寺岡:実践を行うポイント 状況と目的にてらして方法の妥当性を問う 目的それ自体の妥当性を問う 選んだ方法の有効性は事後的に決まる。どんな方法もやってみないとわからない この点を忘れると方法をめぐる信念対立が生じる
2013-09-23 13:54:26寺岡:契機と志向の自覚ができない場合 当事者同士で話す。グループディスカッション。信頼できる人に相談する。何でも良いので文章に書き出す。
2013-09-23 13:56:09寺岡:景気と思考を自覚しても受け入れられない場合 人によっては苦しい。 患者さんが大変・面倒くさい、なんてとき。認めたくないという感情に振り回される 感情をあるがままに受け入れる=マインドフルネス
2013-09-23 13:58:16寺岡:マインドフルネスでは現象に意識を向ける。 認めたくないという心境を否定も肯定もせず見つめるようにすると気持ちを整理ができる可能性がある。
2013-09-23 13:59:03寺岡:契機と志向の共有ができない場合 医学モデルのスタッフと作業モデルのスタッフがお互いに譲れない →お互いの良いところを状況と目的に合わせて用いていく。両立していく方法を共に考案していく。お互いの目的・関心に折り合いを付けるのも有効だった。
2013-09-23 14:00:43寺岡:自他が体験した内容には必ず間違いが含まれると理解しておく 私たちは現実と仮想現実の区別をつけることはできない。今体験しているものが夢であるという可能性を論理的に否定できない。
2013-09-23 14:02:03トリックアートの例から 同じものを見ていても感じ方は人それぞれ違うということを説明している。わかりやすくて、直感的に納得出来るな☆実に面白い☆
2013-09-23 14:03:35寺岡:信念対立解明アプローチのコツ 1.確信の背景にある契機と志向を自覚し共有していく 2.契機と志向を踏まえた実践を行う 3.自他が体験した内容には必ず間違いが含まれると理解しておく
2013-09-23 14:04:54質疑 CAODについて 作業周縁化:自分と周囲の認識のギャップが捉えられるようにした 7段階:間隔尺度としてつかえるように7にした。臨床で用いる場合には3段階で用いたこともある
2013-09-23 14:10:30質疑 変化する契機・志向をどのように捉え続けるのか ー同じことで悩んでいるようだけれども変わりはない?と聞いてみたり、他スタッフに様子を聞いてみたり、状況と目的に照らし合わせて柔軟に方法を選ぶ
2013-09-23 14:12:43質疑 信念対立解明アプローチの勉強会を行うことは、職場で起こる新年対立の解明に有効か? ーなんかうまくいかないとは体験していても、それが信念対立という問題と認識していない場合がある。勉強会が有効な場面となる。奏功すれば構造上の問題ごと減っていくはずなので職場がよくなることに繋がる
2013-09-23 14:22:16寺岡:まとめ OBP2.0では作業機能障害の種類(作業不均衡、作業剥奪、作業疎外、作業周縁化)を評価し介入する。 作業機能障害の種類と介入は、状況と目的に照らし合わせ一番有効そうな実践を行う 介入の効果が得られない場合は、再度作業機能障害の種類を評価し介入プログラム立案を行う。
2013-09-23 14:24:17寺岡:まとめ 作業療法実践を行う中で信念対立は必ず生じると理解し、常に自他の契機と志向を自覚し共有していく OBP2.0では作業機能障害の種類と信念対立を並行して評価し対処していく 方法に固定されるとより良い実践が困難になるため、つねに自分の認識に間違いがあることを自覚しておく。
2013-09-23 14:26:26寺岡:今後の展開 事例報告のすすめーOBP2.0を実際に実践してみませんか? 研究協力のお願い 博士課程では臨床版CAODの開発について協力施設を探しています。 興味のある方は声をかけてください!
2013-09-23 14:27:58うん、OBP2.0は確かに超メタ理論だ。ここに実践報告や介入効果が加わればもっと面白くなる。これが最も力を発揮しそうなのは、問題の整理かな。
2013-09-23 14:42:38OBP2.0面白い。 ただ、クライエントの作業を捉えることもろくにできてない自分に2.0は身の丈でないのが正直な印象です。 OBPを実現する方法論というのはとてもよくわかるんですが、なんでしょうこの感覚。 しかし色んな意味でリアリズムに溢れた理論で素敵ですw
2013-09-23 14:45:52質疑 機能回復に固執するCLとの作業療法の進め方 京極:相手によってかわる。精神科急性期などで理解を得られないケースは「騙されたと思ってやってみましょう」と作業体験を始めに。元医者ならRCTの紹介。相手に合わせてわかるところまで掘り下げる。
2013-09-23 14:52:22質疑 京極先生の出版している書籍を読めばさらに理解が深まるか? 京極:書籍では極限状況でも用いられるようにすることを狙って書いている。誰も理解者がいない、ものすごい権力をもった上司がいる、孤立無援でもできるアプローチとして書いてあるので参考にして欲しい
2013-09-23 14:58:39質疑 他職種の理解がうまく得られない 京極:相手の経験に訴えかける。例えば、50時間連続勤務をしている他職種に対して、「大変ですね。ものすごくしんどいですよね」「患者さんにもそういうことが起きているんですよ」と話を進めてうまくいくことがある。
2013-09-23 15:00:53理論を伝えたければ,理論の説明をしない!その人に分かりやすい言葉で説明する.私は理論の説明をしないといけないんですが,伝える時は共通言語で伝えるようにしないと.
2013-09-23 15:03:35質疑 OBP2.0の立ち位置は? 京極:大理論、中理論、小理論すべてに援用できるように状況と目的に応じて使えるようにくんである。個別の問題に対するものとしても、全体の問題に対するものとしても。OBP2.0を用いると他の理論を目的に応じて使い分けられるようになる。
2013-09-23 15:04:21方法をたくさんだす時には,価値判断をしない,いったん置いておく.価値判断をするとやりたいこともやれなくなるから,沢山の方法を念頭に置いておく.
2013-09-23 15:32:59