メモ:新規制基準に関連する評価ガイド(設計基準関係)に対する御意見への考え方(案)(第23回発電用軽水型原子炉の新規制基準に関する検討チーム2013.6.3)含原子力発電所の火山影響評価ガイド(案)のパブリックコメントへの回答http://t.co/3mjXUyYM1a
2013-10-07 21:00:17↓4ページの意見「設計対応不可能な火山事象が、原子力発電所運用期間中に影響を及ぼす可能性」の評価基準が不明確。これでは十分な規制は難 しい。「更新世に一度でも、火砕流、溶岩流、土石流に覆われた地域では廃炉」とすべき。個人的には九州の原発に危機感をもっている。
2013-10-07 21:02:40続)活断層は40万年遡って調査するようだが、10万年遡る だけで阿蘇、姶良、喜界カルデラの火砕流に全土が一度ならず覆われている。」
2013-10-07 21:02:54火山と活断層の審査の厳しさがアンバランスですね RT @usa_hakase: 続)活断層は40万年遡って調査するようだが、10万年遡る だけで阿蘇、姶良、喜界カルデラの火砕流に全土が一度ならず覆われている。」
2013-10-07 21:30:30私が書いたのではないが、しごくまっとうな意見。これに対する規制委員会側の回答は「本評価ガイドでは、原子力発電所運用期間中に設計対応不可能な火山事象が当該発電所の安全性に影響を及ぼす可能性が十分小さいことを確認することを要求しています。
2013-10-07 21:05:20続)「現在の科学技術においても火山の活動性等についての一定の評価は可能であり、原子力発電所運用期間中に設計対応不可能な火山事象が当該発電所の安全性に影響を及ぼす可能性が十分小さいことについて判断できるものと考えていますが、
2013-10-07 21:06:31続)「不確実性を伴うものであることはご指摘のとおりです。このため、設計対応不可能な火山事象が影響を及ぼす可能性が十分小さいと判断される場合においても、敷地内及び敷地周辺に火砕流の痕跡等がある場合は、対象の火山活動のモニタリング及び火山活動の兆候を
2013-10-07 21:07:34同じ会議での配布資料「原子力発電所の火山影響評価ガイド(案)」http://t.co/XSmqvSPOlE
2013-10-07 21:10:26さきほど引用した意見への規制委員会の回答は、この評価ガイド案の9ページ4.1「設計対応不可能な火山事象を伴う火山活動の評価」に対するもの。
2013-10-07 21:16:17たしかに何をもって「十分小さい」と判断するかについて、いっさい定量的な記述はない。きわめてあいまいかつ主観的で、事業者の判断でどうにでもなってしまう。この評価ガイドによって川内・玄海原発はOKということになってしまった。http://t.co/WDLJ0UbCoa
2013-10-07 21:19:00会議資料はこっち。http://t.co/L2nSJus8F5 100年後の火山学かと思うほどの、びっくりするような楽観的主張がたくさん書いてある。
2013-10-07 21:21:58この審査会合に火山学者がひとりも出席していないことを確認した。火山学会や噴火予知連と関係ないところで勝手な判断が進められている。
2013-10-07 21:23:31大規模カルデラ噴火は人類史上いちども近代的な観測をされたことがない。どういう過程をへてそれが起きるか何もわかっていない。慢心もほどほどにしてほしい。
2013-10-07 21:26:47なお、泊が保留になったのはモニタリングの必要もなしとしたからだそうだ。モニタリングしたからと言って大規模カルデラ噴火を予知できるわけではないし、たとえ予知できたとしても廃炉にする余裕があるかは全くわからない。
2013-10-07 21:30:59おおかた規制委員会は「死都日本」の中で実現した大規模カルデラ噴火の予知が現実の火山学の実力だと思いこんでいるのだろう。あれは近未来SFだということを理解してないのか。虚構と現実の区別がついてない。
2013-10-07 21:39:02しかし、どうせコンサルの作文だろうが、うすうすわかっていながら楽観的な屁理屈をこねさせられるコンサルの技術者たちはとても可哀想だ。
2013-10-07 21:43:38規制委員会の関連会合
新規制基準の検討
- 発電用軽水型原子炉の新規制基準に関する検討チーム
地震・津波は別チームで検討されていますが、火山・竜巻はこちらに含まれています。最後の審議の会議資料に評価ガイド案などがあります。 - 2013-06-03 第23回会合 資料
これまでの新規制基準による火山影響審査
- 原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
これらの審査会合のうち、2013年10月7日現在、次の会合で火山影響が審議されています。 - 2013-09-25 第24回 川内・玄海・泊火山影響 資料 映像
- 2013-10-02 第27回 伊方火山影響 ほか 資料 映像
大飯原発現状評価
なお、新規制基準策定時に唯一稼働中であった大飯原発に関しては2013年4月から現状評価会合が行われています。
- 大飯発電所3・4号機の現状に関する評価会合
この中でも、新規制基準案に基づいて火山影響に関する議論が行われています。 - 2013-05-20 第6回会合 資料 議事録 映像