茂木健一郎による「国立新美術館」と「公募展」批判

茂木健一郎 @kenichiromogi

今日の朝日の一面は、日展の「書」の入選者が事前に割り振られていた、というスクープ記事。意義ある報道だと思う。関係者は、前から知っていたのだろう。改革は、審査者が誰なのか、応募者が誰なのか、お互いにわからないダブルブラインド審査を。 http://t.co/c1s4GvBuIk

茂木健一郎 @kenichiromogi

「日展」の書道に入選すると、先生に「お礼」をあげるのが習慣なのだと聞いたことがある。公募展が利権、年功序列の温床になっている。その頂点が「文化勲章」では、文化勲章に申し訳ない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

今朝の朝日新聞の「日展」の記事、日本芸術院、文化功労者、文化勲章という「ピラミッド」の構造や、「謝礼」の問題を含め、現状の課題をほぼ過不足なくまとめていて、良い仕事だと思います。若い画学生などは、こういうことがあるので、公募展には興味もないし、一切近づかない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

アートは自由。ところが、そういう雰囲気に触れていない若者たちが、「先生に言われたから」と公募展に出す構造がある。そういうケースが一番お気の毒。年功序列であぐらをかいている「お偉い先生」は自業自得だから、勝手にイキがっていればいいと思うけど、若い人はダマされちゃいけないよ。