私家版「あっちこっち」論（「優しい世界」の構成成分）
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遠野九重@『役立たず』７巻、９月８日（金）発売！
@Six315
で、この「お互いの理解と恵まれた環境」ってのは他の「萌え４コマ」にも適用できるかな、と。「けいおん！（原作）」 当初はあずにゃん、戸惑っていたけどすぐに適応してる。深刻な対立にはならない。特に澪があずにゃんの理解者になってた部分があるから。あずにゃん自身も変に意地を張らなかった。
2010-10-07 01:49:20
遠野九重@『役立たず』７巻、９月８日（金）発売！
@Six315
で、色々と恵まれた状態にある。その気になれば赤点を回避して志望大学にいけるだけの学力。才能に限界を感じたりもしない。進学先に文句をつけない親。ギター代を出してくれる親。etc...
2010-10-07 01:51:04
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@Six315
「らき☆すた」も同じ。こなたのオタ趣味を嫌ってハブにする人間はいない。みんな基本的にお互いの理解者。そして恵まれた状態。そうじろうはこなたを抑圧しない。ななこ先生も抑圧しない。
2010-10-07 01:52:25
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@Six315
昨日、色々と面倒な言葉を使って語ったけど、萌え４コマのほんわかした雰囲気を作るのは、「みんながみんなお互いの理解者であること」と「メインキャラクター達の行動を抑圧するもの（環境や背景）が存在しないこと」の２つなんじゃないかな、と。
2010-10-07 01:54:02
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@Six315
そしてそれによって、ドラマツルギーに支配されることを――ありがちな展開を回避している。「あっちこっち」なら、恋愛ものにありがちな展開をかなり回避している（各自恋愛モノの漫画を思い浮かべてくれ、翔んだカップルでもラブひなでも可）
2010-10-07 01:55:51
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@Six315
「けいおん！」なら、「音楽を扱う物語、部活を扱う物語にありがちな重い展開」からはかなり自由だ。苦しい練習、部員間の衝突、才能への嫉妬、自分の音楽へのこだわり、etc.... 「らき☆すた」なら、同じくオタを扱った『俺妹』（特に序盤の桐乃）と比較すればいい。
2010-10-07 01:57:10
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@Six315
「お互いがお互いの理解者である かつ キャラクターを抑圧するものがない」ことによって、複雑なドラマとか物語は回避されてる。残ったのは、例えば、「みんなで夏休みに旅行に行く」とか「雪合戦をする」みたいな単純なストーリーだけ。いやもっと一般化すると「季節のイベントを楽しむ」
2010-10-07 01:58:53
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@Six315
「あっちこっち」の３巻を見てみよう。各話の内容。クリスマス、正月、雪の通学路、調理実習、遠足、お昼の放送、夏の旅行、夏休みの生活、ゲーム大会、インフルエンザで学級閉鎖、正月明けの生活、おまじない……季節のイベントが中心だ。
2010-10-07 02:02:12
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@Six315
「お互いがお互いの理解者であるキャラクターたちが、季節ごと・月ごとのイベントで自由に（何者に抑圧されることなく）交流する姿を描く」というのは、萌え４コマの１つのフォーマットになるんじゃないかなー、と思う。「あっちこっち」を読んだり感情移入しようとしたりして発見したこと。
2010-10-07 02:04:03
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@Six315
補足：Ｑ． じゃあ結局つみきさんに感情移入はできないの？ Ａ．自分の片思い経験を参照して「つみきさんええのう」とニヤニヤするのも１つの楽しみ方と思うんだ。決して、つみきさんが「にゃー！」となるのをニヤニヤ眺めるだけの漫画じゃないと思うよ。
2010-10-07 02:06:35
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@Six315
まあ昨日述べたことの語り直しだけど。若干感情寄り。ついでにまとめてみた。３フリーとか変な用語を作ってたなあ、俺。
2010-10-07 02:05:04
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@Six315
補足：「優しい世界」の定義；登場人物達がお互いにお互いのよき理解者であり、すれ違いや不理解からの対立・衝突が起こらない。同時に、登場人物達の行動を抑圧する障害（学力・身体能力といった個人の要因から親、学校といった社会的な要因に至るまで）がほぼ取り除かれている世界。
2010-10-07 02:15:05
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@Six315
「あっちこっち」は特に、登場人物達の知性・運動能力が常人よりもはるか上に設定されてる。そのあたりの「超人ぶり」を探すのも、１つの楽しみ方と思う。「こいつらこんなことまで出来るのかよ！」みたいな。つみきニヤニヤだけの漫画じゃないんだぜ！
2010-10-07 02:16:36
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@Six315
『あっちこっち』の作者は異識さん。魔王陛下、と言った方が東方クラスタには通じやすい……のか？ http://bit.ly/9dWj4N 東方のカードゲームの絵も描いてたみたいだね。
2010-10-05 20:06:30
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@Six315
『あっちこっち』作者、異識さんのサイト。うん、やっぱり東方系統の方だ。http://bit.ly/3KL6Yj
2010-10-05 20:09:07
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@Six315
「最新刊をちょい読み！」をクリックで、各巻をちょっと読める。雰囲気はなんとなくこれでわかるはず http://bit.ly/9FHVaL http://bit.ly/cHCU5C http://bit.ly/aPiLs0
2010-10-05 20:11:28
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@Six315
『あっちこっち』２巻について言及してるブログ。http://bit.ly/cAgvaY http://bit.ly/bgntEK 書いてある通り、１巻と２巻を比べると絵も雰囲気もちょっといい感じになってる。興味を持った人は２巻から読むといいかもしれん。いや、１巻もいいけどね。
2010-10-05 20:19:04
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@Six315
そして３巻の記事 および ニコニコ大百科 ウィキペディアの記事を引用。 http://bit.ly/bB3pWM http://bit.ly/9Eu3g6 http://bit.ly/9rOE5k これでだいたい雰囲気がわかるんじゃないかしら。
2010-10-05 20:21:01
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@Six315
もう三回くらい貼った気がするけど『あっちこっち』考察。伊御がつみきを意識し始めた現状では覆されるかもしれないし、ちょっと論に強引なところもあるけれど、僕が見つけた範囲で唯一、“考察”してる文章。http://bit.ly/4rTyom
2010-10-05 21:13:23
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@Six315
＞萌え四コマはコミュニケーションを、とりわけ現実社会を生きる上でのしがらみやストレスに絡め取られていない姿でのコミュニケーションを、精緻に描写することを目的とするジャンルである、と定義するのです。 （引用元： http://bit.ly/4rTyom）
2010-10-05 21:15:22
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@Six315
先の定義が正しいかどうかは措くとして、「現実社会を生きる上でのしがらみやストレスに絡め取られていない」ってのは、所謂“萌え系４コマ”（『らき☆すた』とか『けいおん！』）の特徴と思うんだ。
2010-10-05 21:16:47
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@Six315
こなたは堂々とマンガやアニメ、ラノベに耽ってられる。序盤の桐乃さん（『俺妹』）と比べりゃどんだけ恵まれた環境か。何せ、友達、父親、さらには担任教師までもこなたの理解者だ。クラスメイトも、少なくとも消極的な理解者だよね。堂々趣味をカミングアウトしてるぽいこなたをハブったりしないし。
2010-10-05 21:25:20