KAC2013 GITADORA GuitarFreaks部門決勝進出者による得点方式の解説
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KAC決勝まであと3日なので、ギタフリの得点方式について簡単に説明します。スコアの仕組みを知ってもらうことによって、決勝をより楽しく見てもらえればと思います。よろしくお願いします。
2013-12-18 01:18:00まず結論を先にまとめます。「基本的には切った回数が少ない人の勝ち」「数個のグレは出してもいいから、とにかくコンボを繋ぐのが大事」「コンボをできるだけ多く繋いだ状態でワイリングを鳴らすことができると、勝ちに大きく近づく」「ワイリングの直前でコンボが切れると負けに大きく近づく」。
2013-12-18 01:20:29とりあえずこの4つさえ頭に入れておけばOKです。基本はコンボゲーで、ミスを少なく抑えた人が大体勝つけど、ワイリング絡みで上手く立ち回れば、多少ミス数が多くても逆転することもある。ギタフリとはそんな感じのゲームです。
2013-12-18 01:22:45で、ギタフリにおける「満点」って何点なの?って話なんですけど。基本的には満点は、100万点です。デラやリフレクではなく、ユビートやポップンに近い得点形式です。
2013-12-18 01:25:17でも実際は140万点だったり180万点だったり250万点だったり、100万点を大きく超えるスコアが出て、しかも曲によって点数が全然違います。こうなる原因は、ギタフリにはいくつかのボーナス要素が存在するからです。
2013-12-18 01:27:58先ほど「いくつかのボーナス要素」と言いましたが、中でも最も重要なのはワイリングです。例えばある曲でエクセをとって200万点を出したとすると、そのうち100万点はノーツの素点で、96万点ぐらいはワイリング絡みのボーナスで、残りの4万点ぐらいがその他のボーナスです。
2013-12-18 01:35:21素点について jubeatとの比較
ユビートのビースティスターター赤のノーツは1000ノーツあって、1ノーツの得点は900点で、全部パフェで捌くと900×1000=90万点もらえて、最後にシャッターボーナスが10万点入って、エクセで100万点になります。とてもわかりやすいです。
2013-12-18 01:40:55一方ギタフリでトータル1000ノーツの曲があったと仮定して、満点で100万点になるなら1ノーツ辺りの点は1000点なのかというと、全然そうじゃないんです。この曲の1コンボ目をパフェで取っても、たったの20点しかもらえません。
2013-12-18 01:42:19その次、2コンボ目をパフェで取ると、今度は40点もらえます。3コンボ目は60点、4コンボ目は80点もらえます。ギタフリの1ノーツの得点はコンボに比例するのです。これが「コンボゲー」と呼ばれる理由です。
2013-12-18 01:44:19で、ギタフリの1ノーツの得点はコンボに比例して増えていくわけですけど、永久に比例するわけではないです。この曲の50コンボ目では20×50で1000点もらえるわけですが、この「50倍」という数字が倍率の上限です。これ以降はずっと、1ノーツにつき1000点ずつ増えていきます。
2013-12-18 01:48:16※
それではここで、音ゲー友達のA君とB君が、ユビートとギタフリでそれぞれ勝負する場合を考えましょう。前提条件として、ユビートでは、グレートの得点はパーフェクトの得点の0.7倍になります。一方ギタフリでは、グレートの得点はパーフェクトの得点の半分です。
2013-12-18 01:50:41まずはユビートのビースティスターター赤での勝負を考えます。A君はパフェ999グレ0ミス1、B君はパフェ996グレ4ミス0だったとします。曲が終わった瞬間のA君の得点は900×999=899100点。B君は900×996+630×4=898920点で、A君の勝ちです。
2013-12-18 01:55:18ユビートでは1個ミスを出したとしても、「ミスを出した分」の得点を失う、つまりビースティスターター赤ならば900点を失う、それだけで済むわけです。グレの数次第では、ミス数が多かったプレイヤーがスコア勝負に勝つこともありえます。ところがギタフリではそうはいきません。
2013-12-18 01:57:03次にA君とB君が、ギタフリのトータル1000ノーツの曲で勝負をします。A君もB君も共に99コンボまで調子よく繋いできましたが、100コンボ目でB君だけコンボを切ってしまったとします。
2013-12-18 02:00:21この瞬間、A君のスコアは20+40+60+...+980+(1000×51)=75500点。B君は100コンボ目をミスしたので、それより1000点低い74500点です。
2013-12-18 02:01:54そして次の101ノーツ目を弾いた瞬間、コンボが101コンボ繋がっているA君のスコアは1000点上がって76500点になりますが、B君はコンボを切ってしまってまた1コンボ目からやり直しなので、20点しかもらえず74520点になります。ここで980点分、さらに点差が開くわけです。
2013-12-18 02:03:02102ノーツ目、103ノーツ目と進むに従って、A君とB君の点差は開いていき、150ノーツ目を弾いた瞬間には25500点差がついた状態で、ようやくB君も50コンボに達し、1000点ずつもらえるようになります。
2013-12-18 02:07:43ギタフリで1個ミスを出すと、50コンボ以上に復帰するまで点差が開き続けてしまうのです。この後A君がたとえ40個グレを出したとしても、それによって失う点数は500×40=20000点。グレ0ミス1のB君は、グレ40ミス0のA君に5500点差で負けてしまいました。
2013-12-18 02:09:42とまぁここまでが、「基本的に切った回数が少ない人の勝ち」「数個のグレを出してでもコンボを繋ぐことが大事」な理由です。とにかく50コンボに到達し、そして50コンボ以上を維持していくことが何よりも大切なゲームです。要するに、スコアが欲しけりゃコンボを切るなってことです。
2013-12-18 02:13:48ちなみにドラマニの場合は、ここまででほとんど説明は終了です。ゆえにドラマニの決勝は、2万点差とか5万点差とか、まぁ開いて10万点差ぐらい、そのくらいの勝負になります。一方ギタフリではここに「ワイリング」の要素がさらに加わることで、点差は30万点とか50万点とか開くことになります。
2013-12-18 02:16:19ワイリングボーナスについて
ワイリング絡みのボーナスには、「ワイリングボーナス」と「ブーストボーナス」の2種類があります。この2つはどっちも同じぐらい重要なのですが、決勝での話に論点を絞るなら、より注目すべきは「ワイリングボーナス」の方です。
2013-12-18 02:21:47