長崎大学落語研究会による唐突なリレー小説~二年生と三年生編~

タイトルそのまんまです。 長大落研をよろしくお願いします。 http://ochiken.fc2web.com/
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風花 @katakurittya

@liono_u @juice0113 そうして朝目覚めると、朦朧とした意識の中でまだ、あの花の香りが残っている。その香りに背中を押されてなんとか起きる。彼はいつも少女のことだけを思った。そして目の前の息苦しさを乗り越えてきた。彼女のもとへ行きたい。そればかり考えるようになった。

2013-10-31 15:27:05
こだ @juice0113

@katakurittya @liono_u 彼女と手紙のやりとりを始めたきっかけはある日のことであった、その日も彼は学校の帰りにラップとアルミホイルのランドセルを持ち、さらに同クラス数人のランドセル、首に首輪をはめられクラスで一番可愛い女の子に引っ張られるという形で下校していた

2013-10-31 15:47:30

莉音:それは小学生である彼に対してあまりに苦しい仕打ちであった。しかし、常日頃より余計に耐え忍ぶことが上手くなったその体で、何とか全てをやり遂げた。ぼろぼろの気持ちで岐路に着く。その時である。少女がはんぺん咥えて走り去るのを見たのは。

和奏 @wakananinuneno

@liono_u @juice0113 @katakurittya 熱帯の香りに一差しの磯の味、それは海だった。彼女は海に成って走っていた。少年を通り過ぎて背中を向けて走っていた彼女は、さながら寄せて返す海のように突然に振り返り、少年の方へと戻ってきた。息を切る少女に胸が高鳴る。

2013-10-31 16:30:21
風花 @katakurittya

@wakananinuneno @liono_u @juice0113 「君は…」少年が声を出そうとする間も与えず、少女は彼を包み込んだ。ぺち、っとはんぺんが顔に当たった。二人の間に再び磯の香りが広がる。そして少女はささやいた。「あなたの芯を、見せてあげるわ」

2013-10-31 17:27:38
こだ @juice0113

@katakurittya 少女は彼のズボンに手をかける、待てやめろ、抵抗をしたいができない、それはそうだ彼は何個ものランドセルをからい、そして両手にもランドセルを持っているのだ、しかも首輪をかけられクラスで一番可愛い女の子がそれを引っ張っている、このままでは僕のはんぺんが露わに

2013-10-31 17:48:07

莉音:露わになってしまう。ただでさえ不条理な待遇を受けているのに、そのうえはんぺん持ちだとばれるだなんて、冗談じゃない。しかしふと、僕の中によぎる思考。彼女ははんぺん持ちにもかかわらず、堂々とそれをひけらかしている。何故だ? 途端に、彼女に興味がわいた。

和奏 @wakananinuneno

@liono_u @juice0113 彼女が手を引いた。するとあれだけ沢山あったランドセルが絡み取られていき、地面にぼたぼたと落ちた。ラップやアルミホイル、美少女が眉をひそめたときには、首輪すら少年を解放していた。今彼を縛るのははんぺん少女の手だけだ。「行こう、しゃぶしゃぶに」

2013-10-31 19:26:40

続いてるの?