- negadaikon
- 2509
- 0
- 7
- 2
回答編:初回授業。なぜ図書館史を学ぶのか?どこに力点を置くか、を話す。卒業単位にもなる授業。図書館だけには限らない。情報や知識を生産、共有(写本、印刷)流通の話、新しい時代に繋げる保存のプロセス、そこから新しい知識を再生産、それを取り巻く社会との繋がりを扱う授業。#関西文脈20
2013-10-06 14:56:48生産、流通、保存のプロセス・循環。人間はいかに”共有”してきたか。これは現代を生きるあらゆる人びとに関わること。特に現代は、富の源泉が知識情報になりつつある。 #関西文脈20
2013-10-06 14:57:19歴史、どうでもいいじゃない、今どうするか、大事なのは未来を作ること、という意見。むしろ現在・未来のために、歴史を学ぶ必要がある。「古代の図書館」画像検索のおかしさ。古代は巻子本だ。3人目くらいで当てる。冊子体、古代ローマで誕生。キリスト教の普及に伴い冊子体普及。#関西文脈20
2013-10-06 15:03:16図書館で静粛が求められたのは近代になってから。本はもともと音読されていたし、文字は読めても黙読のスキルがない人が多かった。 #関西文脈20
2013-10-06 15:05:38古代の図書館、静かでない。黙読が出来なかったから。黙読のスキル。必要がないと訓練しない。結果、黙読出来ない人が古代・中世は多かった。黙読が出来ることは古代ギリシアから知られていた(劇の脚本に黙読シーンが)。図書館に閲覧室なかったので音読。常に変化を繰り返す。 #関西文脈20
2013-10-06 15:07:00いまの本・メディア・図書館は、あたりまえの姿ではないんだ、ということ。現在やせいぜい数十年の姿を”本質”として言い募るのはどうか。 #関西文脈20
2013-10-06 15:07:19新しいことをやろうとする、説得する、自分を解放するためには、現在を相対化し、現在に縛られない未来を考える必要がある。その、現在を相対化するために、過去の経緯を知ることが武器になるのだ、と。 #関西文脈20
2013-10-06 15:08:29過去を知るのは、現在を相対化するため。過去に縛られないため。他人に押し付けられたり、自分自身知らないうちに刷り込まれている幻想の「伝統」を打ち破るため。 #関西文脈20
2013-10-06 15:10:37(要は、おまえらの知ってる本質だの伝統だのは所詮こんなもんなんだよ、それを越える創造力を持てよ、ていうことかな) #関西文脈20
2013-10-06 15:13:59あるべき姿はこれだ!を打ち破る方法が歴史を知ること。社会状況が違えば、現在と違う状態が。過去を知れば、現在に縛られない。現代を相対化する。そのために、図書・図書館史がある。#関西文脈20
2013-10-06 15:14:14冊子体の登場によって、必ずしも最初から順に読む必要がなくなる、とか、片手で読めるからもう片方で書き物ができる、とか、メディアの進化によって利用が変化していく、という相互作用。 #関西文脈20
2013-10-06 15:16:20パピルス、エジプトの特産品、ペルガモンはパピルス手に入らず。羊皮紙は高い。コデックスの普及、社会的な要請があって、メディアが普及。最初から最後まで読むのと違う読み方が可能に。メモ取りながら読める。知識生産の方法も変わる。相互作用しながらメディアと社会変わる。#関西文脈20
2013-10-06 15:17:13相対化と相互作用が授業のポイント。未来を予測するのは難しいが、メディアが変わることで(電子図書とか)、社会が変わる可能性があることは、意識しておく必要がある。 「図書・図書館史から現代の図書館を俯瞰する」(最終レポートのテーマ) #関西文脈20
2013-10-06 15:21:51