『若年無業者白書 その実態と社会経済構造分析』 個人的感想(暫定)まとめ

第2章第1節までの感想をまとめてみました ※このまとめのカテゴリー選択で、この分野の位置づけの難しさを実感
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の〜みそぬこぬこ @brain_catcat

若年無業者白書 その実態と社会経済構造分析: 西田亮介, 工藤啓, NPO法人育て上げネットhttp://t.co/LUUedTGlPt … 本当はがっつりまとめようとかと思ったけど、ちょっと集中力が持ちそうにないので、とりあえず途中(第2部第1節)までの感想まとめ。→

2013-10-28 13:47:36
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①ポジティブな感想として、生のデータが興味深いのと、若者支援の歴史概略は不勉強な身としては分かりやすくていいなと思った。

2013-10-28 13:48:27
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②ネガティブな感想としては、質問項目の表現の分かりにくさ、適当かどうかへの疑問などがあった。

2013-10-28 13:48:36
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③一つずつ具体的に見ていくと、第1部第1節(p10)で“行政部局名称に「若者」という単語が入っていない”ことで若者が支援対象でなかったとしているけれど、例えば京都では「青少年課」が担当しているように、他の用語を考慮する必要があると思う。

2013-10-28 13:49:38
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④第2部全体としては、年代や男女差が考慮されなかったのが残念だけれど、それは仕方がないのかなと思う。でも実際にはかなり重要な要素だと思うので今後の調査に期待したい。

2013-10-28 13:49:49
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⑤p18、この調査の胆となる3つの分類に関して、「求職型」と「非求職型」を分ける手続きには疑問を抱いた。「ハローワークで求人を見ている」「ハローワークで就職に関する相談をしている」「家で求人雑誌を見ている」を選んでいるかどうか、というもの。

2013-10-28 13:50:07
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⑥特に3つ目、なぜ「求人雑誌」に限定されているのか。実際に文字通りに回答されたのかどうかは分からないけれど、就活からバイト探しまでネットですることが多い時代に「求人雑誌」のみを基準にすることもないのでは。例えば「求人情報」であるとか。

2013-10-28 13:50:22
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※後で気付いたけれど、「仕様データ一覧」には「求人広告を見ている」がある。これは反映されているんだろうか?

2013-10-28 13:51:21
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⑦第2部第1節01(p20) これも質問項目に関する疑問「家でネット検索をしている」というもの。ここでも不思議に限定されている。そもそも「ネット検索」とはなんなのか?Youtubeを開いて見たい動画を検索することも「ネット検索」に入るのか?

2013-10-28 13:51:48
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⑧Twitterをしているだけなら、「ネット検索」には当たらない? 他にインターネット全体の利用を問う項目があるなら別だけれど、見たところこの項目がインターネット利用全般を問う役割を担っているように見える。

2013-10-28 13:52:22
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⑨ここでのデータを見ると、非希望型の「ネット検索」利用率がかなり低い(22%)ことに目が行く。一般的にもたれがちな「ひきこもり=ネット」というイメージからかなりかけ離れたデータ。「ひきこもりの人はパソコンが得意だから」という先入観による支援にも注意がいるだろうなと思う。

2013-10-28 13:52:47
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⑩ここから先も含めたデータ全般の印象として、非希望型の全体的な全体的な活動力というかパワーの低さを感じる。これはまた後で。

2013-10-28 13:53:04
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⑪02(p22) 「自分が使えるPCがある」の割合の低さ(最低の「非希望型」で56.1% 「自宅にPCがある」は79.7%)は予想外だった。逆に携帯電話の所有率(最低の「非希望型」でも86.2%)はむしろ高いと思った。

2013-10-28 13:53:46
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⑫04(p26) 「相談できる友人の有無」はさらに予想外だった。「非希望型」でも「あり」が40%。これは漠然と持っていた印象よりもずっと高い。

2013-10-28 13:54:12
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⑬一方で「一番最初に友人に相談する」の低さ(「非希望型」で8.1%」)をもって、“「相談できる友人はいるものの、いざというときになると友人には相談できない”と分析されているけれど、そう分析するには質問項目の「一番最初に」という部分が邪魔だと感じた。

2013-10-28 13:54:52
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⑭相談に関する質問項目は「一番最初に友人に相談する」「一番最初に家族に相談する」「相談できる友人がいる」の3項目。これは明らかに不適当なのでは。一番最初に誰に相談するかを知りたいにしても、実際に誰に相談するかは順序関係なく調査したほうが良かったように思う。

2013-10-28 13:55:23
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⑮06(p30) 自己評価のデータも興味深い。「非希望型」の方が「不安が強い」や「緊張が強い」などのネガティブな評価で他よりも低いことが多い。「対人関係が苦手」が「求職型」より高いぐらい。

2013-10-28 13:55:47
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⑯一方で、「明るい」や「集中力がある」、「人に頼られる」などのポジティブな項目でも一番低いことが多い。不安や緊張は低いけれど、自己肯定感もやはり低いことが見て取れる。もしかしたら、「希望していない」ことが求職活動のストレスを軽減させている可能性もあるのかも?

2013-10-28 13:56:19
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⑰ポジティブもネガティブも含めて、「非希望型」は全体的に値が低い傾向が見て取れる。「意欲」もそうだけれど、全体的な意志というか、パワーの低さのようなものを感じた。選択できないとか、選択しようと思わない、のような。

2013-10-28 13:57:04
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⑱エゴグラム(TEG)では疑問尺度(Q)で「どちらでもない」の数を測定するという話だけれど、そういった回答への抵抗だとか、消極性のようなものも反映しているのかなと、十分な根拠はないけれど感じた。障害などの関係も考慮する必要はありそうだけれど。

2013-10-28 13:57:59
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というのが、途中までだけれど大雑把な感想でした。

2013-10-28 13:58:09
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なんにしても、調査対象の偏りがあることは念頭に置かざるを得ないとは思うけども。

2013-10-28 13:59:41