- homulilly_sion
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そうしたオピニオンでいえば、虚淵さんが好きな寺山修司は「若い人たちの立場」というのに、とことん立っていたみたいだけれど。ボクはけして寺山の意見に賛同することもできなくても、なぜあの人が人気があったのかはわかる気はするよ。最後に、それを少しだけ書いてみようか。
2013-12-07 01:48:46まどか☆マギカの、新劇場版の話にもなるんだけれど、ボクはずっと違うと思っていたのは「オタク」というものをめぐる最近の議論の中で、「オタクは社会にもっと出るべきだ」っていう人はたくさん見かける。でも、「外に出ろ」とはいっても、それからどうしろ、という人はいなかった。
2013-12-07 01:51:14どんな問題でもそうだけれど、「こうすべきだ」という人はいくらでもいるのに「こうしよう」、「一緒にやろう」という人はほとんどいないよね。ボクはそうした意味で、寺山修司が自分の書いたものを信じていた若い人たちに、いつでも対等に向かい合っていたのはそうだと思うよ。
2013-12-07 01:53:45そういう意味で、これからもたぶんオピニオンとか、影響力のある人は次ぎ次とあらわれるだろうし、政治問題についてあれこれいう人もまた増えていくと思うんだけれど。その人がどんな論調で、どんなことを考えているのか。こうした部分は、その参考くらいにはなるんじゃないかな。
2013-12-07 01:55:25ああ、最後に一つだけ。ボクが今まで読んだものの中で、今でも一番心をひかれているのはフランスの思想家でジャン・グルニエという人なんだけれど。たぶん、『異邦人』で有名なアルベール・カミュの先生といった方がわかりやすいんじゃないかな。
2013-12-07 02:01:28これはさっきのオピニオンとは違う話で、たくさん本を読んだり、作品を見たりしていると必ず「これは自分にとって特別なものがある」と思う何かに出会うことはキミたちにもあるんじゃないかな。そういうものは、できるだけ大事にした方がいいよ。そこから自分のことがまたわかることもあるし。
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