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ランランを応援する会(仮)
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@homoTL 「自称…ですね。」いやいや、何を言ってるんだい。スノー君。自称なわけないだろう!「でもリン先輩にその気はありませんよね。」そんなバカな!あいつはツンデレだから…「というか…ラン先輩…リン先輩に告白とかしたんですか?」……え?
2013-11-13 23:49:07![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「告白…というか…毎日のように僕は好きだと言ってるけど…」何だ。何だ、この焦りは…「それに対してリン先輩は何て言ってるんです?」「何…も…。ま、毎日言ってるからウザがられたのかも。ハハハ…」「たぶんリン先輩はラン先輩のこと好きではないと思いますよ。」「……!?」
2013-11-14 00:12:17![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL そ…そんなバカ…な…。今までの幸せスクールライフががらがらと音をたてて崩れていった。じょ…冗談じゃないぞ…。何年のつきあいだと思ってるんだ。僕たちは…僕たちはただの幼なじみだったのか…!?
2013-11-14 00:16:43![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL だがしかし、よく考えてみれば…リンからの気持ちは聞いたことない。言葉など必要ないと思っていたが、そんなことを言われると不安になる。ふ…ふふ…リンに限ってまさか…この僕を… 「リン!!!!!!!」「わっ!?な、何!?」放課後、僕は帰ろうとしていた彼女をつかまえた。
2013-11-14 00:34:24![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「リン…なぁ…。お前、僕のこと好きだよな?」「は…はぁ…?」彼女は顔をしかめた。「何言って…」「そうだよね!?そうだと言ってくれ!!」華奢な彼女の肩をつかむと、彼女はため息をついた。
2013-11-14 00:47:42![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「…自惚れるのもたいがいにしないさい。」呆れた声。「散々別の女と遊んでるくせに私が好き?よく言えたわね…。てっきりからかわれてるのかと思っていた。ひょっとして今もそう?」「違うよ!!僕が好きなのはお前だけだ!こんなに真剣になったのはお前だけなんだ…!」
2013-11-14 00:52:54![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 彼女の表情は相変わらず無のままである。「…離して。悪いけどあなたの期待には答えられない。」「なっ…!」嘘だろ!!手を振り払われた僕は慌てて彼女の腕をつかんだ。「何よ!」「待てって…!どういうことだよ!」「どういうことも何も、好きじゃないって言ってるんじゃない!」
2013-11-14 00:56:37![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL あまりにショックが大きすぎて受け止められない。嘘た…誰か嘘だと言ってくれ!「私、あんたじゃなくてユーリ先輩が好きだから!!」「…は?」さらに現実を突きつけられて戸惑う。え…今…なんて…「離してっ!」「まっ…」リンは今度こそ僕から逃れた。
2013-11-14 00:59:42![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 僕は走っていく彼女に向かって手をのばす。「な…んで…」届くはずもないけれど。「なんでユーリ先輩なんだーーーーー!!!!?????……はっ!」
2013-11-14 01:01:46![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL あ…あれ…? 何だったんだ…今の…。ひょっとして夢?…はぁ…夢か…。よかった…いや、よくない!僕は頭をブンブンとふった。「…いや、でも制服もありだな…って違う!」そうじゃないんだ!
2013-11-14 01:07:04![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL ど…どういうことなんだ…ユーリ先輩って…。あんな夢を見たからにはきっと何か意味があるはず…。ということは…やっぱり…リンって…ユーリ先輩のこと…!?な…なんということだ…僕はあの超人を倒さねばならんというのか…!
2013-11-14 01:13:17![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 僕はあの人に勝つことなんてできるのか…!?色んな意味で!とりあえず僕は慌てて着替えて転がるように自分の部屋を出た。「やぁ、ラン。そんなに慌ててどうしたんだい。」「おはようございます…先輩。」キャロル様とスノーはすでに食事を始めていた。
2013-11-14 09:26:10![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「ゆ…ユーリ先輩ってさ…」「ん?ユーリ?」「弱点とか…あるのかな…?」すると、二人は顔を見合わせた。「そりゃあ…ユーリだって人間だし…あるんじゃないのか?」「頭の悪い人は嫌いって言ってました。」それは弱点じゃないだろ。
2013-11-14 10:22:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「あぁ、確か言ってたな。あとはチャラチャラしたやつも…」「いや!だからそれは弱点じゃないでしょーよ!」二人して何言ってるのさ!「そういうんじゃなくてさぁ…!」「俺…そこまでユーリ先輩と親しくないんで…」「俺だってそうだ。」
2013-11-14 10:24:43![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL というか…「それ僕のこと言ってる!?頭が悪くてチャラチャラしてる…って僕!?先輩僕のこと嫌いなのか!!」好かれているとは思ってなかったけど!何か悲しいな!
2013-11-14 17:50:18![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「好きではないだろうな。」「ちょっと!!結構傷つくから言わないで!」先輩に嫌われるなんて辛いもんだよ!「それよりどうしてそんなにユーリのことを聞きたがる。知りたいことがあるなら本人に聞けばいいじやないか。」
2013-11-14 19:30:03![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「ばっ…このお坊ちゃんは!!何もわかってない!」「お前には失礼という言葉がないのか」「僕、あの人苦手なんだよね」「結局お前も嫌いなんじゃないか」「だいたい自分の弱点教えてくれる人なんていると思う?」「いないな」
2013-11-14 19:33:02![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL あぁ…あの人には弱点なんてないのか…なさそうだな…「弱点ねぇ……」「ユーリ先輩にそんなものなさそうですよねぇ」スノーの言う通りだよ、全く。「…あ。一つ思いついた」「え!!??何!!??」まさかの!「ユーリの弱点はリンだ!」「……は?」
2013-11-14 22:55:42![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL キャロル様は得意気な顔をしているが、僕には何が何やらさっぱりわからない。「…リ…ン?」「え、どういうことですか、キャロル様。」「ふっふっふ…今は何やら険悪ムードのようだが、あの二人は以前はとても仲がよかったんだ。」
2013-11-14 22:58:55![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「ユーリはあの通り、昔からできた人間だからな。 リンは憧れていたに違いない。ユーリの方もそれなりにリンを後輩として可愛がっていたはずさ。今はもうソフィアやらカトリーヌやらでぎすぎすしているが、本当はまた昔のようにもどりたいんじゃないのか。なぁ?ラン。…ラン?」
2013-11-14 23:01:47![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 僕には何も聞こえていなかった。呆然としていた。まさか…まさか、そんな…「…僕は…」「ん?」「僕は負けないぞ!!」「あ!おい、ラン!」「ラン先輩!?朝御飯は!?」
2013-11-14 23:04:48![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 僕は走った。色々確かめるために。「…廊下は走ってはいけませんよ」「うわっ!?」声をかけられて驚く。「ゆ、ユーリ先輩…!?」まさかここで目の敵と会うとは!「朝から騒々しいですね。こんな所で何をしているんです」「……。」僕はにらみつけるように先輩を見る。
2013-11-15 01:44:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「…何ですか、その目は」「…先輩に聞きたいんだけど」「何でしょう」「先輩はもうリンと昔のようには戻らないの?」「……」先輩の表情が固まったような気がした。
2013-11-15 01:48:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「いきなり現れてわけのわからないことを言いますね…君は…」「リンは先輩と仲直りしたいみたいだよ」「仲直りも何もケンカした覚えはありませんが」ケンカどころの問題ではない、と。
2013-11-15 01:50:35![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@homoTL 「でもまぁ…こちらが悪いというのもありますが…。年を重ねてようやくわかってきましたよ…。素直にこちらから謝るのも癪なんで謝りませんが」せ…性格悪いな…この人…「謝ってやらなくもないです」何がいいんだ!この人の!僕には理解できん!
2013-11-15 01:54:18