如」
2010-10-04 21:11:20佐々木「実験音楽は結果どうなるかに責任を負わないからフォルムがない。アイディアしかない。三輪さんの音楽はその真ん中にある」
2010-10-04 21:15:34三輪「自分自身はブリティッシュロックのミーハー。ブームが終わって絶望。理論を学びはじめた。イサン・ユンのもとへ」
2010-10-04 21:23:36三輪さんと佐々木さんの対談。満員御礼で懇親会残留率も50%以上という、ひじょうに濃い会に。カフェ・ズミ、いいスペースだった。またなにかやりたい。ズミさんはじめみなさんに感謝!
2010-10-04 23:47:06吉祥寺カフェズミにて三輪眞弘さんと対談。始まる前、あまりの三輪さん関係者の多さに、僕の素人丸出し質問を喜ぶ客が全然居ないよとかなり不安になったのですが、お話してみると、やはり三輪さんは超面白くて、しかも完全に肝が座っており、強い共感をしとどに感じつつ愉しく終えることが出来ました。
2010-10-04 23:47:48栗原裕一郎さんや吉田アミも来てくれてわいわいと打ち上げ。今日始めてお目にかかった方々も皆さんラブリーでホッとひと安心。アルテス木村さんとお互いの旧友の話で盛り上がる。
2010-10-04 23:51:07ありがとうございました。ほんとに楽しい会でした。こんどは小鍛冶×渋谷対談を画策します! RT @sasakiatsushi: 吉祥寺カフェズミにて三輪眞弘さんと対談。...三輪さんは超面白くて、しかも完全に肝が座っており、強い共感をしとどに感じつつ愉しく終えることが出来ました。
2010-10-05 00:11:42ともあれ、ここ数日のトーク行脚も無事にグランドフィナーレを迎えました。僕もズミでなんかやろかな。いらして下さった皆様、ほんとうにありがとうございました!
2010-10-05 00:29:33木村さんが、なんかカチャカチャやっているのは見えたけれども、中継されていたとは! で、ちょっと僕のこれは違います。 RT @kimuragen: 沼野「音大の学生にポピュラー系の音楽を聴かせて、なにが違和感があるかというとフォルムの欠如」
2010-10-05 00:54:31(承前)「ポピュラー系の音楽」ではなく、実験系の音楽という意味でした。また、あの時には乱暴な言い方をしたのですが、フォルムがないというよりは、「クラシック音楽的なフォルムの感覚」がないということです。蛇足でいえば、僕はこれを肯定的にとらえています
2010-10-05 00:58:10ということで、ともかく吉祥寺カフェ・ズミでの三輪×佐々木対談は、打ち上げ含め面白かった。自宅から自転車で15分という場所だったので、自分としてはもうちょっと飲みたいところでしたが! 帰り道、秋の夜風が気持ちよかった。
2010-10-05 01:03:43ちなみに神聖なる対談の途中、ビールのせいもありトイレに行きたくなってしまったのだが、しかし小さなカフェゆえ、その場所はといえば対談をしている三輪さんのすぐ斜め後ろ。もしも行けば、全員の注目を浴びること必至。乙女のように悩んだあげく、根性で我慢。自分を誉めてあげたい・・・。
2010-10-05 01:11:15