為末大さん@daijapanの「【日本的精神論】について ”やればできる”」
元陸上選手です。スポーツで社会を良くするぞ。 ご連絡はこちらまで deportarepartners.tokyo/contact/
広島市佐伯区出身の男子元陸上競技選手・400mハードル日本記録保持者で、現在はスポーツコメンテーター・タレント・指導者などで活動中。株式会社R.project取締役。
2001年世界陸上エドモントン大会・2005年世界陸上ヘルシンキ大会の男子400mハードルにおいて、世界陸上選手権のニ大会で銅メダルを獲得する快挙を達成。又オリンピックには、2000年シドニー・2004年アテネ・2008年北京と、3大会連続で出場した。身長170cm、体重66kg。
http://ja.wikipedia.org/wiki/為末大
大戦中の日本軍について言及した失敗の本質という本がある。インパール作戦の中で足りない食料は現地調達せよと指示が出たとあった。ある意味で、日本的精神論とは”足りないリソースを気持ちで補う”という事に尽きるのではないかと思う。
2013-10-30 06:21:31競技をやっていると確かにこの精神が大きな事を成し遂げるという場面に出会う。精神が及ぼす影響は確かに大きい。けれどこれにあまりに強く影響された人は、全ての原因を精神力不足で片付けるようになってしまい、考える事が欠如していく。
2013-10-30 06:26:40”我々は戦い勝たねばならないのだ”という結論から全てが始まり、目的に対し明らかに足りないリソースの差は、精神を統一し、皆一丸となって埋めようとする。例えどんな理由で敗れようとも、学びはいつも精神が足りなかったのだで済ます。
2013-10-30 06:31:02一時期ブラック企業が問題になったけれど、内部は同じロジックだったのではないかと推測する。組織内で”やればできる”を浸透させれば思いっきり成長する人もいるだろうし、確かに効くと思う。ただ、自分をとことんまで追い込み壊れる犠牲者も一定数生む。
2013-10-30 06:34:31もしかしたら他のやり方や、他の道、撤退という選択肢があるんじゃないか。その事に気づくと最後まで戦うという気概がそがれる。目的が達成されるか滅びるか。退路と選択肢を断つ事でたくさんの玉砕戦法が生まれ、その内の幾つかが目的を達成する。
2013-10-30 06:42:22【終わり】気がついたらいた場所で最後まで砦を守り抜く事を美徳とする。失敗の本質にこうある。”戦術の失敗は戦闘で補う事ができず、戦略の失敗は戦術で補う事ができない”まずどの戦場を選ぶか。選べなければ戦略は無いと私は思う。
2013-10-30 06:56:18