【二次創作な】ゲームブック「虚構のクロコニンジャ」エピソード2

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【42-2】 「タイサ＝サン！モーター三天使のステータスは！？」「整備完了！カナリの外装パネルこそ未装着ですが、内部機構は万全！行けます…ガッタイも！」「ならば！起動ッ！」「ヨロコンデー！モーターガッタイ！起動！」タイサが腕を振り上げ、避難していた作業員達が慌ただしく動き出す！

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【42-3】 ドックに鎮座していた三機のモーター天使、中央のカナリが機構むき出しの両腕でサスガとスゴサを引き寄せる。二機は四肢を折り畳みつつカナリを挟んで寄り添い抱き合う！「イヤーッ！」後方に跳んだカネダが一つになったモーター兵器塊へと飲み込まれる！何だ！？何が起こる！？

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【42-4】 ジャンクパーツの山だったそれはコルセットで締め上げられたかのように姿を成した！ 「ドーモ、モーターガッタイ、デス！」モーター大天使降臨！【カラテ：8　HP：11】！君に与えるダメージは驚くなかれ【+2】！「オームーラッ！オームーラッ！オームーラッ！オームーラッ！」

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【42-3】 タイサの音頭で作業員達は一心不乱の応援チャントだ！モーターガッタイは振り向きながら彼らの一団に突っ込む！歯車盾クラッシュ！「「「アバババーッ！？」」」ドリルアタック！「「「アバババーッ！？」」」殺戮！生き残った作業員達が歓声を上げる！「スゴーイ！」「カッコイイー！」

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【42-4】 さあカラテせよ、全てを注ぎ込んで戦え！この機械悪魔を倒せたならば【43】へ、敗北したなら…その可能性は高いが…【14】へ！

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【43】 「ピ…ピガ……ピガガガガガガガピーッ！」ＣＲＡＡＡＡＡＡＡＳＨ！モーターヘルムに守られたカネダ頭部を君は決死のカラテで叩き潰した！サスガ・スゴサ・カナリそれぞれの制御ＵＮＩＸが独自の判断で戦闘を続行しようとするが…並外れた一体感で噛み合ったボディに三つの頭脳は多すぎる。

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【43-2 矛盾する三基のUNIX指令に混乱し狂い暴れるモーターガッタイ！壁に体を打ちつけ、手足を振り回して作業員を押し潰し、機材にミサイルの雨を降らせ、そして…両腕を自らの胸部に突き刺す！セプク！「サヨナラ！」ＫＡＢＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＭ！爆発四散！

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【43-3】 地下工場は既に崩壊を初めている。脱出だ。君の傍らにモーティマーは居るか？居るならば、そのパワードスーツはもはやその用を成していないはずだ。速やかに脱がせ、抱え上げて【44】へ。あるいは君は孤独にこの難行を成し遂げたのかもしれない。その場合も、【44】へ。

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【44】 その日から、君はモーティマーに会っていない。アパートはもぬけの殻だった。君はデッカーに割れたアジトを引き払った。数日後、君はコンビニでモーティマーの姿を見かけた。とは言っても本人ではない。それは雑誌ラックに並ぶ「経済ネオサイタマ」の表紙だった。

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【44-2】 写真に映るその顔…攻撃的で独善的な表情…は君の知るモーティマーではない。ならば、彼は誰だったか？オムラ役員にはクローニングの噂もある。その一体が何かの拍子に逃げ出した？あり得る話ではある。だが君は別の可能性を見出していた。それを言葉にすることは、まだできないが。

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【44-3】 君は確かに彼と居た。そして彼から何がしかを受け取った。ローマの休日めいてそこで足を止めてしまうことはできる。だが君はニンジャだ。陰謀に立ち向かう者だ。何も解決してはいない。物語を続けよう。一週間後、またここで会えることを祈っているよ。

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（NINJASLAYERアンオフシャルノベルゲームブック「虚構のクロコニンジャ」より：「モータードリヴン・ブルース」終わり。　最終エピソード「ボーン・イン・レッド・ブラック」に続く。）