伊東乾先生@itokensteinの「学問や信教の自由が憲法上必要なのは、おかしなドグマで科学的(医学的・合理的etc)事実が捻じ曲げられる事無く主権者国民が守られるのが重要だからで」

参院は、仮に衆議院が勢いで通過させてしまったかもしれない法案に対し、感情とか主観とか気持ちとかいう以上に確固たる背景根拠をもって、黄色なら黄色、赤なら赤の信号を点灯させてGO・NOを言うご意見番として機能すべき場の筈だったのに・・・今回久しぶりにこうした原点を痛感させられました。 by 伊東乾
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Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

.@izmokw @MAROCKs 例えば治療法や新薬開発などに政治が「主導権」を発揮して「ルイセンコ学説による社会主義的遺伝療法であるべき」みたいな事があるべきではないと考えます。現実には中国や北朝鮮ではある種の事柄(例えば臓器移植など)は発生しうるわけで、体制の弱点と思います

2013-12-08 09:34:35
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

必ずしも逐一丁寧に答えるのが教授職としての親切とは限らない。自分で調べたことのほうが、はるかに長く、その人の意識と記憶に残るのだから。

2013-12-08 13:32:01
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

例えば、裁判になったケースですが、ある宗教教派では輸血を信仰の観点から否定しています。では仮に、その宗教を「国教」とする国家があって、輸血ということを全面的に禁止する医療行政を敷いたら=強いたら、どうなるでしょう?ごく簡単な輸血で救える命を見す見す失わせる行政、ダメだと思います。

2013-12-08 13:34:18
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

「信教の自由」「学問・思想の自由」は、「破壊的なことを国民がするのを放置する」放任ではなく、国家が強いて特定のドグマに捉われることで、国民全体に瑕疵の影響が及ばないよう、常に最善のシフトが組めるような「自由度」を保障するため、憲法が国権に認めさせているフリーダムというのが本質的で

2013-12-08 13:36:19
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

これは、仮に日本国憲法がフランス人権宣言や米国憲法など18世紀の民主主義法典に準拠するとしても、ダーウィンからシュレーディンガー、原爆にいたる19ー20世紀前半の人類史を経た上で第二次世界大戦後に編みなおされた国家の基本法として、とても重要なポイントになると思っています、特に

2013-12-08 13:38:35
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

とりわけ日本国憲法が成立した背景にある対抗すべき「思想・信条・宗教」は戦前の国家神道とマルクス=レーニン主義を考えるべきと思います。ファシズムならびにソ連を仮想的に念頭においての自由・民主主義の基本として、学術や教学を国家の名において強制せず、常に最善のものを柔軟に選択できる自由

2013-12-08 13:41:30
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

.@teasound はい、そのように日本国憲法という「新しく成立した基本法典」を読む、という観点を、亡くなられた團藤教授から教えて頂きました。團藤先生は実際にその観点から新たな刑訴法を書き下ろされ、時間的な変化の多様性を含む自由の担保の重要性を強調されました。でその自然な延長に

2013-12-08 13:43:37
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

.@teasound 時間的な変化の多様性の確保、という観点を徹底すると、重罪犯の改悛と罪科を購う人間の可能性、主体性の担保という観点が必然的に強調され、そこから團藤流の死刑廃止論も導かれてくるわけです。単一の主体への回収ではなく、多種多様な主体たちの動的な変化を確保する法体系。

2013-12-08 13:45:55
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

いま、輸血などのケースで言うと非常に判りやすいことが、公害病とか原爆症とか、あるいはハンセン氏病とかワクチン由来の病気とか、企業や国家が関わる社会的な疾病については、極めて判りにくい形で現実に問題になっているように思います。健康保険の制度もいろいろな役割を果たしているはず。

2013-12-08 13:48:22