- d_doridori
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前段
本論
原始キリスト教も原始イスラム教もカルトでしたが、あなたはキリスト教やイスラム教も馬鹿を騙す商売だと思っていますか。 RT @curemikoto @sasakitoshinao カルトってのは、馬鹿を騙す商売でしょう。佐々木さんは馬鹿を騙す側に回ったんですね。
2013-11-13 22:19:37https://t.co/ctV5olzlvd https://t.co/6Tmlfv0spv 公益性なんてもんを宗教に求めたらアカンて。そんなもんは政治に求めるもんや。
2013-11-13 22:21:57別に「公益性がある宗教」だってあっていいとは思うんだが、「宗教=公益性があるもの」というのはまったく不正確ではある。これでは世間との交渉を絶って、ずっと山奥で滝行してるような人は宗教者じゃなくなっちゃうし、その流れでもっといえば道元の時代の初期曹洞宗教団も宗教じゃなくなっちゃう。
2013-11-13 22:36:08あと「政治に関わる宗教は宗教じゃない」みたいな定義も、それだけで突っ走るのはどうかと。個人的見解としては同意しかねるが「政治に関わっていくことで真の大乗が成立する」という考えはアリだし、日本だと公明党とか幸福実現党とかだけの話になっちゃうが、世界にはCDUやCSVもあるわけで。
2013-11-13 22:43:52あと「宗教とは本質的にカルトであり、仏教やキリスト教も最初はカルトだった」みたいな言説を、よく「宗教が分かってる風な人」が口にするけど、こういう定義も実はどうなのかなと当方は最近思うようになった。要するにここ最近、アレフ(旧オウム)の拠点を訪ねて全国を歩くようになってからとみに。
2013-11-13 22:46:21例えば「カルト映画」という言葉をウィキペディアで引くと「熱狂的ファンによる小グループによって支持される映画のこと」と出てくるんだが、これこそ宗教の世界においても正しい「カルトの定義」ではないかと思うんだな。つまり、「自らの教義を少しでも広めようとしてる」限り宗教はカルトじゃない。
2013-11-13 22:49:31つまり現在のアレフ施設を取材して歩いて、その周辺地域の地取りなんかもして思ったのは、彼らはもう「カモれそうな若者(サリン事件を知らない世代)」にしか布教しようとしてない。周辺住民らとも何の交流も持とうとしないし、当然、取材なんて完全シャットアウトという態度である。
2013-11-13 22:51:35本来宗教というのは「少しでも教義を広めたい」という思いから、外向きでオープンな集団であるべきなんだが、どうも世の「カルト」と呼ばれる教団は内向きで閉鎖的だ。つまり「カルト映画」のように「熱狂的ファンによる小グループ」の支持しか受け付けようとしていない。この態度こそカルトなんだ。
2013-11-13 22:54:15「寺を開こう」ってのは、昨今の「仏教ブーム」の中で使われる、実に浅薄なスローガンになってしまったが、こういう言葉が出てくる背景には「寺とは開けっ広げにしておくべきである」という価値観で、これ自体は実にまっとうなことだと当方は思う。
2013-11-13 23:09:45しかし俗に言う「新興宗教」の宗教施設は実に固いぜ。それこそアレフの道場から、公称信者数・数千万の大教団まで、無縁の者がブラっと入れる施設を擁してる新宗教というのは、これは本当に少ない。そこにこそ当方は「熱狂的ファン、小グループ」の支持しか受け付けようとしない「カルト」の姿を見る。
2013-11-13 23:12:02いい歳こいてモテない人が、それでも「彼女が欲しい」などと言うことには驚かされる。当方もモテナイ君なわけだが、それはやはり人格上、欠陥があったからだと自覚すべきだし、女あしらいの稽古も積んでこなかった以上、今さらモテても実際困る。われらはただ生産性もなくひがんでりゃいいのだ。
2013-11-14 00:58:51うん、ちょっと自分でも整理できてきたな。つまり「カルト」の定義とは宗教だろうがなんだろうが、ウィキペディアの「カルト映画」の項目にある「熱狂的ファンによる小グループによって支持」されるものというのが、これがドンピシャであると思うわけだ。
2013-11-14 11:01:22その一方で宗教というものは、どんな状況にあっても自分たちの教義を広め、信者を増やしていこうとするものであると当方は思う。つまり宗教とは不特定多数に対し常にオープンであるべきで、その意味で「寺(宗教施設)を開く」こと、程度の問題はあるが開けっ広げにしておくことも重要なわけだ。
2013-11-14 11:03:39ところがどうも当方がこれまで見てきた新興宗教の多くは「不特定多数」に対して開けっ広げじゃない。外部のものがブラっと入れる施設を持ってるようなところは非常に少ないし、今やほとんどの新興宗教は「不特定多数に対する布教」さえしない。だましやすそうな人、金を持ってそうな人しか狙わんのだ。
2013-11-14 11:06:04以前、まったく宗教とは関係ない雑誌媒体の仕事で、某新興宗教に取材に行ったことがあった。向こうの広報もそういう仕事なので、当方の名刺を見て「某誌に宗教の記事を書いていた小川さんですか?」と聞くので「恥ずかしながらそうです」と答え、その後は本当に「単なる仕事の話」をして過ごした。
2013-11-14 11:08:52ところがある雑用で、その雑誌編集部のアンちゃんが、当方の代わりにその新興宗教へおつかいにいったら、「小川さん、怖かったです。『君の目には力がある。うちで可能性を試さないか』とか言ってくる。みんなに対しああなんですか?」と。やはり人を見てやってるなあと。当方に手を出す気はないんだ。
2013-11-14 11:10:46そりゃ「成功率」というものを考えるのは当然だが、最初から「その人の背後、性格、財産」なんかを勘定に入れて、そも「布教のための声かけをする/しない」の判断をするなんて、こりゃ宗教としてほとんど最悪だと思うわけだ。その某教団は日ごろ世間からカルトと呼ばれてるが、当方も全然信用しない。
2013-11-14 11:13:33「金持ってる、だましやすそう」みたいな悪質な話じゃなくても、ある程度の老舗になってきた新宗教だと、もう2~3世信者で構成していくことしか考えていない、新規に外部からの信者を取り込んでいくということについて、ほとんど関心を持たなくなったようなところもある。「不特定多数」を捨ててる。
2013-11-14 11:17:19この「不特定多数に対する布教をしなくなった宗教」こそが、教義がやばいとかどうとかじゃなく「カルト」だと思うんだな。つまり「熱狂的ファンによる小グループによって支持」されることしか考えてない宗教。外部からの批評や検証を拒否して、自分たちだけの殻の中でぬくぬくやりたいと思ってる態度。
2013-11-14 11:20:47また逆に言ってしまえば、「外部からの目をシャットアウトして、内輪ぼめだけの世界に安住している人たち」というのは、宗教だろうがなんだろうが必ず支離滅裂で極端な思想を持つようにいたる。つまり「不特定多数」が介在する世界にカルトはなく、「参入者を選ぶ世界」においてのみカルトは生まれる。
2013-11-14 11:23:14だからそういう当方なりの考え方において「宗教とは本来カルトで、仏教もキリスト教も最初はカルトだった」みたにあ「分かってる風な言説」には、ちょっと違和感を感じ始めてるんだなあ。釈迦やキリストは不特定多数ときっちり対峙してましたよ。
2013-11-14 11:26:15