【個人的メモ01】パロディ

「メタルと花嫁」と「ジャック&エレナシリーズ冒頭」タイトルの作品をを兎虎で妄想してみた。
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スパン@とりまタイッツー @supancall

[メタルと花嫁妄想]雨宮財閥の一人娘、トモエは病弱な少女。家に閉じこもりがちな娘を心配した両親は、少年型ロボット”K(ケイ)"を友人代わりにあてがう。トモエとKはまるで兄妹のように仲良く生い立つ。トモエが成長してもKがそのままでは不自然だということで、少年→青年と外見は変わる。

2013-11-26 22:09:05
スパン@とりまタイッツー @supancall

[メ花妄想]トモエが年頃になるとKは友人役よりもボディーガードの役割に変わる。令嬢との会話は禁止され、笑うことも無くなる。トモエはKを変わらず愛し続けるが、Kは「自分はロボットなので愛情は理解できません」と距離を置こうとする。そのころ、トモエに縁談が持ち上がる。同じ日系企業の…

2013-11-26 22:11:44
スパン@とりまタイッツー @supancall

[メ花妄想]鏑木ムラマサ(遠縁にあたり、幼なじみでもある)。しかし、トモエは自身が病弱なことを理由に縁談を断ろうとする。企業の連携が期待される婚姻に、我侭は許されないと両親から説得され、Kに相談するが、Kは「ロボットだから解らない。ご両親の進めることに間違いはない」と言い切る。

2013-11-26 22:14:33
スパン@とりまタイッツー @supancall

[メ花妄想]泣く泣く、縁談を決意するトモエ。その頃、ムラマサはKを呼び出す。トモエが愛しているのはKだと気付いている。「わたしはずっとトモエの側にいました。彼女の幸せを何よりも祈っている」それまでずっと感情など無いように振舞っていたKが初めて真情を吐露する。

2013-11-26 22:16:56
スパン@とりまタイッツー @supancall

[メ花妄想]結婚式当日。ムラマサの計らいで、Kは花婿にすり替わる。二人は神の前で永遠の愛を誓い、そのまま駆け落ちする。ムラマサは戸籍を操作して、Kを架空の弟「虎徹」とする。トモエはすでに病に冒されており、長くは生きられないと解っていたから。

2013-11-26 22:19:28
スパン@とりまタイッツー @supancall

[メ花妄想] やがて、小さな墓の前で機能を停止したロボットが発見され、収容される。研究所で再生されたロボットは「ほっといてくれ!」と泣き叫ぶ。「死にたい」と叫ぶKにムラマサは「望み通りに」と銃を突きつける。「お前は今死んだ。お前はこれから、ケイではなく、虎徹。俺の弟だ」

2013-11-26 22:21:25
スパン@とりまタイッツー @supancall

[メ花妄想]令嬢を拐ったロボット「K-ケイ-セクスレス」は危険なロボットとして、一切の修復を禁じられている。故に「お前は今日から、セクサイドの虎徹だ。」 そして、火山の火口に飛び込もうとする自殺したがってるロボット、バニーに出会うと。 以前呟いた話に繋がったよ~。

2013-11-26 22:23:51

以前呟いた話:

ワイルドタイガー探偵事務所長ことアンドロイドの虎徹は、ジャスティスタワーを見学に訪れていた。
と、誰かが柵を飛び越えて飛び降りようとしているのを見かける。自殺か!虎徹はその人影に飛びついた。
ブロンドの巻き毛に白皙の肌、女性かと思った相手はアンドロイドだった。墜落のショックで停止してしまった彼を斎藤ラボにあずけて家に帰ると、いつもの様に近所の女子高生カリーナが来ていた。
「ねーねー、今日はお仕事の依頼、あった?」
公園で痴漢に絡まれているところを助けて以来、彼女な何かとこの事務所に遊びに来るのだった。
「いや、今日はちょっと珍しいことがあって…」
「アンドロイドの自殺?やだ。アンドロイドって死ねるの?」
「…いや。壊れても今はみんなちゃんと再生してくれるよ」
「でしょ?」
「にしても、アンドロイドのくせに自殺なんて変なやつ。ね、どんな奴なの?変だった?」
「え、いや、変ってことはないよ」(変どころか…おっそろしく綺麗な外見してたなぁ。てっきり少女かと思ったくらい…けど違った。少年でもなかったけど)
虎徹は目の前の少女をじっと見つめた。
「え、何?」
「いいや、なんでも」
この少女は元気いっぱいで、愛らしく、生きている。生きているのは素晴らしい。死んでしまってはもう、いくら記録を鮮明にリロードしても虚しいだけだ。 この少女の強さと明るさが過去の思い出に沈みがちな虎徹の心を救っている。あのアンドロイドにもこの少女のような仲間がいれば違っていたのかもしれないな、と思った時だった。「やっぱり…やっぱり、ドクター、あなただった」
突然の衝撃で虎徹は椅子からふっとばされた。何かがしがみついていた。そしてサングラスがむしり取られる。
「ドクター、ドクター!会いたかった、会いたかった!!」
突然真っ白に焼けつく視野、カメラがショートして何も見えない。ただカリーナの
「何?何なの?あんたどっから入ってきたの!?ちょ、タイガーから離れなさいってば!!」という声、
「うるさい!あなたこそなんですか、彼は僕のものだ!!ドクター、ドクター!!」
という聞いたことのない声と、激しく揺すぶられる衝撃で、繊細な虎徹の回路は悲鳴を上げホワイトアウトしていくのであった。