【東方考察】というか弾幕考察。
- L_O_Nihilum
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で、魔理沙言ってるんだよね 「妖怪は考え方で現象を起こす、人間と逆。人間は現象を見て考え方を起こすが、妖怪は考え方で現象を起こす。」
2013-10-10 21:00:33もっと言うと抽象・具象と思考の関係が逆転してるってこと 人間は対象を見てその性質を考えるから、思考が抽象(言語)によるものなんだけど、妖怪は現象を起こせることそのものが思考であるから、己の属性や自然と大いにかかわる。自然の具体そのものが思考と合致している。
2013-10-10 21:01:45心で力を出す妖怪もいる(正邪やパルスィ)。 嫉妬、ルサンチマン(天邪鬼)という概念を具体化する弾幕。 思考が具体そのものである妖怪たちの弾幕は、抽象的なものではありえないわけで。
2013-10-10 21:02:51緋想天とか黄昏フロンティアと関わってきたのも大きい、かな? 非弾幕ゲーで弾を飛ばすにはある程度弾が大きくなければいけないゲームの中で。
2013-10-10 21:03:30そうすると当たり判定のしっかりしたデザイン弾が一番やりやすくなる。 あからさまに陰陽玉や大きなお札、札壁や☆、ビーム、コアの光るお空の巨大バスターや、チルノの氷とか。具体物による「飛び道具」が沢山出てくる格闘ゲーム。
2013-10-10 21:04:40ちょうど風神録の隣でして、多分これにZUNが関わったことは風神録以降(精確にはさっきも言ったように文花帖前後以降、てか酒場以降)の性質が地霊殿でよりさらに強まったことと対応している気がする。
2013-10-10 21:06:14じゃ萃夢想は影響に入ってこなかったのかと言うとそうじゃないけれど、永夜抄までのプロットはすでに紅魔郷のころから決定していたし。
2013-10-10 21:06:49寧ろあっちは萃夢想の方がZUNのその当時の弾幕に影響されてたような。 『第一種永久機関』なんてのもそうだし、そもそもあの頃は弾幕の発射と打撃とのバランスがうまく取れてない印象があった
2013-10-10 21:08:37解りやすいクナイ弾の連射とかがあったころだし、だから緋想天で完全リニューアルして、システムも整理したわけだし。
2013-10-10 21:08:59魔理沙があれ書いてるって意味でも、黄昏フロンティアの存在を見てても、ZUNの弾幕に対する思想の変化ってしっかり弾幕に現れてるわね
2013-10-10 21:11:28そうしたらこれからどんな弾幕出てくるんですかねえ てかもうth15入りますが もう東方終わるかもわかりませんが(すべてがFになる?)
2013-10-10 21:12:06「弾幕はただ避けるためでもなく、ただ難しいためにあるのでもなく、楽しむためにある」 …ていうのかな、要するにZUNは弾幕ゲーってのを1ジャンルとして確立してると捉えて、そのなかで新たに何が出来るかって考えてる人の一人なのね
2013-10-10 21:12:56RefRainとかみたいに、プレイヤーの主体性を押し出すように作ったりする例もあるし。まあこの手の話するのに多分リフレクスもってこないのは邪道だろうけど残念ながら未プレイ(未所有)なので…^^;
2013-10-10 21:33:22そういやマミゾウさんも「弾幕が動物に化けた」という弾幕らしくない弾使ってるんだね てか、近づくと大量グレイズするので、恐らくあの弾は弾ではなくレーザー扱い
2013-10-10 22:08:45まあまとめるか。東方がシリーズを重ねるにつれて、「弾幕らしい美しさ」から徐々に離れて行ったという印象、あるいはそのような声を聴くが、あながち間違っていない。定型したアルゴリズムから放たれる幾何学的機微であれば、他の弾幕シューティングがずっと伝統的にやってきたのだ。
2013-10-10 22:17:41そして、それらアーケード中核とした弾幕シューティングの弾幕アルゴリズムに魅せられていた記憶からすれば、今の東方の弾幕はその衰退を見せているように感じるかもしれない。このことは事実であるし、そのパースペクティブを否定はできない。
2013-10-10 22:18:29だが、寧ろそれを捨ててこそ、東方「でしかできない」弾幕が、今も東方では生まれつづけている。東方とは何か。弾を避けるシューティングである。敵を倒して難所をクリアすること、が主目的ではないのだ。
2013-10-10 22:19:15もし弾避けと幾何学華美のノスタルジーに疲れてきたのなら、いつでも東方の1ページを開いてみるといいだろう…そこには「今までにない」「弾幕でしかできない」表現に満ちている。
2013-10-10 22:19:59