まどマギ新作を見ていないのでなんとも言えないが。 まず前提だけど、僕は、映画は映画単独で評価するのが基本なので、設定がどうだろうが、完成した作品をどう解釈するかが問題。そういう視点で連ツイ(になるのか?)書いてみる。
2013-11-15 21:28:20まどマギの基本設定の一つが、「魔法少女が魔女になる」という、「子供から大人になる」「人は、悪いおとなになってしまうこともある」成長の物語。 で、「魔法少女から魔女」つまり、「女」で完結している物語。
2013-11-15 21:31:30さやかの苦悩というのは、まだ少女のままで、これから大人になっていくという、その「入り口に立った苦悩」だ。 だから、「告白すれば簡単に付き合えたじゃん」という、すでに腐っちゃった大人の感想は、まあ、腐っちゃってるわけよwww
2013-11-15 21:33:08「少女の苦悩」と、希望と、絶望。 それがまどマギ劇場版の前編から後編を繋げる、重要な「物語の枠組み」なわけだね。 だから、打ち明けられない、うちに秘めたまま、しかし、さやかは「一人で願う」わけだね。
2013-11-15 21:35:03で、まどかの願いによって再構成される世界の中で、魔女になってしまった魔法少女たちが救われるのだけど、そこでさやかは「自分が、上条恭介のバイオリンを聴きたかった」と言っている。「自分が聴きたい」のが願いの本質で、相手の未来を考えたかどうか、というのは人間の善意の際どいところ。
2013-11-15 21:37:40さやかというのは、まどマギの物語の中で「自分のことで必死になっている少女」「まだ大人ではない少女」を明確にするキャラクターなんだね。 だから「さっさと告白すれば付き合えたのにね」って感想を言える人は、無邪気な観客で、幸せだなぁ、と感じた。(もちろん、いろいろ考えてるだろうが)
2013-11-15 21:41:17新作を見てないのでなんとも言えないが、まどマギって、最後に出てきた敵が「魔獣」で、ケモノって書くくせに、おっさんなんだよねw あれは、新作のほうへどうつながるかは知らんが、前後編だけの解釈で言えば、 「少女の自己完結」から「実際に他者と付き合う」っていう、「成長の段階」だ~ね。
2013-11-15 21:50:14ファンタジーを見る上で、その舞台となっている世界は、現実的に捉えるのと同時に、登場人物たちの「心象風景」とも捉えられる。 まどマギの世界が、魔法少女たちの、幼い「自己の形成」という世界だと捉えると、敵が魔女から魔獣(おっさん)に変わるのは、「他人と付き合う」という成長の過程。
2013-11-15 21:54:45なんでもいいけど、まどマギ劇場版はテレビで放送したのを見て、それからブルーレイ買ったので、じつはブルーレイの方は全編通しては見てないっちゅうね。 不良でないか確認しただけw 改めて視ないとなぁ。
2013-11-15 22:01:21中学二年くらいだったかなぁ、、、 物語の「からくり」とでも言うのかなぁ、作者の意図か。 テレビや映画を見て、そういうモノを感じ始めた時に、なんとなく「以前のように素直に見れない」ような気持ちになったものだ。
2013-11-15 22:10:22子供が漫画を見るとき、感情移入して夢中になっているわけで、そこに、作者の意図を探ろうとか、なぜそういう物語になったかの理由を考えるなんてことはない。 それが、だんだん見え始めた時に、少し「遠くに行った」ような寂しさがあったな。
2013-11-15 22:12:26アニメなんかはさ、「絵が下手だ」みたいなところでも、はっきり「作者」を意識しちゃうね。 で、予算がないんだ、、、時間がないんだ、、、って感じるようになると、そりゃあ、夢中になってたはずの世界が、一気に遠くなる。 面白いことに、現実として近づいたのに、感覚は遠ざかるw
2013-11-15 22:15:02中学生くらいで、「作者」などの現実を感じるようになって、そこから「この作監が好き」とか言えるようになったら、いわゆる「アニメファン」の始まりかな。 それ以前の子供はまだファンじゃない。 一歩引いたところで見るようになったら、ファンではない一般人。
2013-11-15 22:17:13ん~、幸か不幸か、今になってまどマギ見たので、フィギュアとか、関連商品はひと通り出て、終わってるんだよねぇw もう、店頭には少ない。
2013-11-15 22:19:58なんとなく「巴」の意味を確認する。大雑把に言えば「巻く」というような雰囲気だが、「巻く」だと、意図を巻くように、「何回も」「たくさん」巻いている状態。「巴」だと、そんなに巻きつける感じじゃなくて、軽く丸めるような巻き方。
2013-11-22 18:59:08相撲などの「三つ巴」を想像すると、単純にぶつかり合うんじゃなくて、かるく捻って丸めてあるというか、よじってあるというか、そういう巻き方が想像できる。
2013-11-22 19:00:46巴マミさんの髪はぐるぐる巻いていたし、魔法でリボンを巻いていたが、まあ、そんなようなところで、だいたい意味はあってるか、、、。 ただ、もっと別の視点で由来があるだろうなぁ、と感じてはいる。 どっかに情報出てたりしてね。調べてないけど。
2013-11-22 19:02:27映画や芸能って、観客の楽しみ方といえば、大雑把に言って2つ。 ひとつは、主観的に、どっぷり感情移入する楽しみ。 もう一方は、作者は何を表現したのか、というような客観的な思考。 で、実際には、もうちょっと違った楽しみもあるよね。
2013-11-22 19:05:24芸能などは、同じ役者がいろいろな役柄を演じた、とか、似たようなことで、漫画に手塚治虫のスターシステムがあって、それを楽しむとか。 言ってみれば、「遊び」の部分か。
2013-11-22 19:07:08まどマギって、中年以上の世代から見ると、過去の「魔法少女」という伝統みたいなものがあって、そこに「反逆して見せている」という面や、「流れを引き継いだ」という面がある。 作者は、それを強く意識していると感じる。 それで、「巴マミ」って名前かな、と、これは漠然とした想像。
2013-11-22 19:09:25今、中年の世代が、 ・幼少だった頃の魔法少女 と ・思春期に見た、クリーミィマミ、ミンキーモモという時代の転換点 があって、そこから少し空白みたいになって、、、 で「魔法少女まどか☆マギカ」と名乗って見せたわけだ。しかも、どう見ても普通じゃない形で。
2013-11-22 19:11:44昔のアニメに在った、ロボット物なら変形してみせるとか、魔法少女なら返信の呪文があるとか、そういう定形。 まどマギの中で、巴マミだけが、極端に決めポーズが多い。 昔の定形としての魔法少女を引き継いでる。 、、、で、マミられちゃう。 そういう「巴マミ」なのね。
2013-11-22 19:14:46まどかとさやかが最初に想像した「魔法少女」は、「伝統的なアニメ」の魔法少女で、巴マミは、マミ自身、そのようにあろうと努力してる人だった。 そしてマミられちゃって、苦悩が明確化する。 過去の作品が描かなかった、「魔法少女たちは悩んだはずだ」という部分に踏み込んでった。
2013-11-22 19:18:42