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モーリー・ロバートソン @gjmorley
英紙で「日本が少子化に向かうのはセックスレスだから」といった意味合いの長文特集記事。どんどん読み違えが拡大していく様相… Why have young people in Japan stopped having sex? http://t.co/2Ado9qDn4e
モーリー・ロバートソン @gjmorley
日本から世界に向けた発信が少ない中で、時々「お笑いジャパン」ネタが出まわるのですが、今回は「セックスしなくなった日本人」ということになっています。立ち食いラーメン、コンビニ、カプセルホテル、そして「めんどくさい」という言葉の英語訳が盛り込まれ…いやー、これ、何とかしたほうがいい。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
そんなわけでにわかに「日本人のセックスレス現象」が欧米プレスでブームになりつつあり、アルジャジーラから生放送のディスカッションに加わってほしいとの依頼が来ました。受けて立つつもり。生放送は日本時間で金曜の明け方4時ごろ。もうちょっと有機的、総合的な日本を世界に伝えたいな。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
ロシアメディアは「専門家」の見解をまじえてめちゃくちゃな結論に。「地震が多い地形なので無常観が定着している」→だからセックスしなくなるって、本当ですか? Young Japanese: no time for sex http://t.co/HMo1FI4r55
モーリー・ロバートソン @gjmorley
日本国内ではネタ記事の扱いですが、まあネタだとわかりますよね> 20~40代男女の約半数がセックスレス きっかけは性欲の低下 - ZAKZAK http://t.co/eadfzm6TbY
モーリー・ロバートソン @gjmorley
検索ワード「celibacy」(禁欲)と「Japan」でニュース検索をしてみると、どうなっているかがわかります。「オタク」「ひきこもり」「パラサイト・シングル」が陳列され、『分析』がどんどんと進められていく傾向にあります。2ちゃんねるじゃないんだから、と思うけど、これが現実。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
日本語や日本文化を深いところで理解している特派員が常駐せず、東アジア全般をカバーする人が日本でローカルにアルバイトを使って翻訳や通訳をさせ、適当な人口のサンプルで類型的なインタビューを行い、実名と写真を出して結論を出す。欧米メディアの定石ではあるのだが、日本に不利だと思う。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
欧米エディアの日本支局が1990年代以降次々と撤退し、シンガポールや香港、中国支局に力を入れていったこととも関係しているでしょう。しかし日本社会が国際社会にそれほど強い関心を持たず、ましてや発信を能動的に行う局面はついぞなかった。クール・ジャパンも勘違いの産物がひとり歩き。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
やっぱり、ガーディアン記事やばい。「3.11のせいで恋愛関係を築く気力が失せた」みたいなことも書いてあるし。脱原発の皆さん、セックスレスですか?推進の皆さん、セックスは好きですか?レイシストのみんなはセックスする相手がいなさそう… http://t.co/2Ado9qDn4e
モーリー・ロバートソン @gjmorley
「もう日本は終わりだ。だからセックスするのやめよう」って、おかしくありませんか?「どうせ日本が終わるのだから、気持ちいいセックスをやろう」とかになる人も多いと思うのだが。地震が多いし、津波も原発事故もあったし、諸行無常だから座禅を組むか…って、ならないんだよ!ならないの!
モーリー・ロバートソン @gjmorley
確かに生きづらい要因も多々あるし、女性は働くと同時に家庭を持つという選択肢が次第に苦しくなっていくなど、制度が老朽化しているのも事実。けどAVを見過ぎとかゲームのやり過ぎで…とかいうのはあまりに安直な分析手順で、やっつけ記事もはなはだしい。これに対して別の発信をすることが重要。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
イギリスのハフィントン・ポストも「日本セックスレス祭り」。10月24日にBBCが「No Sex Please, We're Japanese」という茶化したタイトルのドキュメンタリーを放映予定で、そこから盛り上がり始めたようだ。 http://t.co/LnsQAxy8wK
モーリー・ロバートソン @gjmorley
UKハフィントン記事の末尾には「オーガズムが健康に良い9つの理由」みたいなおまけもくっついています。 http://t.co/NNrRPQNpHb ☆もう、蛸が海女ちゃんとまぐわっている北斎の絵か何かでも送りつけたくなる。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
ぼくが紹介したからではないと思うんだけど、「日本人はセックスしてない」のおもしろ記事が、英紙の国際ニュース部門で1位になってる> Why have young people in Japan stopped having sex? http://t.co/2Ado9qDn4e
モーリー・ロバートソン @gjmorley
ガーディアン記事をばかにするゴシップ記事も。「ファックをしようがしまいが、個々人の勝手だ。国家が介入することじゃない」 So What If People in the Future Stop Sexing Each Other? http://t.co/rzbDaTIKJ7
永田夏来(さにはに) @sunnyfunny99
@gjmorley 若者の性行動については、1970年代から継続的に全国規模の調査が行われています(私も参加しており、海外で学会発表しています)。最新のデータがネットに上がっていませんね(言っておきます)。本はこちらです。 http://t.co/O7hooBnPDy
モーリー・ロバートソン @gjmorley
要するに、こういうネタ記事に火がついて世界中を駆け巡る時、日本社会の背景やネタの前後関係を調べるだけの気合が入った国際ジャーナリストがほぼ不在で、日頃から蓄積したステレオタイプへと日本が流し込まれるのが、ちょっと残念でごじゃまんねんです。半日かけてタモリから説明してあげたいな。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
なーるほろー。開国前の日本に話が戻っちゃうわけですね。せめてミッドウェー海戦ぐらいまでへの時代逆行で止まってくれると、もう少し説明しやすくなるのですが。 RT @gk09090 10月4日から開催されている大英博物館の春画展も、少なからず影響していると思います。
永田夏来(さにはに) @sunnyfunny99
@gjmorley みにくいかもしれませんが、こちらにみられるように近年確かに若者の性行動については下降が観察されています。https://t.co/U71xE4P6rS
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モーリー・ロバートソン @gjmorley
たわいないネタ記事ではあるのですが、ここに垣間みられる問題点というのは、日本社会や日本人が世界に向けてあまりにも消極的な発信してしなかったこと。日本文化に含まれるエロティシズムやそれにまつわる感受性も、奇怪さやオリエンタリズムとして消化されてしまうリスクがつきまとう。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
数年前ですが、ジェンダーを学術研究している日本人ハーフ女性の学者(日本語経験はゼロ)を秋葉原に案内した時のことでした。駅前にある大人のおもちゃのデパートを訪問したところ、ダッチワイフの実物陳列コーナーに少女体型のものがあり、学者さんはとても強い嫌悪感を表明。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
そのイギリス女性は体中に(多分性器も含めて)ボディピアスをしていて、タトゥーもがっつり彫ってあった。恋愛関係もバイセクシュアル。つまり思い切りサブカルチャーにコミットして寛容な世界観を持っていたはずなのですが、日本のロリコン・ダッチワイフを見て、すべてが嫌悪感にドミノ倒しへ。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
少女そっくりの寸尺で、しかも肌触りが人間にとても近い性的な玩具を作ることが倫理的にどう問題があるのか、というディスカッションは終わらない側面があるので、今は踏み込みません。しかし、他にもいろいろな性的玩具や「風俗」、AV、エロ同人誌、エロなゲームがある中での小児型ダッチワイフ。
モーリー・ロバートソン @gjmorley
このコンテクスト、つまり前後関係、因果関係、背景をまったく見なくなって「小児性愛を堂々と肯定した製品が合法的に売られているなんて、許せない!」というアレルギーがトリガーされ、その延長上に「日本は男尊女卑でペドファイルな文化」みたいなレッテルを一回貼られてしまうと、不利。
永田夏来(さにはに) @sunnyfunny99
@gjmorley アダルトビデオやゲーム、ましてや震災の影響などはくだらない議論だと思います。80年代より生じてきた性の解放は90年代後半には10代の若者にまで影響をおよぼしていましたが、それが落ち着いてきたためにみかけ上の経験率が下がっているというのが妥当な解釈です。
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コメント

minkanjjjno @minkanjjjno 2013年10月23日
ダッチワイフと抱き枕が混同されてる予感。
ケイ @qquq3gf9k 2013年10月23日
好き好んで『草食系男子』をやってると思うなよ。確率100%で美人をナンパできるなら野獣にだって変身するわ。
欠点’s @weakpoints 2013年10月24日
チーターのハント成功率は20%だったりする、何が言いたいかというと下手な鉄砲も数撃ちゃ(ry
ぱーしもん @tkhsdesu 2013年10月25日
子供により良い未来を与えられないと思えば子を産もうとなんて思わないし、まして自分達の生活が手一杯で複数世代の手による子育てもごく一部でしか出来るものじゃなくなった(前世代が徹底的に否定した)から、複合的なこの問題に心して取り組まないと改善の余地は無いんじゃないですかね。
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 @nofrills 2013年10月27日
一点、基本的なファクトを指摘させてください。@gjmorley さんが「ガーディアン記事」と表現しているWhy have young people in Japan ...?の記事 http://gu.com/p/3jtcn/tw は、クレジットに明示されている通り、「ガーディアン」ではなく「オブザーヴァー」(日曜)掲載です。2紙の編集部は別で、ガーディアンには日本常駐で日本語ぺらぺらの記者さんがいます。当該の記事の筆者はガーディアン/オブザーヴァーの人ではなく、米マリクレール所属です。
モーリー・ロバートソン @gjmorley 2013年10月27日
nofrills ご指摘ありがとうございます。確かに厳密にはガーディアンとオブザーバーは異なりますが、他のメディアに引用される時には「ガーディアン」が発信元とされているようです。
モーリー・ロバートソン @gjmorley 2013年10月27日
記事の発信元が「ガーディアン」として引用されている例の1: http://voiceofrussia.com/2013_10_22/Young-Japanese-no-time-for-sex-0663/ 「The Guardian has conducted a profound survey」
モーリー・ロバートソン @gjmorley 2013年10月27日
例の2: http://www.slate.com/blogs/xx_factor/2013/10/22/celibacy_syndrome_in_japan_why_aren_t_young_people_interested_in_sex_or.html 「According to a fascinating and bewildering investigation in the Guardian by Abigail Haworth」などなどです。
Iosif Takakura@月曜南ホ18b「恢徳堂」 @huideyeren 2013年10月27日
そもそも金がない。コミュニケーション能力も無い。なりたくてセックスレスになってるわけじゃないんだ。その点は主張したい。 @gjmorley さんの主張には同意できるけど、経済的問題が欠けているのはちょっとなぁ。
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 @nofrills 2013年10月27日
gjmorley ご教示ありがとうございます。いずれにせよ、「元がthe Guardianのウェブサイトに掲載されたオブザーヴァー名義の記事で、書いているのは米マリクレールの人」だという事実は強調しすぎることはないように私は思います。(単なる観察の結果で厳密なものではないのですが、概してアメリカでは普段から、ガーディアンとオブザーヴァーが区別されていないようです。)
Iosif Takakura@月曜南ホ18b「恢徳堂」 @huideyeren 2013年10月29日
@gjmorley https://twitter.com/matuitom/status/394111099479416833 こそ考えるべきではないかと思いますよ。私だけかもしれませんが、思春期以前からすり込まれた「負け組意識」の影響はきわめて大きいです。これを何とかできる解を日本社会が持っていないということも「日本人のセックスレス現象」の一因になっているのではないでしょうか。