2013年10月29日

岸田秀botまとめ/「押し付けられた」偽りの平和主義/~不正な手段(押し付け)で正しい目的(平和)を実現することはできない~

岸田秀著『日本がアメリカを赦す日』/第三章ストックホルム症候群/欺瞞の代償/69頁以降より抜粋引用
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岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

①【欺瞞の代償】敗戦後の日本は、アメリカとの関係において、パトリシア・ハーストや宮嶋少尉が起こしたようなストックホルム症候群を国を挙げて大規模に大々的に起こしたのではないかと思われます。<『日本がアメリカを赦す日』

2013-10-22 19:37:55
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

②…一億玉砕を怒号していた日本が…掌を返すようにアメリカ占領軍に迎合し…あらゆる面に渡ってアメリカの思想と制度を受け入れ、アメリカン・ウェイ・オヴ・ライフに憧れた急旋回は精神分裂病における内的自己から外的自己への反転、あるいはストックホルム症候群としてしか理解できないと思います。

2013-10-22 20:37:58
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

③現実的・合理的現象としては説明できないことがあまりにもいっぱいあり過ぎますし、いま言ったような自己欺瞞も多く見られます。 例を挙げてみましょうか。

2013-10-22 21:37:52
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

④日本国民は戦争に反対だったが、軍部に強制され、引きずられたのだとか、 間違った軍国主義国家から正しい自由民主主義国家へと生まれ変わったのだから、戦争に負けてよかったのだとか、 新憲法は人類の反戦平和の理想にもとづく世界に誇るべき憲法であるとか。

2013-10-22 22:38:03
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑤これらの事を自己欺瞞だと言うと、今…勢力を盛り返しつつあるかのように見える右翼思想とか国家主義とかナショナリズムとかを弁護しているかのように誤解されるかもしれませんが、僕は、敗戦前の日本も敗戦後の日本も、方向は正反対ですが、共に病的現象と見ているだけであって、他意はありません。

2013-10-22 23:37:52
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑥敗戦前の日本も敗戦後の日本もともにおかしいのですが、敗戦後の日本がとくにおかしなところは、おのれのおかしさを棚にあげて、あるいはそれに気づかず、敗戦前の日本のおかしさだけをあげつらっている点です。

2013-10-23 00:38:01
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑦たとえば、僕は憲法の不戦条項に必ずしも反対ではありません。 しかし、加藤典洋さんがどこかで言っていたと思いますが、日本国民が不戦条項に真に賛成なら、いまの憲法を改正して新しい憲法を作り、そこに不戦条項を入れるべきです。

2013-10-23 01:37:52
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑧内容が正しいのであれば、押しつけられたものだっていいではないかという議論がありますが、これは誇りを失った卑屈な者の議論です。

2013-10-23 02:37:54
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑨この議論は、強姦されて処女を奪われた女が、何の価値もない処女を長いあいだ後生大事に守っていた私は間違っていた、人間は男も女も性交を知ってこそ真に人間らしい生活ができるのだ、私を強姦したあの男は私に性交という真の人生への扉を開いてくれたのだ、強姦された私は幸運だった、(続

2013-10-23 03:37:52
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑩続>彼に強姦されなかったら、一生、性交を知らず、間違った不幸な人生を送ったであろうと考えて、強姦されたことを正当化し、彼に感謝するのと同じです。 この女の論理はどこかおかしくはないでしょうか。 このおかしさに気づかないのは、誇りを失っているからではないでしょうか。

2013-10-23 04:38:06
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑪内容が正しいのであれば、押しつけられたものだっていいではないかという議論は、働いて稼いだお金で買った食べ物も、売春して男にもらったお金で買った食べ物も、乞食になって恵んでもらった食べ物も、おいしくて栄養があれば同じではないか という議論と似ていないでしょうか。

2013-10-23 05:37:53
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑫あるいは、この議論は、「目的は手段を正当化する」として暴力革命を正当化したかつての革命政党の議論と似ていないでしょうか。 正義の社会を実現するという正しい目的のためなら、暴力という好ましくない手段もやむを得ないというわけです。

2013-10-23 06:38:05
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑬しかし、暴力を用いて打ち立てた政権は暴力で維持する他なく、実際にはすべて、打倒した前の政権よりタチの悪い暴力的独裁政権となりました。

2013-10-23 07:38:04
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑭正しい目的は不正な手段を正当化するのではなく、不正な手段は正しい目的を腐らせるのです。 目的と手段は一つの有機的全体を成しているのであって、切り離すことはできないのです。 不正な手段で正しい目的を実現することはできないのです。

2013-10-23 08:37:59
岸田秀bot(政治・歴史編) @kishidasyu_bot

⑮自ら進んで獲得したのではなく、他から押しつけられた平和主義は、ちょっとしたことですぐ脆くも崩れる偽りの平和主義にしかなりません。 どのような手段で獲得したかによって、形は似ていても違った結果になるのです。

2013-10-23 09:37:51

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