下北沢映画祭「関和亮×村松亮太郎 魅せる映像、語るミライ」簡単レポ

2013/9/23に下北沢映画祭にて行われた表題のプログラムのレポをまとめてみました。 http://shimokitafilm.com/2013/program_d.html あくまで個人のメモの延長ですので、完全なものではないことを、あらかじめご了承ください。 また話の流れが分かりやすいように、適宜言葉を追加している箇所がございます。 続きを読む
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bniyt @bniyt

26.RAM RIDERのアー写(後ろから緑レーザー出てるやつ)も、合成ではなく本当に出してる。ここでも手作り感を出している関さん。tempura kidz「はっぴぃ夏祭り」のジャケ写の提灯も「300個、楽天かどこかで買った」。

2013-09-24 00:20:29
bniyt @bniyt

27.ここからは村松さんセクション。「とにかく映画をやりたかった」とのことで、まずは役者からキャリアをスタート。その後、制作サイドにまわることに。

2013-09-24 00:44:53
bniyt @bniyt

28.何かの仕事を受けるときに「…え、会社ないとだめですか?」となり、創業。「おまえ赤レンジャーキャラだから」ということで、社長に就任。関「そんなじゃんけんみたいに決めたんですか?笑」

2013-09-24 00:45:15
bniyt @bniyt

29.ここで2002年の短編映画『LIGHT MY FIRE』を上映。ちなみにこの作品は「そういえば俺は映画がやりたかったんだ。じゃあ撮ろう!ワンシチュエーションだ!!」ということで製作したとのこと。

2013-09-24 00:46:30
bniyt @bniyt

30.この作品、字幕が入っているのは当時日本ではショートフィルムがさほど知られた存在ではなかったため、最初から海外を意識して制作したため。その後、この作品は数多くの賞を受賞することに。

2013-09-24 00:47:08
bniyt @bniyt

31.理想の画を撮るために、カメラの基盤をいじって調整したとのこと。その際、SONYに電話して、エンジニアに「ここいじればいいの?」と問い合わせたそうです。進行「理系なんですか?」村「いや、文系だけど撮れるようにした」。

2013-09-24 00:47:19
bniyt @bniyt

32.そして2008年の作品『アリア』の予告編を上映。この作品は500万で長野で四ヶ月で撮影したとのこと。関「そりゃ無理」村「無理。短編映画だとワンアイディアで乗り切れるけど、長編は計画的にやらないと無理だと痛感した」。この間、長野と東京に分散した会社は大変なことになった模様。

2013-09-24 00:47:57
bniyt @bniyt

33.というような話から、村松さんは「とりあえずやっちゃう」派。関さんは「慎重」派。村「(出身地の)長野で映画撮りましょう」と関さんに提案。村「諏訪湖あるし(景色もきれい)」など地元トーク。関「両親来てるから軽い事言えない」。

2013-09-24 00:48:11
bniyt @bniyt

34.村松さんが手がけたプロジェクションマッピングの話に。まずはROOKiEZ is PUNK'D『ZERO SATISFACTION』のMVを上映。このMVはデザイン等々含めて四日間で完成させたとのこと。関さん苦笑い。後ろに置いてあるのは段ボールで作られてる。

2013-09-27 12:35:08
bniyt @bniyt

35.続いてフェアリーズ『光の果てに』(http://t.co/3hOs3QtVOw)。「プロジェクションマッピングは建物だけじゃない」をコンセプトに撮影。体育館を使用して、床と壁面二枚を使用したプロジェクションマッピング。

2013-09-27 12:35:31
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bniyt @bniyt

36.こちらはさすがに四日間では作製していないとのこと。このMVの撮影に使用したプロジェクターは四台(注:ちょっと自信ないです)。かなり高さがあるところから投影しないと影が出来てしまうなど、調整にはかなり苦労したのこと。

2013-09-27 12:35:48
bniyt @bniyt

37.そこから村松さんからトム・クルーズ主演作『オブリビオン』の話が出る。この映画の中では360度プロジェクターで背景を作っているカットが有るらしい。この手法を用いれば、セットを作製する必要もなくなるため、表現の可能性がかなり広がってくると話すお二人。

2013-09-27 12:36:01
bniyt @bniyt

38.話は戻り『光の果てに』のMV。このMVでは、撮影しているのが体育館であることを、あえて伝わるようにスキを作っている。ある程度スキを作り手作り感を残さないと、完成度が高いがために「合成?」と思われてしまう可能性があるため。

2013-09-27 12:36:24
bniyt @bniyt

39.そして今となっては村松さんの代表作である東京ミチテラス2012「TOKYO HIKARI VISION」(http://t.co/9wpHKTJbSY)を上映。この作品では「ストーリーを見せたかった」と村松さん。

2013-09-27 12:36:36
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bniyt @bniyt

40.村松さんによれば製作期間はおおよそ六ヶ月。途中三ヶ月で大きな変更があり、実際に手を動かして作業をしていたのはラスト一ヶ月のみ。しかし本番では当初予想していた人数よりも遥かに多くの観客が集まってしまったために、上映は予定よりも早く打ち切られる事に。

2013-09-27 12:38:12
bniyt @bniyt

41.苦労した点は、東京駅の近辺はビルが多く車も走る為、意図しない光が入り込んでしまう可能性が高い事。また東京駅の壁面がレンガ色であるために、当初意図した色が出ない事。村「模型を作製してシュミレーションしておいて良かった」「模型はいまも営業用に使ってる」。

2013-09-27 12:40:11
bniyt @bniyt

42.なだれこむような形で関×村松トークパートへ。監督という仕事について。関「そもそも監督になりたくてなったわけではない。むしろ技術をしっかり身に付けたかった」村「手堅いんだか手堅くないんだか分からない。大学やめてるのに(笑)」

2013-09-27 12:40:27
bniyt @bniyt

(このあたりから先、話の流れをメモを取り切れていないので、印象に残ったことを羅列していく形になります。話がワープしているように見受けられるかと思います。また多少話の流れも汲んだ形でこちらで書き加えている箇所もあります。併せてご容赦ください)

2013-09-27 12:41:52
bniyt @bniyt

43.村「映画がやりたかった。最初は役者からスタート。監督でもなんでも、やるしかなかったからやった」気が付けば監督と製作も兼任せざるを得ない状況になっていた、という話もあり。

2013-09-27 12:42:14
bniyt @bniyt

44.関「監督がいいなと思ったのは、自分は編集もCGもなにも出来ないけど、監督は出来る人に指示を出せばOKだから」村「でも結局、写真自分でやってますよね(笑)」

2013-09-27 12:42:34
bniyt @bniyt

45.関「最近はプロジェクションマッピングのオファーも来るけど、はっきりと断る」あくまで自分の仕事の領分でしっかり仕事をしようという意図があっての発言。職人らしい関さん。

2013-09-27 12:42:48
bniyt @bniyt

46.村「今は過渡期。正直プロジェクター使えば“プロジェクションマッピング”と言えてしまうから、粗悪なものもたくさん出回る。ちょうどCGの出始めぐらい。『とりあえず使っておけば、こんなのでもCGかよ!』ってのも当時はたくさん有った。それと同じ」

2013-09-27 12:42:58
bniyt @bniyt

47.関「2000年代にこの業界に入った。(その当時主流だった)豪華でバーン!というPVを見て『これは自分にはできない』と、当時から思っていた。だったら小さい物の方がおもしろいのでは?」そういった流れで出てきたのが『アルクアラウンド』のような作品。

2013-09-27 12:43:07
bniyt @bniyt

48.関「機材はなんでもいい。やりたいことがないと、どうしようもない」村「とはいえ技術の最・先行タイプの人もいる。ライゾマの真鍋さんとか」

2013-09-27 12:43:26
bniyt @bniyt

49.村「(最新の技術を使いたい場合でも)テクノロジーを自分でやるわけにはいかない。自分は演出。感動を与えたい。技術は必要があれば使っていく」「技術は技術畑の人に(任せて)頑張ってもらえば大丈夫」

2013-09-27 12:43:49