11/3-10twnovel

2013.11.3-10
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黒崎 澪 @kurosaki_mio

夕暮れの空が朱く染まり…、 と言うのは昔の話。 本日のメニューはシャンパンゴールドの空。 何時しか人工物に囲まれて忘れてしまった空の色。 暮れ行く空はミステリーパープル。 夜の闇はローズピンクに染まった。 そんな浮き世、人々だから、 人では無くても住みやすい。 #twnovel

2013-11-10 17:15:10
黒崎 澪 @kurosaki_mio

奴が来た。 奴が柱を建ててから世界が変わった。 人は秩序を取り戻した?否、大人しくなった? 何故、寓話の世界の者達が此処に居る? 何もかもが想定外。 毎日が冒険と危機の連続? 電車に乗れるの?人は生きていけるの? 奴はニヤニヤと笑って居る。 それでも皆腹が減る #twnovel

2013-11-10 17:43:58
クラ シキフミ @kura_shikihumi

「痛いな」俺は緊迫した空気の中、ただ一人気楽な口調で喋っていた。周りにいる人の声は聞こえない、姿も見えない。ただいることだけがわかる。「俺、死ぬのかもなあ」ぼんやり、思ったことを呟く。辺りは真っ暗だったけれど、遠く遠くに白い光が見えてきた。「あ、やっとお迎えだ」 #twnovel

2013-11-10 18:22:34
yosizaki @0Y0y0y00480

「つまらないものが見たいな」男はディスプレイを見ながらポツリと呟いた。男は無限に出てくる刺激に辟易としていたのだ。機械は男の呟きを聞き「わかりました」と言った。すると画面が消え、機械は言った。「これがつまらないものです」黒い画面にはぼんやりと男の顔が映っていた。 #twnovel

2013-11-10 18:32:47
ゆい @yu_i_ta

#twnovel ふと彼女に去来した願い、オムレツで寝てみたい。金ならあった。必要なものを取り揃えさせ、卵500個におよぶオムレツは完成した。彼女は湯気を立てるオムレツに飛び込む、同時に悲鳴、彼女にふわとろオムレツは熱すぎた。だが苦悶のうちに揺蕩う恍惚が…確かにそこにはあった。

2013-11-10 18:43:12
岳谷鈴女(がくや・すずめ) @gakuyasuzume

#twnovel ちやほやされてるうちが華だって、自分でもわかっている。好きっていわれたからって、こっちが好きになるとは限らないけど、悪い気はしない。ここが間違いなく頂点なんだから。もうあと数秒で転落が見えているジェットコースター。

2013-11-10 18:44:06
黒巣真音 @catnap_7

君のために私はあるの。笑ってと望めば笑うわ。泣いてと望めば、泣くわ。怒ってと望めば、怒るわ。哀しんでと望めば、哀しむわ。愛してと望めば、愛すわ。嫌ってと望めば、嫌うわ。#twnovel 鳴いてと望めば、鳴くわ。深く愛して。溺れるほど辱めて。気を失うほど熔かして。私は君のモノよ。

2013-11-10 18:44:42
黒巣真音 @catnap_7

怒ってはダメ。損をするのは、あなた自身よ。彼女は僕の手を握った。と、彼女は僕の数歩前に出る。僕の手の届かない範囲。そして、その人と対峙した。#twnovel 「そういう言い方はあんまりだと思いますよ?」彼女は困ったように笑っていた。後ろ手に握り締められた拳は震えていた。

2013-11-10 18:48:35
黒巣真音 @catnap_7

全ての感情を飲み込んで、笑う君。いつも優しい。そうまでして、優しい君は、きっと。今まで沢山の悲しみを哀しみを背負ってきたんだね。僕の悲しみも、君は泣いてくれるのだろう。#twnovel 彼女の細い肩を力一杯抱きすくめた。壊れない様になんて甘い事は考えない。泣いてよ僕の前でくらい。

2013-11-10 18:51:56
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