さて三代目マーズに代わりましてからくり剣豪伝ムサシロードの視聴感想とか。さわりで6話程まで視聴したので書きましょう。
2013-12-27 21:50:39さてムサシロード。放送された時期はワタル2、ラムネ、てやんでえ、ヘポイと重なる訳で、ちょうどSDロボアニメブームの真っただ中に来た感じ。
2013-12-27 21:52:20他の作品群はまだちゃんと見ていないのでまだ分からないが、ムサシロードについては武士や剣豪をモチーフとしたSDロボが次々と登場する作品な訳だが……意外と地味な作品だなぁと出だしを見る限りでは感じたり。
2013-12-27 21:54:20作風としては剣豪を目指すムサシがコジローとの出会いから村から出て、人々の出会いを通して一人前の剣豪としていくような内容でありSDものでありながら主人公の成長物語として書いている印象。
2013-12-27 21:58:12人々との交流からの成長物語として書いている所に重点を置いているからか、意外とバトル要素は地味に抑えられた感じもあるかと。これに関してはムサシはおろか殆どの剣豪が必殺技を持っていない事から淡々とした打ちあいに抑えられた所があり……。
2013-12-27 21:59:38あと作画関係であまり動いてくれないので戦闘シーンがどうも地味に甘んじてしまっている所が災いかもしれない。
2013-12-27 22:00:13それとは別に成長物語とは別に、デフォルメされた人とSDロボ(からくり人)が江戸時代を彷彿させる未来都市で共存して生活しているところから、どことなく緩い雰囲気が作品に存在しているのかもしれない。
2013-12-27 22:01:32この未来っぽい江戸時代の街並みを舞台にしたSDものではてやんでえがそうだが、そちらはギャグの作風が異なるのかもしれないし、また登場する人々が全員アニマロイドというところに対しこちらはからくり人だけでなくまんま江戸時代の農民や商人、武士が共存している訳でより緩い感じが出ていると思う
2013-12-27 22:02:42ぴえろロボットアニメでいえばビスマルクや飛影の頃とは違い、ぴえろ作品としてはおそ松くんやバカボンなどのほのぼのギャグアニメ路線をメインとしていた時期に放送されていた事と、実際その手のギャグアニメ系に携わっていた方がムサシロードの作風に影響しているのかもしれない
2013-12-27 22:05:38なんとなくだがぴえろというスタジオは元々は名作・ギャグ路線がメインといった感じがあり、ビスマルクや飛影は結構その中だと異端の作風といった所もあるかと。幽白を経て忍空やふしぎ遊戯の辺りから作風が変わってきた所があるのかもしれない。
2013-12-27 22:07:43それはさておいて、先ほどムサシロードが成長劇をメインとしているとは書いた訳だが……その成長劇に関して展開が早いので少々「えぇぇ!?」と焦りを感じずにはいられない所も少なからずある訳で……
2013-12-27 22:08:47第1話で村を出たのは良しとして、第2話でボクデンに弟子入りして修業するエピソードが何と1話で免許皆伝してしまい、第4話でジパング一の武道・吉岡流師範を倒してしまって全国から指名手配されてしまい、第5話でその吉岡流を事実上壊滅させたりと……
2013-12-27 22:10:08どうやら4部構成ということの事情もあるのかもしれないが、第1話で単なる村のガキ大将だったムサシが僅か4話で全国規模の流派の師範を倒してしまう事は如何なることか。いわば地味なテーマを扱っているがそのテーマの扱いは必ずしも丁寧ではないということなのかもしれない。
2013-12-27 22:11:37だからか結構話の流れに関しては戸惑いを隠せない訳だが、1クール目の山場武道大会編から落ち着いてくるのだろうか。
2013-12-27 22:12:09それ以外の所では、ムサシの中の人が野沢雅子さんでありイメージとしてはうってつけ。また彼の語尾にだスと突く所からいなかっぺ大将を彷彿させてしまう。コジローは伊倉一恵さんだが、演技はどことなく田中真弓さんに似ていると感じたり。
2013-12-27 22:13:48またこれもてやんでえと同じくナレーターがキラリと光る作品であり、大木民夫さんの威厳のある演技と対照的に珍しく三枚目らしい演技もなかなか上手い。CM前の「疾風怒涛の後半を待て!」は名調子といったところだろうか。
2013-12-27 22:15:23あとどうてもよいところだが、ムサシロードの世界では人間とSDロボが共存しているのはともかく、実の兄弟とかの関係もありうるというのはなかなか凄い事である。人間の母からSDロボの子供が生まれることもありうる……ということだろうか。
2013-12-27 22:16:37第1話……ムサシがいたずらが原因で村の和尚に吊るされ、その中で無の心を知って村を飛び出して旅を始めるイントロで、最初の勝負はムサシが実力を披露するのでは……なくコジローに敗れるという結構珍しい話の流れ。ちょっと地味かもしれない。
2013-12-27 22:18:20第2話……引き続きムサシが破れる。弟子を取らない主義のボクデンに弟子入りするネタに関しては1話で修業を全て終えてしまった所はやはり勿体ないような……ボクデンの中の人が富山敬さんだったのでもう少し出番があっても良かったと思える所もあったりする訳で。
2013-12-27 22:19:40一応小ネタとすれば、都に着いたムサシが故郷ではそこらへんに生えていたとのことで店の品を堂々とタダ食いするネタに関して、店主がキレた際に剣豪を目指す自分に失礼ではないかと逆ギレして、そこで乱闘が発生して収拾を付ける為その店主に「今回だけは見逃してやろう」と言い放つ所は自重して(笑)
2013-12-27 22:21:51第3話……ムサシが遂に購入した真剣が安物だった為全く使い物にならず、今回の相手のはずだったベンケイには結局相手にされず、ベンケイの相手役は史実と同じくウシワカに美味しい所を奪われてしまうって感じの話だが……イマイチ。
2013-12-27 22:23:17これに関しては、ゲストキャラの馬を盗まれる事を許してしまった失態を償う為に馬代を稼ごうとするムサシのネタがいつの間にか働く過程をすっ飛ばしてそのついでに真剣を買おうとするネタに傾いてしまった訳で……
2013-12-27 22:24:43ついでに今回ムサシが「使い物にならない刀を買わされたから相手にされなかった」と悔しがり、ゲストキャラも「世の中良い人だけじゃない」とフォローするが、そもそもムサシに金が全然なかったことから「もっと安いのはないの!?」と何回も聞いて店主が「これ以上安い物はない」と言っている訳で……
2013-12-27 22:26:25だから店主としては相手が金を全然持っていない事に加え、一番安いのを出したら「もう少し負けて!」とムサシに押されてその価格で売ったのであり、店主としては二度と来るなとの態度を取るのも全然無理はない。明らかに悪いのは刀の価格を知らず、それで引き下がらずに強引に交渉したムサシなのでは。
2013-12-27 22:28:01