人工知能学会誌の表紙は女性蔑視ではなく、人工知能の「人間らしさ」を表現している、と思います。

人工知能学会誌の表紙(http://t.co/pF685QJdW6)が女性蔑視だという意見がみられますが、私には人工知能に「人間らしさ」を表現しているように思えるので、そのことについてまとめてみました。
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@nasunozangai

人工知能学会の表紙は「女性型ロボットがほうきを持ちながら本を読んでる」絵なわけだが、これは「人間と同じように知能をもち、掃除をするはずがサボって本を読んでる」わけである。(続く)

2013-12-27 16:04:01
@nasunozangai

これを前提におくと、彼女のおかれている状況はいくつか考えられる。 ①誰かに使役されているが、主人の命令に従わずにサボって本を読んでる ②主人がおらず、自活しており、自発的に掃除をするが面倒臭くなったので本を読んでる

2013-12-27 16:12:26
@nasunozangai

③人間と家族同然の扱いを受けて生活しており、掃除を手伝わされるが(あるいは自発的に掃除をするが)、サボって本を読んでいる。 「女性蔑視だ」論者の人たちは①の状況しか考えていない上に「本を読んでサボっている」というこの絵における重要な要素を見落としている。

2013-12-27 16:15:30
@nasunozangai

人工知能は「ロボットを制御するコンピューターに人間のような知能を持たせ、自発的に行動させる」ことを目的としている。そして、彼女は「掃除というジョブに対して「面倒くさい」と感じて「サボる」」という、ただ命令されるがままの知能のないロボットとは全く異なる挙動をしているのである。

2013-12-27 16:19:15
@nasunozangai

彼女は、たとえ使役されているにせよ、仕事もせずにサボっていて、本を読むという知的な娯楽を楽しむだけの「人間らしさ」と「知能」をもっているのである。このような「人間らしさ」こそが、知能と自発性をもった人工知能の目指す目的地なのである。

2013-12-27 16:26:21
@nasunozangai

人工知能学会の表紙が表現したかったことは「仕事をサボって娯楽に興じることのできるだけの「人間らしさ」をもった人工知能を目指しています!」ということだと思う。ロボットといえば「命令されたことだけをこなすだけ」というイメージがあるが、この表紙はそのイメージに対するアンチテーゼである。

2013-12-27 16:29:57