- d_doridori
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メイドロボットは自分の衣服や髪を管理できないか、できても主人の金を自由に使えないので、貧困家庭に買われた場合、数年でズタボロのおどろおどろしい姿になる。
2013-12-27 16:22:26恐ろしいのは、人間は何かきっかけがないと、緩慢な変化には気づかないということ。無頓着な家庭では、髪も服もべとべとになったその機械を、たぶん平気で使い続ける。ときには人前に出す。
2013-12-27 16:22:44さらに恐ろしいのは、メイドロボット自体に自分の外見を気にする能力がない場合で(それはかなりあとまでないだろうが)、禿げて皮膚に穴が相手も、自分が普通であるかのようににこやかに笑う。
2013-12-27 16:26:30で、とどめが、「近所の人も突っ込まない」。漫画だと鉢合わせした人が驚いてオチがつくが、現実には突っ込んでくれる人などおらず、なんの説明もないまま、町のコンビニに汚いメイドロボットがお握りを買いに来る光景が定着する。
2013-12-27 16:30:49メーカーのメイドロボット設計者は、耐用年数を何年にするんだろうな。洗濯機だと七年ぐらい。 税務におけるメイドロボットの減価償却期間って何年になるんだろうな……。
2013-12-27 16:37:06メイドロボットにせよなんにせよ、普及すれば、とんでもない場所でとんでもないユーザーが、とんでもない使い方をするのは間違いない。
2013-12-27 16:51:31赤道の南、ドゴン共和国。人口増により森林伐採の進んだこの国では、煮炊きの燃料が乏しく、木の電柱まで持ち去られてしまいました。今は地平線まで続く電線を、タイから無償供与された中古のメイドロボットたちが、じっと支えています。
2013-12-27 17:45:48現地食料・農業・エネルギー省官僚「メイドロボットは大変役に立つ機械です。どれかひとつが壊れると、残りがひとりでに間を詰めるんです。電線の点検の人員を節約できます。(肩をすくめて)助かっていますよ」 現地住民「よく燃えない」
2013-12-27 18:14:42駆動方式にもよるが、ロボットの長所のひとつは電源を切れること、切ってもポーズを維持できることなので、帽子掛け的な使い方は、必ずしも的外れではないと思う。
2013-12-27 18:25:36ロボットが主人を抱き締めたり、落下寸前で吊り下げたまま、電源ダウンで固まっちまい、主人が往生する。そんな話をいくつか読んだが、なんだったかな。
2013-12-27 18:35:22ロボコンの一部門として、家事ロボコンを開けばいいのだ。回転禁止ルールでの生クリーム泡立て競争だとか、シャツとズボンとスカート畳み競争だとか、針に糸を通すところからの繕い物レースとか。
2013-12-27 19:23:12そんで科目の中では家具や階段などの間を通過する、屋内移動競技も入れればよい。やっぱり、ぐよんぐよん移動するロボットが楽しいから。
2013-12-27 19:26:56それとまったく別の、舞台を歩いてひらりと戻ってくるファッションショー型ロボコンをやって、男性型も女性型もそれ以外の異形も歩かせて、外見はそっちで採点する。
2013-12-27 19:30:43外見ロボコンと家事ロボコンの二冠を取れるものが現れたら、そいつこそ真のメイドロボットとなる── と書いてて思ったが、それは明らかに、ただのメイドと呼ぶのがはばかられるような、たいした何かだな。
2013-12-27 19:34:05そうではないのか。いわゆるメイドに求められる技能というものが、もともとロボットにとって大変高いものなのか。というか人間にとってすら高度だよな。 メイドロボットは人間より高いところに到達点がある。すなわち神──。
2013-12-27 19:45:03つーか男性型セクサロイド・女性型セクサロイドなどと縛られず、顔と体型と髪型と性器と肌色とそのほかもろもろ、全部独立して選べりゃいいんですよ。
2013-12-27 23:55:42