『原発事故と科学的方法』　島薗進氏の紹介

島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎『原発事故と科学的方法』 http://t.co/JeWwO2u9c3　なぜか？どう対処すればよいのか？これについても牧野氏は考えているが、深入りはしていない。拙著『つくられた放射線「安全」論』に部分的に少し進んだ答えがあるといいたいが、もっと分厚い歴史的研究が必要。

島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎『原発事故と科学的方法』岩波科学ライブラリー。 http://t.co/JeWwO2u9c3　 一部にすぐに誤りと分かるようなことを言い続ける専門家集団がある」p93。菊池誠氏（阪大）、早野龍五（東大）のような物理学者がそれを是認したのも不可解p6-7。

島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎『原発事故と科学的方法』岩波科学ライブラリー。専門家による1990年時点での予測は、おそらく１００倍以上過小評価だった。当時と現在で、被爆と発がんについての理解は基本的にかわっていない。甲状腺以外は1990年の予測を継承している。それでよいのかの検証はなされていない。

島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎 http://t.co/JeWwO2u9c3　ベラルーシのゴメリ地域での甲状腺がん発症を1990年の論文では６１人、2006年の論文に基づくIAEAやWHOのレポートでは1000人前後としていた。しかし今将来の発症を含めて予測すると2.5万から10万人となるp87-8

島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎『原発事故と科学的方法』岩波 http://t.co/JeWwO2u9c3　 すぐに誤りと分かるようなことを言う専門家集団。勿論きちんと的確にことを進めている専門家もいる。p25せっかくの強力な科学的方法が専門家集団や政府機関にないがしろにされてしまうことがある。p９３

島薗進 @Shimazono

牧野淳一郎『原発事故と科学的方法』岩波 http://t.co/JeWwO2u9c3　 「一部にすぐに誤りと分かるようなことを言い続ける専門家集団がある」p93。科学的な事実をねじまげてまで自分の存続をはかる研究者集団があるp74。放射線健康影響の専門家集団も危うい（第５章）