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連投24 RT @IWJ_ch1: 24.菅野氏「紀元70年のローマによる破壊以降、人為で国家を持つことはない。したがって、ヘルツルによるシオニズムは伝統的ユダヤ教徒にとってはありえない、ということになります」
2013-10-08 00:23:45連投25 RT @IWJ_ch1: 25.岩上「16世紀、カルヴァ二ズムやグーテンベルクの印刷技術により聖書が世俗化した時、いわゆる宗教改革の時ですね」菅野氏「それはすでにユダヤ史ではなく、キリスト史だと思うのです」
2013-10-08 00:25:32連投26 RT @IWJ_ch1: 26.菅野氏「このままでは、私たちはいつまでたってもキリスト教徒が語るユダヤ人、というフィルターから逃れられないと思います。ユダヤ教徒を歴史の主体に取り戻さなければならないと思います」
2013-10-08 00:26:29連投27 RT @IWJ_ch1: 27.菅野氏「私たちが伝統的ユダヤ教と考えているのは、中世の産物なのです。9世紀までに作られたラビ・ユダヤ教がユダヤの原型です。9世紀までに口伝のタルムードが編纂されます」
2013-10-08 00:26:51連投28 RT @IWJ_ch1: 28.岩上「タルムードで国家を偶像視するというのはなぜなのでしょうか」菅野氏「神以外を信仰してはいけないからです。世俗的な統治権力というのは、伝統的ユダヤ教徒にとっては二の次三の次なのです」
2013-10-08 00:27:12連投29 RT @IWJ_ch1: 29.菅野氏「つまりユダヤ教徒は、世界史上で初めて国家を持たないことを決めた集団なのです。地縁、血縁もすべて偶像崇拝の対象として避けられます」
2013-10-08 00:27:31連投30 RT @IWJ_ch1: 30.菅野氏「一つの聖典をめぐって徹底的にものを考えます。言葉を非常に大切にする。かといって、言葉をフェティシズムの対象にしてはいけないわけです。偶像崇拝禁止ですから。必ず神という概念と接続しようとする」
2013-10-08 00:27:59連投31 RT @IWJ_ch1: 31.菅野氏「ユダヤ教徒は、『人間としての分』というものを備えていると言えます。『なんでもかんでも思ったようにできる思ったら大間違いだぞ』という節度がある。殺すな、戦争するな、という考えです」
2013-10-08 00:28:23連投32 RT @IWJ_ch1: 32.岩上「しかし、イスラエルは戦争をする国家です。シリアに対しても宣戦布告することなく爆撃したりする」菅野氏「イエフディーの名において行われている数々の殺人行為に対して、伝統的ユダヤ教徒は大変な怒りを感じている」
2013-10-08 00:28:47連投33 RT @IWJ_ch1: 33.菅野氏「ヤコブ・ラブキン氏は、パレスチナはムスリムの土地だと言っています。ムスリムは、ユダヤ教徒とキリスト教徒をジンミー(啓典の民)として尊重しています。伝統的ユダヤ教徒は、それでいいと考えています」
2013-10-08 00:29:14連投34 RT @IWJ_ch1: 34.菅野氏「カトリック世界には拡張主義・統一志向というものがあります。明の皇帝を改宗させてイスラム世界を挟み撃ちにしようと考えてさえいました。それがイエズス会の使命でした。この拡張主義はユダヤ教と著しい違いです」
2013-10-08 00:29:45連投35 RT @IWJ_ch1: 35.菅野氏「キリスト教にももちろん平和主義・非暴力主義はあります。しかしキリストの名において暴力を振るう拡張主義がある」岩上「ヨーロッパの歴史には、こうした排教徒の歴史があるのではないでしょうか」
2013-10-08 00:30:36連投36 RT @IWJ_ch1: 36.岩上「シオニズムについて。ヘルツルというイデオローグが表れて、ユダヤ人をパレスティナに集めようという運動をした訳ですね。ロシアではポグロムというユダヤ人虐殺がありました」
2013-10-08 00:31:36連投37 RT @IWJ_ch1: 37.岩上「ポグロムやホロコーストなど、ユダヤ人達が迫害されたため、パレスティナにユダヤ人国家としてのイスラエルを作ろうとしていた。シオニズムとは普通、このように理解されていますね」
2013-10-08 00:32:18連投38 RT @IWJ_ch1: 38.菅野氏「19世紀末、フランスやドイツ、オーストリアの世俗ユダヤ人たちは、フランス人、ドイツ人、オーストリア人が羨ましかった。土地と国語を持った国民国家を持ちたかった。それがシオニズムの起源です」
2013-10-08 00:32:41連投39 RT @IWJ_ch1: 39.菅野氏「しかし伝統的ユダヤ教徒は、血縁ではなく信仰でつながる。そして土地にこだわることも偶像崇拝として退けられます。だから本当は、ユダヤ教と国民国家というのは相容れないのです」
2013-10-08 00:33:04連投12 RT @IWJ_ch1: 12.菅野氏「ユダの末裔達が住んだとされる土地、今のエルサレム一帯を指しますが、そこがイエフダ―と呼ばれるようになります。バビロン捕囚よりも後ですね。そこからヤハドウという言葉が生まれます」
2013-10-08 00:33:22連投40 RT @IWJ_ch1: 40.菅野氏「伝統的ユダヤ教徒・ハレーディーの人たちは、ヘブライ語を口語として使用しません。普段はイディッシュ語を使います。ヘブライ語は信仰と学究のために使われるもので、日常語として使われることはありません」
2013-10-08 00:33:26連投41 RT @IWJ_ch1: 41.岩上「フランスやドイツなどが先に国民国家を作っていた。間に挟まれたポーランドなどは分割されたりしますね。弱肉強食の世界で迫害されながら、ユダヤ教徒がキリスト世界に同化しなかったのはなぜなのでしょうか」
2013-10-08 00:33:49連投13 RT @IWJ_ch1: 13.菅野氏「まとめると、ユダヤの定義というのは、神を認識して称える人たちが住んでいる場所で行われている信仰、ということです。しかしその後、キリスト教、イスラム教が生まれ、近代を迎えると…」
2013-10-08 00:34:13連投15 RT @IWJ_ch1: 15.菅野氏「イエフディーは3種類あります。①先祖がユダヤ教徒だった人。『世俗的ユダヤ人』と言われます。イスラエル国民の大半がこれに当てはまります。彼らはシナゴーグにも行かないんです」
2013-10-08 00:41:44連投16 RT @IWJ_ch1: 16.菅野氏「②最低限の戒律を守る人たち。安息日を守るとかです。大きな祭の時はシナゴーグに行き、ヘブライ語の聖書も一定程度は読める人たちです。彼らはイエフディー①の人たちと同族意識を持っています」
2013-10-08 00:42:22連投17 RT @IWJ_ch1: 17.菅野氏「大切なのはイエフディー③です。彼らは自分たちが正統的ユダヤ教徒だと考えており、①の人たちとは違うと考えている人々です。彼らは①②からウルトラオーソドック、原理主義者などと呼ばれてきました」
2013-10-08 00:43:04連投18 RT @IWJ_ch1: 18.菅野氏「不信仰のユダヤ人、というのは大いなる語義矛盾です。③からすれば、①②はユダヤ人ではなく、米国人、フランス人、あるいはイスラエル人だということです」
2013-10-08 00:43:44連投19 RT @IWJ_ch1: 19.岩上「シオニズムとは何か、そしてイスラエル建国のプロセスについてお話いただけますか」菅野氏「シオニズムとは、イエフラー①の世俗的ユダヤ人たちが行い、イエフラー③の伝統的ユダヤ教徒から総スカンを受けてきた運動です」
2013-10-08 00:44:38