放射線連続講演会 中西先生:講演の要約

2013年10月23日 放射線連続講演会「放射線について『知って・測って・伝える』ため」(フェイズ2-3 通算第六回) 産業技術総合研究所 中西準子先生 福島の外部被ばく量は過大評価されている-現実は,今の評価値の1/2か1/3である- http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak646_650.html#zakkan650 続きを読む
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リーフレイン @leaf_parsley

☆個人線量計だけに頼っていると、色々違いがあるという事で終わり、政策に取り入ることが難しい ☆まずは二つを分けて、前者はただちに修正し、後者は公少しデータを集めてから取り入れて、修正することが望ましいのではないか。

2013-10-26 15:49:45
リーフレイン @leaf_parsley

中西先生の場合は、空気吸収線量率の場合はそれに0.3を掛け、リアルタイムデータ(サーベイメータ)の場合は0.25を掛けています。

2013-10-26 15:50:30

「個人被ばく量-伊達市1年間の結果 やはり、そうだった-計算値の1/2から1/3-」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak656_660.html#zakkan657

低線量被ばくリスクとは?

リーフレイン @leaf_parsley

2、低線量被ばくとは何か⇒LNT仮説 放射線死亡リスク  100mSv/y:5.5×10^3 20mSv/y:1.1×10^3 1mSv/y:5.5×10^5

2013-10-26 15:52:09
リーフレイン @leaf_parsley

日本のリスク管理 基本的にリスクゼロを標ぼうしているけれど、現実にはリスクがある場合も多く、リスクを認めて許容値を設定しているものもある。 ⇒例えば 水道水のベンゼンの基準値 1×10^5  作業時のベンゼンの許容値 生涯曝露量 1×10^3

2013-10-26 15:52:49
リーフレイン @leaf_parsley

⇒矛盾も多い 自然物は? 交通事故リスクは? 有用な物質が使えない?

2013-10-26 15:53:07
リーフレイン @leaf_parsley

リスク管理の3原則 A、Risk Free B、Risk Based C、Risk Benefit この中で一番難しいのがB 多くの人が「リスクはあるが安全と思える」レベルを決めるということ⇒事実上の安全 

2013-10-26 15:54:56
リーフレイン @leaf_parsley

アメリカでは1品目ごとに長い論争が行われてきた 結果として、10^4~10^6が国際的な標準に。

2013-10-26 15:55:25
リーフレイン @leaf_parsley

放射線リスクはどう考えるべきか? 放射線のリスクは常に存在する ⇒ リスクを容認できる値は?  ⇒  作業者の1/10 あるいは、 自然レベルの変動範囲程度⇔これが1mSv/y

2013-10-26 15:58:47

除染特別区の除染目標について考える

「除染 -帰還のための線量目標値-」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak651_655.html#zakkan651

リーフレイン @leaf_parsley

除染特別区域の除染目標について考える ⇒実際除染をはじめてみると、全域を1mSv/yに落とすのは不可能。 ⇒農地の除染方法の再検討が必要ーー土壌の除去+客土は中間処理施設も含めると膨大 ⇒住民一人当たりのコストも?

2013-10-26 16:03:56
リーフレイン @leaf_parsley

その地域に本当に人が帰還できるのか? 15年累積被曝量を考えてみると、、、 除染後5mSv:15年累積40.7、 30年累積61.5mSv 除染後10mSv:15年累積81.5、 30年累積 126.5mSv 除染後20mSv:15年累積162.9、30年累積 253.84

2013-10-26 16:07:18
リーフレイン @leaf_parsley

空間線量別の人口分布を考えてみると、線量係数0.3で計算すると、5~10msv/yの地域までにほとんどの人が居住している。

2013-10-26 16:09:52
リーフレイン @leaf_parsley

以下の条件から全体を考えてみると 1、放射線の空間線量率(許容されるレベル)はいくつか? 2、帰還時期 3、技術的限界(対費用効果) 4、費用

2013-10-26 16:11:42
リーフレイン @leaf_parsley

☆20mSv/yは帰還目標値としては高すぎる ☆非常時にこのレベルのリスクを認めることが必要な場合はあるだろうが、帰還時を非常時とすることには無理がある ☆20mSv/yは職業被ばくの基準である ☆15年居住した数値 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2013-10-26 16:13:28
リーフレイン @leaf_parsley

☆年間1mSvは当面の目標としては、技術、時間、費用の点から無理

2013-10-26 16:13:51

中西案の提案

リーフレイン @leaf_parsley

正解はないが解を見つけるべき!! 中西案 1、15年累積被ばく量は100mSvを超えない(集落単位で平均50mSv、高い場所で100mSv以下) 2、15年間で個人線量が長期目標の1mSv/y以下を達成 この条件を満たす帰還時外部被曝量として5mSv/y

2013-10-26 16:16:33

15年累積で15mSv以内⇒今現在で実効線量5msv/y相当の地域ならクリア
今現在5mSv/yの時の周辺線量とは?⇒
一時間当たりの周辺線量率
5000(μSv/y)÷365÷24=0.57μSv/h
今までの計算ではこれを生活遮蔽分の換算係数0.6で割った値
0.57÷0.6=0.95μSv/h

提案されているのは、実効線量換算値分を加味して、0.3で割る
0.57÷0.3=1.9μSv/h

リーフレイン @leaf_parsley

帰還時5mSv/yであれば ☆自然減衰量を気にせずに約5万人がこの条件を満たすことができる ☆帰還困難区域の2.5万人と一部この条件を満たせない区域は移住せざるを得ない(同じ町村移住も可) ☆この計画なら仮置き場があれば2015年4月には完成できる

2013-10-26 16:18:52
リーフレイン @leaf_parsley

☆インフラの整備ができれば帰還できる ☆この場合の費用はこれまで計算された1.9兆円で賄うことができる ☆農地の除染を工夫すれば、さらに経費を減らすことが可能

2013-10-26 16:19:50
リーフレイン @leaf_parsley

この時の癌リスクは? ☆15年の累積被ばく量40mSv⇒ ICRPのリスク係数で追加リスクは2.2×10^3 ⇒事故後のリスクとしては、化学物質リスクと比較してもそれほど大きいものではないといえる。

2013-10-26 16:21:50
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