アートリテラシーと芸術/娯楽の対立
- bressonien_7
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いま思ったけど、アートリテラシーにまつわる議論って、お酒が飲めない人に「酒飲めないとかwマジww超うまいのにwww」とか言うのに似てる。趣味って「舌」だしね
2010-10-07 00:22:42@teramat 芸術か娯楽か、という二項図式の中で、芸術に対して娯楽を下に置くのは間違っていますよね。ボードウェルという映画学者が「全く芸術性のない作品も、全く娯楽性のない作品も無い。どの作品にも少なからず芸術性や娯楽性はある」と言っています。(続きます)
2010-10-07 00:16:23@teramat リテラシーがなくても何も考えずに楽しめる娯楽作品があったとして、作品が「何も考えずに楽しめる」までに至るには、ジャンルとしての技術的な洗練の積み重ねがあると思います。作品の芸術性とはそれのことではないのでしょうか。
2010-10-07 00:19:04@teramat そもそも、「この作品が芸術か娯楽か」という問い自体がナンセンスなのですから、芸術/娯楽の二項図式に悩む必要はないと、僕は思います。
2010-10-07 00:22:47@objectif_49 芸術と娯楽を対立させるのは無意味、というのは全く同意ですが、しかし芸術の側は往々にして「娯楽作品とはちがう」とか「芸術的価値」とか神秘的なことを言い出すので、それはあんまり良くないと思います。
2010-10-07 00:31:08@teramat それは創作・プロデュース側の意識の問題ですよね。僕はteramatさんが「娯楽作品が好きなのを未熟ととられるのは嫌だ」と言っていたので、鑑賞者側の意識の問題として述べたのですけど。
2010-10-07 00:36:15@objectif_49 作り手の意識というか、芸術愛好家の「アートリテラシー高めろ圧力」と「国がもっと支援しろ圧力」の根拠になっているのが、市場価値では測れない「語りえないもの」とか「わかる人にしかわからない価値」だと思うんですよ
2010-10-07 00:48:15@objectif_49 しかし冷静に考えるなら、「わかる人にしかわからないもの」を支持するのは「わかる人」だけで、だとすれば「わかる人」たちだけで何とかしろよ、と考えるのは自然ではないでしょうか。
2010-10-07 00:51:23まあ極論すると、一定のリテラシーがないと理解できないものに普遍的な価値を与えようとするからおかしくなるわけで、それなら市場原理に委ねたほうがずっといいと思うんダナ。市場原理では正当に評価できない、と言われるかもしれないけど、別にトップシェアを目指す必要はないんだからさ
2010-10-07 00:56:13@teramat つまり芸術側が大衆作品、娯楽作品とのヒエラルキーを作り出しているから、不可避的に「わかる人/わからない人」という図式ができて、芸術/娯楽の二項図式を無効化することができない、ということですか?
2010-10-07 01:05:27@teramat 思うのですが、わかる人/わからない人、の対立と「アートリテラシー高めろ圧力」「国が支援しろ圧力」の問題って、美術業界以外で他にありますか? 演劇はあるかもしれませんが、小説・詩、映画、写真、音楽の領域では聞いたことが無いのですが。。(僕が知らないだけかも)
2010-10-07 01:20:39@objectif_49 どうなんでしょうねー、たしかに美術業界に偏ってる印象があります。美術関係はビジネスモデルとして成立してない(ように見える)からでしょうか。よくわかんないです
2010-10-07 01:32:29@teramat わかりました。長々とありがとうございます。難しい問題ですが、僕としても考えていかなければならないテーマだと思いました。
2010-10-07 01:34:39