公平や公正な制度について考えるメモ

生活保護法改正、自立支援法、難病
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安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

日本では自己負担率引上が医療費抑制の切り札のように議論されるが70-74の一律2割化で(現時点で)2千億程度なら自己負担増によるマクロでの抑制額はさほど大きくないし、一般の3割はこれ以上は引き上げ無理だし、引上論のとばっちりを生活保護受給者や難病患者が受けたりと、

2013-10-19 06:57:46
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

だんだん袋小路に入る。もちろん税・保険料引き上げの議論も、ゲートキーパーの議論も同時平行でやっていて、それでなおかつ自己負担率引き上げ(&複雑な高額療養費改革)も、という厳しい現状だろうが、自己負担サイドではなく税保険料や医療アクセス等で妙案を見つけなければならない時期ではないか

2013-10-19 07:07:14
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

(ちなみに私に独自の妙案はありませんすみません)

2013-10-19 07:08:14
bn2 @bn2islander

@dojin_tw 難病に関しては「医療費助成の対象を現行の56疾患から300疾患に拡大する一方」で自己負担の拡大というわけで悩ましいですね

2013-10-19 07:13:25
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

疾患名で助成対象を区切るというのが、そもそも医療費の自己負担が(比較的)高いという日本的状況の反映と考えてますRT @bn2islander: 難病に関しては「医療費助成の対象を現行の56疾患から300疾患に拡大する一方」で自己負担の拡大というわけで悩ましいですね

2013-10-19 07:22:37
bn2 @bn2islander

@dojin_tw 疾患のいかんに関わらず自己負担額は一定であるべきだという事でしょうか

2013-10-19 07:23:22
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

というよりも、歴史的・制度的背景があるのでどうしようもないですが、医療アクセス厳しくとも万人が無料/低額医療ならば、そもそも難病への「医療費助成」自体が必要ないわけなので、 RT @bn2islander 疾患のいかんに関わらず自己負担額は一定であるべきだという事でしょうか

2013-10-19 07:32:30
bn2 @bn2islander

@dojin_tw アクセスを厳しくする代わりに自己負担を引き下げる話の場合、今度は難病患者の医療アクセスが問題になってくるようにも思います。まあ、実際は難病の方はアクセスフリーにしないとどうしようもないのでしょうが

2013-10-19 07:38:35
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

なので現在・今後の虫食い的な「医療費助成」は日本が誇るフリーアクセス/自由開業医制の皺寄せ的側面もあると思ってます。でもフリーアクセス/自由開業医制は崩せないので、選択肢としては手足が縛られているような感じかと 。ただ、ややイメージ先行の認識かもです。@bn2islander

2013-10-19 07:44:35
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

それはあるでしょうね。アクセス制限あると、他の専門病院での再診察や好きな病院を選ぶというメリットが制限される一方で、無料or低額なら満遍なく医療費負担を心配しなくていいというメリットもあるのでトレードオフかと。このあたりは@wsaryさんの意見も聞きたい@bn2islander

2013-10-19 07:49:09
Taku Watanabe @takutchan

条例や生活保護で、すでにけっこう手一杯の中、さらに難病自己負担問題も。 特定疾患ALS患者、人工呼吸器開始で、これまで原則無料が44000円の負担増、さらに、介護保険2割負担となったとすれば、さらに44000円。合計88000円の月額負担。残酷厚労省。

2013-10-19 08:40:02
戯画兎 @giga_frog

難病患者の自己負担についての不満があるようだが、労働能力が優れず年収300万円も稼げない人と比較したらどうだろうか。 https://t.co/jwTB8ttKER

2013-10-19 11:12:50
戯画兎 @giga_frog

病気の場合は健康保険制度のお陰で治療してもらい労働所得を得ることができる。一方で、健康だが能力不足が原因で稼ぎが少ない人は特に救済がない。医療費の自己負担の多さへの不満の前に、保険で認定された恩恵に気づいてもよいと思う。

2013-10-19 11:26:55
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

「健康だが能力不足が原因で稼ぎが少ない人は特に救済がない」というのは確かに能力主義社会の本質的なとこを突いているように思います。しかしこれは税と給付による再分配により一定程度は担保されますよね。高所得の難病患者から低所得の健康人への再分配は現行制度でもありえます@oishihi

2013-10-19 11:35:47
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

そもそも、なぜ人々の厚生比較を所得に一元化するのですか。狭義の経済学の中ですら、それは一般的なアプローチではありませんよね。実証系に近いところでもequivalent incomeという考え方もありますし。@oishihi

2013-10-19 11:39:07
戯画兎 @giga_frog

まさに「高所得の難病患者から低所得の健康人への再分配」が気になります。病気や障害のある人は健康状態以外が同等の人と比較をすることが多いのですが、広範な社会保養の枠組みの中で考えることも必要ではないかと。@dojin_tw

2013-10-19 11:43:31
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

広範な社会保障の枠組みで考えるなら、なおさら、高所得者から低所得者の所得再分配と、健康な人から健康でない人に再分配(あるいは保険)を、まずは独立して考えるべきではないです。医療費自己負担の話に「年収300万の人をみよ」という話をするとむしろ混線します。@oishihi

2013-10-19 11:55:08
ありす @alicewonder113

鍵)厚労省に限った話ではないが、制度変更を行う場合、どういう経済主体にどういう変化が生じるか、その可能性をシミュレーションでちゃんと示した上で議論すべきだ。シミュレーションは特に凝ったものでなくても良いと思う。指定統計、業務統計を有する官庁がそれをせずして誰がするのか。

2013-10-24 07:15:38
bn2 @bn2islander

@dig_nkt とはいえ、ある程度以上の収入の方の自己負担を増やすと言う流れは止められないようには思いました。やり方は巧妙ですし。国民会議このかた、応能負担と言う考え方が全面にで的屋なと思います

2013-10-22 12:00:37
ありす @alicewonder113

鍵)自己負担は何のために存在するのか、ということだと思います。経済学の視点からはこれはモラルハザード抑止であって、そのためには高率な自己負担である必要はないわけです。とすると、これは垂直的公平性を意識したものいうこと。自己負担で公平性を求めるのは筋が悪い。

2013-10-24 07:16:05
bn2 @bn2islander

@dig_nkt 健康保険なり税金で公平性を求めると言うのが筋と言う事ですか

2013-10-22 12:16:45
ありす @alicewonder113

鍵)私はそう思います。それから、やはり特定疾患の特質を考えると、他の完治する疾患や終末期の疾患の負担とは別フレームで考える方が良いと思います。

2013-10-24 07:16:27
bn2 @bn2islander

@dig_nkt ありがとうございます。もうひとつうかがいますが、垂直的公平の実現のためには、障害者控除を一旦廃止して、障害の程度に応じて給付すると言う方法はあるのでしょうか

2013-10-22 12:45:31
ありす @alicewonder113

鍵)障害者控除の効果について考えたことがなかったのでフリーズしてますがw、控除から給付へ、という理念からいけばそうなりますね。ただ、障害者世帯と子育て世帯では年齢と所得階層がかなり違いますね。ちょっと考えてみます。

2013-10-24 07:16:45
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

@bn2islander @dig_nkt 「やり方は巧妙ですし」>ちょっと試算しましたが、今回は巧妙どころかあからさまかつ非連続かつ大幅な負担増です。特に年収370万以上という大して高所得ではない層の負担増が半端ない。カマをかけてるのかもしれず、修正案もでるものと思われます。

2013-10-22 19:59:35