茂木健一郎による「国立新美術館」と「公募展」批判

六本木「国立新美術館」へ「アメリカン・ポップアート展」を見に行った茂木健一郎さんが、同館にて同じく開催されている「公募展」とそれらを同時に開いていしまう「国立新美術館」を批判したツイートをまとめた。 2013-10-16 
11
茂木健一郎 @kenichiromogi

早稲田の授業終わり、次のアポまでの時間をぬって、六本木の国立新美術館で「アメリカン・ポップアート展」鑑賞。時間がなくて、13分で見た。ウォーホル凄し。素晴らしすぎて、ちびりそうになった。神殿にいるみたいだった。10月21日まで。必見。

2013-10-16 16:01:40
茂木健一郎 @kenichiromogi

それにしても、国立新美術館に行くたびに疑問に思うのが、今回の『アメリカン・ポップアート展』の横に在る公募展の数々。はっきり言って、終わってるよね。大衆的なアートの意識を育てる、にしても、ポリシーなし、キュレーションなし、単なる愛好者の団体。レベル違いすぎ。

2013-10-16 16:04:24
茂木健一郎 @kenichiromogi

別に、公募展でアートの技術磨いてもいいけど、それを、「国立新美術館」という「ナショナル・ギャラリー」で、ウォーホルとかの横でやってしまう厚顔無恥というか、センスのなさというか、美術関係者は、みな、公募展なんてどっかいっちまえと思っている。でも、心優しいから言わない。

2013-10-16 16:05:27
茂木健一郎 @kenichiromogi

公募展をやる「ハコモノ」として、「国立新美術館」を建ててしまうところが、日本というか、大衆社会の終着点というか、しかし、そんな公募展をいくた積み上げても、今回のウォーホルやリキテンシュタインの境地になんか、千年経ってもいかない。関係者だって、本当はわかっているんじゃないの?

2013-10-16 16:06:32
茂木健一郎 @kenichiromogi

「国立新美術館」でやる「公募展」が「アレ」なんてことは、まともなアート関係者はみなわかっているのに、誰もそれを言わない。これって、日本のアート・シーンにとっては、よくないことだと思う。公募展側だって、反論があれば、堂々とやればいい。今のままだと、単なるパラレルワールド。

2013-10-16 16:07:37
茂木健一郎 @kenichiromogi

もとに戻すけど、今回の『アメリカン・ポップアート』のウォーホル、マジ神だから、行った方がいいよ。10月21日まで。必見です!(っていうか、21日って月曜だけど、やっているのかな・・・要確認)

2013-10-16 16:08:29
茂木健一郎 @kenichiromogi

あっ、それで、公募展の親玉が文化功労者とか文化勲章をもらうシステムも、国の文化を本当の意味では育てないから、やめた方がいいです。公募展の親玉の絵を首相官邸に飾ったりするのも、みっともないからやめた方がいいと思います。

2013-10-16 16:09:47
茂木健一郎 @kenichiromogi

あっ、ありがとう。みなさん、国立新美術館のアメリカンポップアート展、10月21日(月)までやっているそうです。ウォーホル見に行こう! @cranky001_69 @kenichiromogi 新美術館は火曜日が休館日なので、やっていますよ。

2013-10-16 16:11:12
茂木健一郎 @kenichiromogi

まあ、それが日本だから。 @pmagshib そもそも、箱だけの美術館を国立で建てちゃう感覚が信じらんなぁい。

2013-10-16 17:24:57
茂木健一郎 @kenichiromogi

そういうキビシイ見方も、当然あるよね。 @t_m_tweet はじめまして。そもそも「常設展」を持たない美術館なんて、美術館ではないですよね。当初から、「国立新展示場」とでも名付けるべきだったと思っています。

2013-10-16 17:25:26
茂木健一郎 @kenichiromogi

シビレルよね。 @ti_nami ウォーホルの作品のカラフルな電気椅子、友だちと遠目からどれが好きって話してて作品詳細みてびっくりしました。現代の死に対する希薄さを表したということで何か皮肉さを感じました!

2013-10-16 17:25:49
茂木健一郎 @kenichiromogi

別に、趣味で絵を描くのに、公募展出すことをとやかく言うつもりはない。しかし、そこには現代のアートにつながる文脈や批評性は、ないから。あるのは年功序列と新陳代謝のない停滞。そういう場に、無知な若い作家を誘い込むのは、罪なことである場合もある。

2013-10-16 17:27:01
茂木健一郎 @kenichiromogi

東京芸大や、武蔵美や、多摩美あたりのアートなやつらって、最初から公募展なんて視野に入っていないし、ガン無視。会田さん、奈良さん、村上さんが出ていった文脈と違うし。ところが、そんな事情を知らない若者が、年功序列な公募展に誘われて腐っていくのが、いちばん罪なことだと思う。

2013-10-16 17:28:30
茂木健一郎 @kenichiromogi

だったら、ちゃんとキュレーションやって、批評性があるべきなのでは。現状は、まるで整理の悪い雑貨やのようです。あれじゃ宝があっても、全部石に見える。 @kamesan0519 国立でやる場合の意義として「上質な作品を届ける」のほかに国内のレベルの底上げもあります。量が質を生む。

2013-10-16 17:30:50
茂木健一郎 @kenichiromogi

あっ、そうやね。 @air_sonshi @kenichiromogi その点「ポコラート全国公募展」は実りある公募展だと思います。

2013-10-16 17:31:40
茂木健一郎 @kenichiromogi

結局、公募団体って、なんとか先生偉いとか、そういう年功序列な雰囲気になっていくんだよね。まさに日本。アートの本質は、そんなところにはないから。いくら首相官邸に飾られたって、日本芸術院会員になったって、文化功労者や文化勲章受けたって、美の神さまは微笑まないから。寂しいよね。

2013-10-16 17:34:43
茂木健一郎 @kenichiromogi

art brutは、みんな関心があって、ただ、美術史の中でどう位置づけるか、とまどっているよね。 @itaiya アウトサイダーアートはどうとらえますか??アウトサイダーアートの中で時々見られる色彩や緻密さに無条件に降伏するような美の体験はどう扱うべきだと考えますか?

2013-10-16 17:39:11
茂木健一郎 @kenichiromogi

少しずつ作品展示して、ギャラリー、キュレーター、批評家に注目されるしかないよね。みんな探っているよね。 @ajin1991 茂木さんに質問です。では若者が、公募とか懸賞以外に世の中に出てきて認められる方法というのは他にどういう方法があると考えられていますか?

2013-10-16 17:42:16
茂木健一郎 @kenichiromogi

うん! RT @ssbasara: @kenichiromogi アートに限らず日本の病だね。僕らはそんなじじいにならないようにしよう!

2013-10-16 17:57:51
茂木健一郎 @kenichiromogi

それにしても、ウォーホルすごかったなあ、と、アメリカンポップアート展@国立新美術館を鹿児島でビール飲みながら思い出す。あんな反逆っていうか価値倒錯みたいなところから行ってさ、今や美の神殿のど真ん中。アートの夢だよな。

2013-10-16 21:29:16
茂木健一郎 @kenichiromogi

それは、工芸であってアートではない。RT @mkk3110: @tckw_illl 公募展はとても古い、時代遅れなものだと思うよ(団体ついて詳しくないので有名どころをイメージ)。でもそれが悪ってわけではなくて、出品して評価されるってことは「モノの質」が上がっていくことにつながる

2013-10-16 21:49:45
茂木健一郎 @kenichiromogi

公募展に普遍なんてない。 RT @mkk3110: @tckw_illl 所謂現代アーティストの人たちは公募展批判してる人ばかりだし美大の若者たちは公募展とか興味なさそうだよね。目指している方向が違うのだと思う。↑の人たちは「新しい良さ」を。公募展側の人たちは「普遍的な良さ」を

2013-10-16 21:51:24

ykkykymさんが茂木さんのツイートへの反応を拾ったまとめ 
■公募展をめぐるツイートあれこれ http://togetter.com/li/577885 

雪りん @ykkykym

こんなのもあった。2013年4月。:茂木健一郎氏 @kenichiromogi 【日本の公募団体を中心とするガラパゴスなヒエラルキーの問題】連続ツイート http://t.co/KU7kxYoT0a

2013-10-17 23:43:02

【参照】
会田誠とパルコキノシタの公募団体に対するやりとり
http://togetter.com/li/

アート、デザイン、イラスト(80年代の話)

まとめ アート、デザイン、イラスト(80年代の話) まとめました。 80年代だけに限っていません。 12558 pv 70 24 users 40

「イラストレーション」という語の使用法

残りを読む(5)

コメント

かりめろ @nannkaiwagei 2013年10月18日
アーティストのひとりよがりに礼拝を求められるのにはうんざりする。誰でも描画の機会を持ちかつ、発表しうるのはとても贅沢なことだ。
0