『岩上安身による木村朗鹿児島大教授インタビュー』 まとめ日 2013年10月02日

9月29日(日)に行われた「岩上安身による木村朗鹿児島大教授インタビュー」の模様、報告ツイート。 ジャーナリスト 岩上安身 氏 @iwakamiyasumi ※ 3回に分けてツイートされるとのことで今後ツイートされ次第追加予定(タイムライン取得失敗で続かない可能性もあります)。 ※追加分のツイート取得失敗の可能性もあるので、その場合はIWJ 公式まとめアカウントを参照してください→http://togetter.com/id/IWJ_matome ただしIWJ 公式まとめアカウントも全てまとめられているわけではないようです。
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岩上安身 @iwakamiyasumi

以下、連投します。連投1RT@IWJ_ch1 1.9月29日(日)に行われた「岩上安身による木村朗鹿児島大教授インタビュー」の模様を報告ツイートします。4時間を超える超ロングインタビューとなったため、3回に分けてツイートします。

2013-10-02 22:14:03
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投2RT@IWJ_ch1 2.岩上「先日来日されたオリバー・ストーン監督とピーター・カズニック教授の取材をしました。木村先生にはカズニック教授との共著『広島・長崎への原爆投下再考』がありますね。カズニック教授とお付き合いされるきっかけは何なのでしょうか」

2013-10-02 22:14:35
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投3RT@IWJ_ch1 3.木村氏「カズニック教授がいるアメリカン大学と立命館大学とで、1995年から平和学ツアーをやっていまして、それに私も関わるようになりました。通訳にはカナダ在住の乗松聡子さんにお願いしました」

2013-10-02 22:15:03
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投4RT@IWJ_ch1 4.木村氏「この本では、米国による原爆投下を正当化する論理を根本的にくつがえそうとしました。原爆投下には、戦争の早期終結だけでなく、戦後の対ソ戦略を見据えた外交上の意図がありました。ソ連の対日参戦は米国にとって脅威でした」

2013-10-02 22:15:27
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投5RT@IWJ_ch1 5.木村氏「広島に投下されたのはウラン型、長崎に投下されたのはプルトニウム型です。ソ連参戦直後に長崎への投下がされたことを考えると、新型兵器の実戦使用ないし人体実験としての側面が強いと思います」

2013-10-02 22:15:51
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投6RT@IWJ_ch1 6.木村氏「日本政府が連合国側の降伏を受け入れたのは、バーンズ回答で、ポツダム宣言で削除された天皇制容認文言があいまいなかたちとはいえ復活したから。当時の米国政府は43年頃から占領政策の検討に入り、天皇制の存続は必要だと考えていたようです」

2013-10-02 22:16:10
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投7RT@IWJ_ch1 7.岩上「まず、原爆投下問題と原発についてお聞きしたいと思います。戦前の日本は、天皇制さえ守られればどこまででも戦う、という考えでした。『国体』という概念も、幕末に会沢正志斎が考えだしたもの。国家神道は幕末の捏造です」

2013-10-02 22:16:32
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投8RT@IWJ_ch1 8.岩上「この考えに影響を受けた幕末の志士たちは、尊皇と侵略をセットで考えました。これが国体です。そんなものを、国民がみんな焼き払われても守りたいという。ファナティックというしかないと思うのですが」

2013-10-02 22:16:52
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投9RT@IWJ_ch1 9.木村「国体護持にこだわり続けた日本と、無条件降伏を提示することで敗戦を先送りにし続けた米国。原爆投下には、この二つの要因があると考えています。44年にサイパンが陥落して東條内閣が倒れた時に日本降伏の気運がありました」

2013-10-02 22:17:15
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投10RT@IWJ_ch1 10.岩上「オリバー・ストーン監督とピーター・カズニック教授が来日した際、どこに行っても米国の例外主義を批判しました。さらに日本の戦争責任についてもストレートな発言をしました。しかし、メディアはなかなかそのことを取り上げません」

2013-10-02 22:17:37
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投11RT@IWJ_ch1 11.岩上「現在の日本人の多くは、重慶での爆撃について知らない方が多いのでは」木村氏「当時、蒋介石の臨時政府が重慶にありました。陸からの攻撃が難しかったということで、日本軍は5年もの長期間にわたり空爆しました。コソヴォ空爆と同様一方的なリンチでした」

2013-10-02 22:18:36
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投12RT@IWJ_ch1 12.木村氏「重慶、ゲルニカ、ドレスデン、そして東京で行われたのが無差別爆撃です。しかし、それを戦争犯罪として裁くのなら、連合国側の原爆投下も裁かれてしかるべきです。日本としても、重慶で与えた痛みを知らなければ、原爆投下を批判できない」

2013-10-02 22:18:59
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投13RT@IWJ_ch1 13.木村氏「日本の指導部は、必ずしも空爆の被害を受けたから降伏を選択する、ということではなかったと思います。やはりソ連参戦が大きかったと思います」岩上「ソ連が満州に攻め入ってきた。地上戦で負けることがはっきりしたと」

2013-10-02 22:19:33
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投14RT@IWJ_ch1 14.岩上「満州事変以降に日本が誤った、という言い方があります。それ以前の日清・日露は栄光の歴史だと。戦後、朝鮮半島への侵攻が反省すべき歴史だとされていません。今日のネットウヨクは在日の人たちを敵視している。歴史認識の空白が裏打ちしているのでは」

2013-10-02 22:20:35
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投15RT@IWJ_ch1 15.木村氏「日清・日露戦争も、基本的には侵略戦争だったと思います。明治維新をやって、富国強兵をしたところまでは正当性を主張できるかもしれませんが、その後、台湾、朝鮮半島にでていく。アジアで帝国主義的侵略をした唯一の国だと認識しなければいけません」

2013-10-02 22:21:07
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投16RT@IWJ_ch1 16.岩上「原発について。原発そのものの危険性については議論の対象になりますが、原発を抱え込むことになった社会体制について考えなければいけないと思います」木村氏「原爆と原発は切ってもきれない関係です」

2013-10-02 22:21:33
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投17RT@IWJ_ch1 17.木村氏「大きな流れで言えば、原爆から原発。そして原発から原爆。日本は原発を輸出しながら、潜在的に核武装を欲望してきました」岩上「石原慎太郎さんをはじめ、今の日本ではその欲望が露骨になってきました」

2013-10-02 22:21:57
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投18RT@IWJ_ch1 18.木村氏「冷戦での米ソ対立のなかで、米国の核独占が揺らいできました。まず先にソ連が東側諸国に核技術の輸出を始めました。そこで米国も、日本をはじめ同盟国に核の輸出を始めた。そこで53年の原子力の平和利用、ということに」

2013-10-02 22:22:21
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投19RT@IWJ_ch1 19.木村氏「ビキニ環礁での第5福竜丸事件以降、日本では大規模な反核運動が起こります。そこで日米の支配層は原発推進のキャンペーンを張るようになる。その中心が、中曽根康弘と正力松太郎でした。最初の原発は広島に、という議員すらいました」

2013-10-02 22:22:41
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投20RT@IWJ_ch1 20.木村氏「米国としては、核兵器の実験に対する世界的な批判が高まるなかで、原子力の平和利用としての原発推進を日本で展開することになりました。日本への原発技術の輸出は利権を生み出すことになります」

2013-10-02 22:23:04
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投21RT@IWJ_ch1 21.木村氏「中曽根康弘や正力松太郎は、日本国内での利権を得たいという思惑はもちろんあったと思いますが、やはり、潜在的に核武装を目指していたのだと思います。3.11以後も、石破茂自民幹事長などが、抑止力としての核保有は議論すべきだと」

2013-10-02 22:23:28
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投22RT@IWJ_ch1 22.岩上「シリアの問題は、日本にとって対岸の火事ではありません。日本は核を保有するんだ、と日本の保守派は言っています。しかし、日本はイスラエルではない。日本が核を持てば、イランのような立場になるのでは」

2013-10-02 22:23:52
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投23RT@IWJ_ch1 23.岩上「今回、プーチン大統領とラブロフ外相の外交手腕は見事なものでした。ニューヨーク・タイムズに寄稿もし、これは繰り返し侵略だと主張した。しかし、米国はシリア攻撃を断念したと思ったら次はイランだと。そこにはイスラエルの意向が強い」

2013-10-02 22:24:15
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投24RT@IWJ_ch1 24.木村氏「1993年のNATOによるコソヴォ空爆は21世紀型の戦争と言われました。冷戦が終わってソ連が崩壊し、WATOがなくなった後もNATOや安保条約は存続しました。軍産複合体が域外の脅威に任務を拡大することで生き残ったのです」

2013-10-02 22:24:36
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投25RT@IWJ_ch1 25.木村氏「新たな脅威として、テロ支援国家や地域覇権国家ということが言われるようになります。そこに9.11が起こって、冷戦に代わる新たな戦いとしてテロとの戦いが始められることになります」

2013-10-02 22:25:02