NNNドキュメント　3・11大震災 シリーズ 　消せない放射能 ～65年後の警鐘～　

まど🙋DBS @mama_jp

ラムジズさん。学生時代、自らの運命を狂わせた放射能に強く憤り、反核運動を。しかし、警察に拘束され、教師への夢を閉ざされそうになった時、運動から身を引いた。放射能に翻弄される人生。

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300万円の支援金を受け取り、ムスリュモワ村から新天地に移住した人は2000人。夫婦で都会に移り住んだサミグリナさん。程なく夫をがんで失った。 「もし帰れるなら…ムスリュモワに帰りたい。人生のほとんどを過ごしたところだから…」 最近は血圧が高く、体調がすぐれない。

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閉鎖されたムスリュモワ。政府は「家屋を壊し、土地を埋め立てて放射能を封じ込めた」という。ところが、あちらこちらでまだ20μSv/hを超える放射線量。

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政府の方針にあらがい、暮らし続ける人も。 ミンガソフさん「新しい村に引っ越す意味が分かりません」 夫「ガスも水もここにあるし。新しい村には家しかないんですよ。倉庫や車庫や…何もないんです」 記者「放射能が強いから移れということだが？」 妻「何も危険なことなんかありませんよ」

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放射能と生態学安全省コンスタンチン局長「古いムスリュモワ村では（放射能のため）もう農地を耕す事はできません」 記者「古い村は、いつから住めるようになる？」 局長「それは難しい質問です。答えられません」

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消せない放射能に引き裂かれた村。だが、核惨事を引き起こしたマヤークは今も動き続けている。ウラルの人たちは命の営みを終えたあと、産まれ育ったふるさとの土に戻る。今日も新しい石碑が建つ。その魂が求めてやまない懐かしい光景は、決して帰ってこない。（終）