7/10#同題ssBSR まとめ お題「酒杯」

#同題ssBSR 7/10のお題分のまとめです。 ざっとまとめただけです。誰でも編集可能ですので、追加・削除などご自由にどうぞ。 作品冒頭にある【 】内はCP表記です。ただし、全ての腐要素のある作品に記されているとは限りませんので、地雷のある方は注意。→http://j.mp/Kcy03q 続きを読む
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同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

7/10~7/13(22:00)  今回のお題は『酒杯』  提案者はyu33さんです。ありがとうございます。 #同題ssBSR

2013-07-10 22:00:34

ぷぅは褌をドロップする @puu0625

【吉三】月見の酒は、空気の冷える季節が一段と雅を増す。一杯飲めば、もう一杯は月へ。戯れに杯を高く掲げてみる。朱塗りの杯になみなみ注がれた酒は、空に輝く月を映し煌めきゆるゆると揺らめく。「やれ、ぬしを捕まえた。」ごぶりと喉を鳴らし、吉継は一息で酒を煽った。【酒杯】 #同題ssBSR

2013-07-10 23:01:32
あねもり@140ss倉庫 @aneazi

(孫鶴)「姉さまぁ、これもっとのむれす…」足を崩し、しなだれかかる姿は何時もの清廉な巫女の面影の欠片もない。「姫、飲み過ぎだ」握りしめた杯を取ろうとすれば、不満気に唇を尖らせる。酒の染みた唇は紅を差したように色付いて。本能に任せて舐めれば極上の味がした。 /酒杯 #同題ssBSR

2013-07-10 23:10:27
牡蠣バター@ニューパソコンがやってきた @stgm1102

【親就※死】『毛利は飲まねえだろ』思わず口を突いた。安芸の彼方まで見渡せる、天にほど近い墓標の前で、久々に逢った西海の英雄は二つの酒杯を設えていた。『おぅ独眼竜』海色の瞳が俺に向く。『だからやってんだ』眉間に皺を寄せたあの人が、文句を言いに来るように。 #同題ssBSR 酒杯

2013-07-10 23:25:04
あねもり@140ss倉庫 @aneazi

(吉官※死)ちっとも酒が旨くない。枷の外れた手で思い切り煽る酒は、想像していた勝利の美酒ではなかった。ちまちまと小さな杯で嫌味を言われながら飲んだあの濁った酒が、今は恋しくて仕方ない。居なくなって清々していたはずなのに。こんなはずじゃなかったのに。 /酒杯 #同題ssBSR

2013-07-11 00:27:19
あねもり@140ss倉庫 @aneazi

(官鶴)二日酔い特有の怠さを感じながら起き上がろうとするが、何かが腰にしがみついている。不審に思って布団を剥いだ官兵衛の時間が止まった。スヤスヤと眠るあられもなく肌を晒す鶴姫が同じく半裸の自分にしがみついていた。「やっちまったか…?」深酒の代償は、大きい。/酒杯 #同題ssBSR

2013-07-11 00:50:52
ランプリイ @Lampray555

【酒杯/鬼龍】送られてきたのは玻璃の杯。透き通る蒼は空の蒼。「お前の色だと思ってよ。綺麗だろ!」添え文の主は西海の鬼。泰平の世が訪れて間もなく、陸の面倒はもう沢山と、国を譲って飛び出した(どこでどうしているのやら)テメエが自分で持って来い。悪態は届く筈もなく。 #同題ssBSR 

2013-07-11 00:51:27
丸(まる) @ganmaru831

【官兵衛+家康】「何だお前さん、飲めるようになったのか」以前は一口飲んだだけで酔っていた筈の男は、その言葉で声をあげて笑う。子供の様な笑みだった。「もう、ワシも竹千代ではいられないからな」酒杯を持つ手に無数の傷を見る。深めた笑みには既に少年の面影はなかった/酒杯 #同題ssBSR

2013-07-11 01:18:30
おしる子 @oshiruko_pxv

(官+谷)盃を受け取り、そっと口をつけてみた。言いようのない香りと熱が、一瞬にして口腔に拡がる。「何だ、お前さん、まさか初めてか?」盃を渡した彼が、にやにやと笑いながらこちらを見ている。むっとして、残りの酒を一気に煽った。あついのは酒のせいか、それとも、『酒杯』 #同題ssBSR

2013-07-12 00:30:29
閑井嵩 @syusizu

【信長】杯に注がれた酒をちびり、と呑(や)る。舌がひりつき味のしない水を受け付けるのを拒否していた。もて余した杯を手に視線を游がせると 女がいた。戦女は黙って酒を注ぎ足す。その後に口腔に広がったのは甘露な酒の味だった。<酒杯> #同題ssBSR

2013-07-12 16:44:28
@sakisosss

【真田主従】畏れ多いだの何だのといった断り文句はすべて「くだらん」の一言で一蹴されてしまった。「よいから呑め」嬉しげに酌をしてくれるのを断るわけにもいかずちびちびと上等だろう酒を舐める。勿体ないが、たまにはいいだろうか。<酒杯>#同題ssBSR

2013-07-13 12:00:32
イグアナくん @nkgmbs

【官+左近】「宴ならとっくにお開きっすよ」「しまった寝過ごしたか……お前さんは参加したのか?」「太閤の宴に俺の席なんざないですって――でも悔しいんでちょいと一本くすねたんですけど、一緒にどうっすか?」杯と徳利を見せて笑う若い男……成程噂の新入りか。<酒杯> #同題ssBSR

2013-07-13 21:21:33
ゆんぺい🌹既刊はboothにあります @coralblueyumi

【伊達主従】 笛を構え心静かにひとつ息を吸い込み、次いで息吹を吹き込む。雨上がりの湿気を孕んだそれは主の好む澄んだ音色とは程遠い。それが己の主に対する淀んだ邪心の様で臍を噛む。静かに酒杯を傾ける主が知れば何を想うのか。奥州の梅雨は未だ明けない。『酒杯』#同題ssBSR

2013-07-13 23:01:46
nol @Lakky_1o1

【謙+就】「理解出来ぬ」「そうですか」呆れるほど大きな杯を手に、軍神は機嫌良く笑んでみせる。「貴様とは軍を交えるまでもない。勝手に身を滅ぼすが良いわ」不機嫌に言い、智将は自分の小さな杯を呷った。その真意を見透かし軍神は小さく呟いた。「まだまだ青いですね」/酒杯 #同題ssBSR

2013-07-14 00:27:18
紫翠🌱垢移動してます @shisui_sabotage

【織田軍】「濃姫さま」「なあに?」一人は金平糖をつまみながら、一人は小さな杯を傾けて。「その…信長様の、杯」「…ええ」「あれは…何なんですか?」酒に優しく口付け、蝶は妖しく微笑む。「…聞きたい?」「……やっぱり、いいです」最後の一粒を口に放り込んで俯いた。【酒杯】#同題ssBSR

2013-07-19 22:37:12
みるくss用 @milkss_ss

ゴミや酒杯が転がる部屋、奥には布団。その上で戯れる、男女。「お前に預けてはいけなかったな」ずかずかと部屋に踏み入り、無理矢理女を引き剥がす。「おい!邪魔を」「悪いが彼女は連れていくよ」「光色さん……?」彼には少し、彼女の誘惑は強過ぎた。/ゴミ屋敷 酒杯 誘惑 #同題ssBSR

2013-07-24 07:27:41
くちなわちゃん @ETetSS

【浅井夫婦】珍客に奔らされ、まともに三献の儀もしていないと気付いたのはさっき。侍女に急ぎ用意させた酒は薄く、三つ重ねた盃は急支度の質素なものだが、大真面目に手を震わせ口をつける。「……飲め、市」「長政様、市、嬉しい」私もだと呟く代わりに返された盃を干した。/酒杯 #同題ssBSR

2013-07-25 07:52:52
祀之 @shino_1009

【親就】四国の鬼を倒した祝いの宴、注がれた酒の揺れる面を見て、元就は杯を取り落とした。「我はやはり酒は好かぬ。そなたらが好きに飲め」そう言い茶を淹れさせる。もう二度と酒も海も、元就は純粋に見ることは出来ないだろう。零れた酒にまで、鬼の顔が映ってみえた。<酒杯> #同題ssBSR

2013-08-02 12:40:44
東露 @tooro_banbino

【親就/酒杯】「大事ない、構うな」「でもよぅ」最中は顔色一つ変えなかったくせに。接待が終わり客のタクシーを見送った途端、毛利がその場に座り込んだ。俯いた項が白い。「…吐くか?」「阿呆ぅ、頭痛がするだけぞ」「そっか」強がるアンタが悔しそうに呟いた「…不覚」 #同題ssBSR

2013-08-27 22:01:20
あねもり@140ss倉庫 @aneazi

貴方のお嫁さんになる為の大切な杯。なのに白いお顔のお公家様が飲んでしまった。困ったわ、まだ市は飲んでないのに。まだ残ってる御神酒を杯に注いでみたらどうかしら。ああだめね市が飲んだら市はお公家様のお嫁さん。長政様が飲んだら…長政様がお嫁さんになってしまうわ。/酒杯 #同題ssBSR

2013-08-28 17:42:59